国連に対する平和文化の提言

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ホゼ・アグエイアス

(2000年「時間をはずした日の祭り」呼びかけ文のあとに以下の文章が続きます。)

平和の文化は、一般的に運用されている、現在の価値観とはまったく異った価値観の設定を前提としています。価値観というものは全て時間のことであり、使われる暦により束縛されているのです。本物の平和文化に基づいた新しい価値体系があることを知らしめ、また、本物の平和文化を確実に広げるためにも、暦を替えましょう。今ほど改暦にふさわしい時、それが必要とされている時は過去にありません。だからこそ、平和文化を促進し、創造する2000年・緊急改暦対策をここに掲げるのです。改暦を行って、新しい時間に向かって旅立ちましょう、調和、文化、平和の時間に向かって進みましょう。

Y2K問題は過ぎ去ったけれども、それ自体、ほとんど社会的に波紋をなげかけることはありませんでした。2000/1/2は、新千年紀であるというだけでなく、今までと同じ戦争基調・・・とうの昔に「さよなら」を言ったと我々は考えていますが・・・ を持つ千年紀の始まりでもあるのです。
平和とは戦争をすることではありません。平和は文化なのです。真の平和文化というものは、武力を避け、あらゆる形態の軍国主義を捨て去ることなのです・・・世界的に、無条件に、そして今すぐ、そうすることが必要なのです。

では、どのようにそれを行うのか?そのためには、暦を替え、新しい時間・・・調和のとれた時間、平和の文化・・・を設定すればよいのです。暦を替えようとせず、物事の成すがままにしていれば、私たちは地球市民としての権利を失うことになるでしょう。

2000/7/25、初めての、「時間をはずした日、惑星平和の日」が祭りという媒体を通して祝われます。このことは、「平和の文化を広げ、創造するための2000年緊急改暦」の最初の段階となることでしょう。惑星平和文化の祭りが持つ理念は、日本やブラジルそしてその他の地域で、過去数年間にわたって、他に先駆けてすでに広がっています。柳瀬宏秀氏は、「時間をはずした日の祭り」を通じて、この自然に回帰するという理念を高揚させ、真の価値観に基づく認識というものを提示してきました。柳瀬氏の理念は、平和文化の発案者であるニコライ・レーリヒの言葉と一致しています。「平和があるところに文化があり、文化のあるところに平和がある」

平和の文化は、暦を替えることによってのみ実現する事ができるのです。そして、これこそが「時間をはずした日」が持つ意味なのです。新しい13の月と28の日から成る平和の暦では、「時間をはずした日」は、365日目にあたります。この日はどの週の曜日にも対応していない日なのです。

緊急改暦は、2000年の「時間をはずした日」に、始めの一歩を踏み出します。この改暦は、4年間の計画として始められ、世界中で実行されるのです。この期間の後には、平和と宇宙の気づき(宇宙的な認識)が共有され、一般的になるような時代を確立する、5年周期が続くでしょう。すなわち、あらゆる形態の国家的な偏見を超越する、「平和の惑星文化」の時代です。

道徳的に同等の価値をもつ改暦の包括プログラムは、世界大戦とは逆の意味で、10年より短い、ひとつの9年周期を包括し、その期間内で、新時代がその時代に入ったからといって、平和の文化をもたらすものではない、ということを見届けるものです。

人類には、改暦による解決の機会を放棄する余裕などないのです。文明の現況が完全に破産宣告を受けており、同時に私たちがY2Kによって新時代に入ったかのように思わされているということに気づけば、そこで初めて一種の惑星規模の「会社更生法・第11章」すなわち社会の再組織化プログラムとしての「9年間の改暦対策」を思い描くことができるようになります。

9年間の、惑星9?1?1、倫理面での非常事態。

第11章 人間社会の再組織化計画?平和の文化を創造し、広めるため、2000年になされる暦の刷新を実現するために?

改暦の基礎となる前提は、すでに明確になっています。そして、 1999年にコスタリカで行われた「平和と時間に関する世界サミット」および「改暦の宣言」とそれを支持する「7つの支持決議」を通じて、その内容は醸成されています。「改暦の宣言」は、初期の「13の月に替える平和の運動」に続いてなされたものです。初期の「13の月の暦に替える平和の運動」とは、1995年の「改暦による平和計画」、1996年にブラジルで行われた「初めての生物圏の権利の惑星集会」、1997年に日本の東京で行われた「時間の法則に関する世界会議と審判の日の法廷」、そして1998年にイタリアで行われた「平和の神学のためのウル協議会としての、バチカンに対する決議」を包括したもののことです。

9年間の計画 :平和の文化のための新しい時間

なぜこの計画があるでしょう?2000年、国連の年、そして2000年-2010年の10年間は、平和文化のための年であり、10年間です。
平和のあるところに文化があり、文化のあるところに平和があるのです。ただ非暴力的な非武装化を実現するということ以上に、平和を再確立する必要があるのです。

では、どのようにしてそれをやるのか?人間の社会秩序をまるごと再組織化する手段として、新しい尺度基準を含む、新しい暦を採用しましょう。ひとつの緊急措置としての新しい暦を通じて、9年間の第11章(会社更生法)・人間社会の再組織化プログラムを実施しましょう。(破産に直面したとき、基調や団体はある一定の時間の枠内であれば「大11章」として知られる会社更生法の適用を受ける事ができます。)

第1期

準備段階・・・2000/7/25に祭りを通じて、
「時間をはずした日」が最初の惑星平和の日なのだ
ということを認識して下さい。

13の月と28の日を持つ新しい平和の暦では、「時間をはずした日」が曜日をもたないため、常に52週間となる、28日・13ヶ月の調和が永続的に保たれます。(「時間をはずした日」以外の364日の、曜日と日付の対応関係は毎年同じになります)。

過去数年間にわたって、日本やブラジル、ヨーロッパそしてその他の地域で、「時間をはずした日」は祭りとして祝われてきました。 2000年の 「時間をはずした日」は、改暦を発表し、新しい方法論としてこの暦を紹介する良い機会なのです。

「時間をはずした日」の翌日、2000年7月26日は、新しい暦の年の第一日目であり、「第11章:改暦を通じて社会を組織する9年間の惑星計画」を実行に移す日です。

第1段階 2000/7/26?2004/7/25

「時間は統制を一点に集中させる、心は形を実現する」

この惑星地球上のあらゆる国々、地域、文化集団で新しい暦が普遍的に実施、提供されることについて、ユネスコの多大な協力を得られることになるでしょう。新しい暦と「時間の法則」に一致した、文化、教育、社会、環境の再生プログラムを開発する事になります。

芸術を通じての非武装化

時間の法則にのっとった方法で、盛大な地球クリーンアップキャンペーンをやりましょう。第1段階の目的は、2004/7/25までに、13の月の暦が採用され、世界中どこでも普遍的に使われるようになることです。

第2段階 2004/7/26 ? 2005/7/25

「心の形が実現される」

機械仕掛けの時間の終焉を祝いましょう。
自然の道へと向かう「大いなる回帰」がはじまったことを、世界中で正式に祝う祭りや催しを!
時間の法則に基づいた、新しい学習プログラムの制定。

第3段階 2005/7/26 ? 2009/7/25

「空間が母体を広げる」

「宇宙の気づき」という新しく共有される時代の4年間

Copyright (c) 2000 by Jose & Lloydine Arguelles
Japanese translation (c) 2000 Yoko Hisayasu