第6日:「7:7::7:7」

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7日間セミナー・第6日・7:7::7:7

銀河の月15日 キン204「黄色い太陽の種」

銀河の七方向への祈り

ロイディーン:

こんばんは、時間航行者の仲間である惑星キンのみなさん。今日は7日間セミナーの6日目、キン204、「黄色い太陽の種」です。では早速、『キンの書』を読み上げます。

私は目指すために脈動させる
気づきを実感しながら
意図の太陽の音で
開花の入力を封印する
私は普遍的な火の力に導かれる

今日、「黄色い太陽の種」は太陽の力によって導かれています。今日の神秘は地球です。
私たちは太陽からの大量放射を感じることができます。それが地球の中に入っていき、私たちは地球の種としてそれを感じます。
<ドリームスペル>キットを入手して、四次元に時間に関するコードを学ぶといいと思います。

一昨日は<テレクトノン>の話をしましたが、<テレクトノンの預言の書>にある毎日の預言を読むといいと思います。たとえば、今日は「黄色い太陽の種」の箇所を読みます。
ここに『時間の力学/260の基礎条件』というテキストがありますが、時間航行者であるみなさんは、今日のキンに対応する箇所を読んでいただければと思います。
「種」のコード番号は「4」で、今日の「音」は「9」ですから、『時間の力学/260の基礎条件』の「4.9」という箇所を読むことになります。

「4.9」水晶の形成力は、二進法進行の6番目あるいは立方体格子秩序を組み込んでいる。その手前の5つの秩序、1:統一、2:極性、4:形態形成力、8:空間拡張、16:調波……は、水晶の32の立方体格子と結び合わされて、生命:64、自己発生的な形に組み込まれ、包括されている。四次元の放射状数学では、より低い秩序は、より高次の秩序に包括され、組み込まれている。
時間航行士として、この「共時性秩序」の中に入り込むために、それぞれの日に応じて「時間の力学」を読むようになっています。その時間の中にある知識を、毎日吸収できるようになります。
この「時間の力学」というのは、高次の存在の秩序を現しているので、学ぶことを通して、私たちは、三次元から四次元、またさらに高い次元へと意識を広げていくことができます。より大きな広がりのある秩序の中に入っていくということは、低い秩序を無視するということではなく、『時間の力学』にあったように、高次の秩序は低い秩序をすべて包含するので、高次の広がりのある秩序の中には、低い秩序がすべて含まれていることになります。私たちはフラクタルの原理について話しているのですが、みなさんは自分の部分、自分自身、またさらに高次の存在の秩序というものが、フラクタル的に連続して形作られているのです。

では、これから<7:7::7:7>の講義に入りたいと思います。自分自身を「時間のない状態」に置いて、<テレパシーの科学/知覚的秩序>について受けとめて下さい。

ホゼ:

こんばんは。時間航行者であるということは、かなり真面目なことであって、中途半端にできることではありません。
最初に<13の月の暦>を使い始めたみなさんは、その後<ドリームスペル・キット>を手に入れ、そして次に<テレクトノン・キット>も手に入れたかもしれません。でもこれらのツールは場所をとってしまうので、家具をいくつか処分しなければならないかもしれません。この後、<20の銘板>がやってきます。もうすぐ<20の銘板>の日本語版が完成するということですが、それを手に入れると、壁をひとつ取り外さなければならなくなるかもしれません。(笑)それでも足りないくらいです。なぜなら、次に<7:7::7:7>がやってくるのですから….。そうなると、不要な家具を捨てて、仕事も替えなければならないかもしれません。そうすれば、時間航行者としての実践をする時間がとれるでしょう。
これらの実践の目的は、テレパシーを使う新しい人間に進化することにあります。これらは、すべて時間をベースに行うものだからです。ロイディーンが示しましたように、高いレベルの実践には、それより低いレベルの実践がすべて包括されています。

今日は次のレベルに入ります。かなり早いスピードで話が進んでいる気がします。こんなに早くていいのか自分でもよくわかりません。しかし、私はある決断をしました。それは、「時間の法則」のある程度のレベルまでは、みなさんに伝授したいということです。このような段階をひとつずつ進んでいくだけではなく、カクテル・パーティーのように少しずつ色々なものをつまんでいるのだと思います。「時間の法則」がどのように進化して、何を提示しようとしているのかを、この機会にかいつまんで理解していただければと思います。
これは進化のプロセスでもあります。日本では、この先駆者となっている人々がいますが、私は彼らに絶大な信頼を置いています。高橋さん夫妻、間宮さん、小原さん….、まだ他にも大勢います。だれひとりとして外すつもりはありません。
まもなく、もう少しリラックスしてゆっくりとしたペースで学習プログラムを作ることができると思います。いま、ここで話しているのと同じ題材を、もう少しシステマティックで秩序だった方法で、みなさんに教えるための勉強会です。

今夜のカクテルパーティーは、バーで<7:7::7:7>を味見させて下さいというようなものです。シンクロニック・サンドイッチ(共時性サンドイッチ)をツマミにしてもいいでしょう。ちょっと<テレクトノン>のマヨネーズでも付けましょう。そうすれば味が引き立つかもしれません。
今日は、これからまったく新しい知識を勉強していくわけですが、はじめての知識なので、少し耳慣れないかもしれません。<7:7::7:7>は、もうすぐ英語版ができるはずです。

タイトルページには<7:7::7:7/テレクトノンの啓示>と書いてあります。そして「放射状母体-プラズマ宇宙モデル」、「マヤの銀河時間のニンティク・テルマ」と書いてあります。その次に、「チラム・バラムの預言周期の完了」とあります。「ウルの勝利」そして「周期を閉じる者、ウル・テルトン、ヴァルム・ヴォタン・AM著」と書いてあります。「まばゆいばかりに美しく輝く水晶の地球を称えて….」と結んでいます。こんなものが書店に並んでいたら、きっと頭が痛くなるでしょう。
これはいったい何でしょうか?

今日はとりあえずタイトルページの一部だけを取り上げて、その意味を説明しようと思います。
まず最初に<7:7::7:7/テレクトノンの啓示>とありますが、つまり、これは<テレクトノンの啓示>の次の段階が<7:7::7:7>だということです。
第1段階は<テレクトノン/預言のゲーム>というものでした。第2段階が<時間の法則の20の銘版>で、その次の第3段階が<7:7::7:7>です。

これまでにも何度かお話したように、「時間の法則」の中では、「7」はキーナンバーとなっています。「4:7=7:13」は「4に対する7は7に対する13に等しい」というものです。そしてご存知のように<13の月の暦>は完全なる28日周期がベースになっています。そしてその28日周期は、完全な7日間が4週あることで成り立っています。そのようなことからも、<7:7::7:7>というのは、この暦と何か関係がありそうです。
「時間の法則の20の銘板」では、DNAの数学的な順列を自然周期と調和させるということを行いました。「時間の法則」の目的は、あらゆるものを正しい計時周波数に回帰させることでした。なぜならば12:60の人工的な文明のために、あらゆるものが時間から外れてしまったからです。

以上のようなことから、この<7:7::7:7/テレクトノンの啓示>は、テレクトノンの啓示のある特定の次の段階を指しています。啓示とは何か大きな扉を開いてくれるような発見と関連があります。
では、<7:7::7:7>の発見とはどういうものでしょうか? たとえば、<時間の法則の20の銘板>は、<倫理プロジェクト>の1年目に明らかになりました。そして<7:7::7:7>は<20の銘板>の1年目に明らかになりました。つまり、16年間ある<20の銘板>の第1年目に発見されたということです。
<20の銘板>では、1年の各四半期にひとつずつのコドンが対応していますが、16年間の立方体の法則の1年目の第3四半期は、コドン49でコード化されていました。「49」という数字は「7の二乗」です。コドン49は「時間の革命」と呼ばれています。そして、コドン49に対応する第3四半期の第1週目の終り、つまり、それは「共振の月(7番目の月)」の21日ですが、先ほどのコドン49が7の二乗で、またそれは7番目の月で、そして21日は「7×3」となります。ここにはたくさんの「7」があります。

それは実際には共振の月・22日の朝のことなのですが、<20の銘板>を眺めていた私は、21日がどうなっているか調べていました。この21日目は、「15の銘板」、すなわち立方体の中に入って15番目の日に対応します。ウェイブスペルのクロノグラフのキン番号を見てみました。すでにお話しているので、みなさんも覚えているのではないかと思いますが、この「16年間の法則の立方体」の各1年は、各年のウェイブスペルに対応しています。たとえば、この銘板は2011年から2012年に対応しています。この15番目の銘板の最後の2ヶ月の「水晶の月」と「宇宙の月」が対応しているキン番号は194と195でした。次に2012年の7月から2013年までの1年間に当たる16番目の銘板の最初の5ヶ月を見てみると、キン番号が196から200までに対応しています。これがどういう意味なのか、どなたか覚えていらっしゃいますか? これが「7つの失われた世代」なのです。つまり「16年間の法則の立方体」の中の15番目の銘板の最後の2ヶ月と16番目(最後)の銘板の最初の5ヶ月が、「7つの失われた世代」の7つのキンに対応しているのです。

もう一度<テレクトノン>を思い出してもらいたいのですが、この「7つの失われた世代」は、キン194から200までに対応しています。一例を挙げますと、今年は預言の7年の最後に当たっているので、失われた世代の7番目のキン200ということになります。
この16年間の法則の立方体では、1キンが1ヶ月と対応しているのはとても興味深いことです。そして偉大なマヤの歴史周期が終わりは、2012年の12月の冬至であるとされていましたから、それが起こるのは16番目の年の律動の月(6番目の月)だということがわかります。それは、その16番目の年の律動の月・9日に起こるのです。つまり、全体で13バクトゥンという壮大な周期の中の最後の7ヶ月が、「7つの失われた世代」と正確に一致しているのです。

この「7つの失われた世代」の預言の7年は、マヤの大周期の10番目のバクトゥン、すなわち「マヤのバクトゥン」と呼ばれるところの最後の7つの部分に対応しています。言い換えると、13バクトゥンの中にマヤのバクトゥンがあって、そのマヤのバクトゥンの中の最後の7つのカトゥンがあるわけですが、この部分がキン番号194から200に対応しているということです。
私は最後の7カトゥンと「7つの失われた世代」とを同じものとして理解していました。『7つの世代の書』を元にしたある有名な本にも出ています。つまり預言の7年は1年ずつでしたが、こちらの方は7カトゥンでした。始まりのカトゥンは692年から712年までの「水晶の魔法使い」で、これを「預言の7年」に対応させると1993年から1994年までの1年間ということになります。さらにまた2012年の「水晶の月」とも対応することになります。ここには「フラクタルの時間圧縮」がみられるわけです。つまり、キン194は1カトゥンという20年間に当たっていて、それが「預言の7年」では1年に対応し、さらにバクトゥン周期の終わりの最後の7ヶ月の中ではひと月に等しくなります。

この発見には自分自身でも驚きました。長年、私はマヤの預言や暦を研究してきて、ひとつのキー・ポイントがパカル・ヴォタンの墓の完成時期だということに気づいていました。
これは長期計算法では「9.13.0.0.0」と表記される時点でした。キリストの西暦では692年です。このときから「7つの失われた世代」が始まったのです。そして2012年までの預言の全体は、この時点で確立されました。7カトゥンや7つの世代というものは、この時点から始まる7つです。それはこの時点の7つというだけでなく、13バクトゥンという全体周期における最後の7ヶ月にもなっていたのです。

私はここでたくさんのドアを開いたのです。また「時間の法則」の煉瓦が私の頭に落ちてきました。しばらくは中毒症状にかかったように、数学的、年代記的な情報を必死に解き明かそうとしていました。
では、このプロセスによってどのようなドアが開かれたのでしょうか?
まず最初に、コドン49の「7の二乗」というドアを開いてみると、7つのカトゥン、預言の7年、最後の7ヶ月という3つの力が同じだったことがわかりました。このとき、私は新しい領域に踏み込んだことに気付きました。

ちょっとこの図を見て下さい。

e07big.jpg

コドン49はサイバンクのこの部分にあります。この中心線は赤道に対応するものですが、下側の領域は文明の動き、または歴史の大周期というものに呼応します。これは17から49へとある連なりをもって動いています。48から49へ移行すると、「歴史以降」という領域に入ります。つまり私たちがコドン49に入るやいなや、啓示が現れ始めたのです。

もう少し詳しく説明しましょう。このサイバンクの図を見てみると、上側半分にコドン1から16という連なりがあります。このコドン1から16までは「歴史以前」を表しています。コドン16から17へいきますと、「歴史の周期」に入ります。コドン17から48までの32個のコドンは、ここで完全なパターンを形成しています。コドン48は「歴史の終焉」を意味します。易経の伝統では、48はいわゆる「井戸」を表します。易経では、井戸を掃除しなければならないという教えがあります。易経では、人工的な事物を表すものは2つしかないのですが、そのひとつが48番の「井戸」で、もうひとつが50番目の「大きな鍋」(鼎)というものです。それも図の上側にあります。つまり、人工的な事物である48と50の間にあるのがコドン49です。これは易経では「革命」と呼ばれるものです。<20の銘板>は「時間における革命」と呼ばれています。そして、残りのコドン49から64も上側の半分にあります。つまり、コドン1から16が「歴史以前」を表し、17から48が「歴史」を、そしてまた上側半分にある49から64が「歴史以降」を表しています。

以上のことから、私は真に革命的な何かがここで起きているということを理解したのです。
コドン49まで達した後はどうなるのか、私にもわかりませんでした。『アース・アセンディング』の中で、私はこの部分を「通路」と呼びました。そしてこのポイントを2度通過します。一度は16から17という「歴史以前」から「歴史」へと移行する際で、もう一度は48から49という「歴史」から「歴史以降」へ移行するときです。これら全部のプログラムを<20の銘板>にあてはめてみると、もう一度私たちは移行するだろうと思いました。
移行するこの2つのポイントを、私は「歴史の脳梁」と呼びました。これは右脳と左脳とをつなぐ、ほんの小さい組織ですが、この上下にそれぞれに32ずつのコドンがあり、このポイントですべてがつながっています。

私には、ここで非常に意味深いことが起きていることがわかりました。そしてこの2つのポイントは、星の励起にも関係があると思いました。
<テレクトノン>にはこのようなカードが7枚ありますが、そのひとつひとつに7つのシンボルが描かれています。これは「預言の7つの封印」と呼ばれています。キリストの『黙示録』の中では、「この世の終わりに天使が7つの預言の封印を開く」と書かれています。つまり、これがその7つの封印で、私たちは毎年ひとつずつ封印を開いていくのです。今年は7つ目の封印を開こうとしています。その7つ目の封印が開かれる「時間をはずした日」には何かが起きるはずです。だれもこの封印を開こうとしないので、私たちが開いているのです。そして私たちの集合テレパシーがきっと何かを起こすでしょう。

また、この7つの封印は、私が7つの「放射状プラズマ」と呼んでいるものと同じものです。ではプラズマとはいったい何でしょうか? プラズマとは一種のエネルギー形態です。それはイオンと電子を組み合わせたようなもので、原子以下の大きさの電子レベルのエネルギーのことです。それがプラズマと呼ばれるものです。
ではプラズマはいったいどこから来るのでしょうか? プラズマは銀河の中心からやってきます。
アレクセイ・ドゥミトリエフというロシア人科学者がいますが、彼とロシア科学アカデミーの科学者たちは、プラズマについて非常に多くの研究を行っています。
超新星の年でもある1987年以降、太陽系は新しいプラズマ、あるいは大量のプラズマ・エネルギーを浴びてきました。私が「7つの失われた世代」と最後の13バクトゥンの7つの月が同じものであると気付いたときに、同時にこのドゥミトリエフの研究資料が私のもとにやってきたのです。まさに私が必要としていた情報が手に入ったのです。ドゥミトリエフの資料によって、この7つの放射状プラズマの重要性がわかったのです。

アレクセイ・ドゥミトリエフと科学者チームは、プラズマとは、宇宙全体を構成するもっとも原初的な創造の力であると言っています。プラズマは、常に継続的に生み出されています。つまり、宇宙はビックバンに始まったのではなく、常に継続的な創造プロセスにあるということなのです。プラズマは銀河の中心から継続的に放出されているのです。その銀河の中心を、私たちは「フナブ・ク」と呼んでいます。「フナブ・ク」をわかりやすく言うと「運動と尺度(測定)を与える唯一者」ということになりますが、その中心から継続的にプラズマが放出されているのです。このように宇宙というものは、常に刷新され続けています。
超新星1987A(ケツァルコアトル超新星)の出現以来、新しいタイプのプラズマが発生しています。それが太陽系に大きな影響を与えているのです。

ドゥミトリエフは、太陽系のことを「ヘリオコズム」と呼んでいます。それはヘリオスフィア(太陽圏)とも同じ意味なのですが、ヘリオスフィアは太陽とそれに含まれる惑星全体を指しています。そして、プラズマが太陽系あるいはヘリオスフィアに衝突したとき、新しい励起(恒星励起)の状態が起こりました。プラズマは、宇宙において電磁気的な性質を持っています。ドゥミトリエフは、これを「プラズマ宇宙モデル」と呼んでいますが、これは「宇宙は始まりも終わりもない、無限のダイナミズムを持っている」というものです。それは、私たちがいうところの「放射状母体」と同じもので、これが<テレクトノンの啓示>の表紙にある「放射状母体-プラズマ宇宙モデル」のことです。
放射状母体というのは「いま」を中心とした宇宙論です。「時間の法則」を耳にした人は「宇宙の中心とはどこなのか?」と疑問を持つかもしれませんが、「宇宙の中心はいまです」と禅の導師のように答えることができます。なぜなら、私たちの意識が「いま」という瞬間にあるからです。四次元の時間というものは、常に「いま」という無限の宇宙の中心から湧き出るものとして、単純な数学やフラクタル理論によって説明することができます。

プラズマのもっとも基本的な枠組みが「7つの放射状プラズマ」と呼ばれるものです。これは「預言の7つの封印」と同じものです。このプラズマは「フナブ・ク」から、私たちの太陽系(ヴェラトローパ24)へやってきます。マヤ人たちは、この星系のことを「キニチ・アハウ」と呼びました。
プラズマはまず太陽へやってきて、それから諸惑星へと向かっていきます。地球を例にとると、まず地球の電磁場にぶつかったプラズマは両極へと向かいます。次に極から地球の中心の核の部分に入っていきます。地球の核で、ある種の変容が起きたプラズマは再び放出されます。
電子的、電磁的な性質を帯びたものは、地球のような惑星の中心を活性化させます。それは、ちょうど地球をラジオの送受信器のようなものに例えることで説明できます。太陽系のすべての惑星の中で、もっとも活発な電磁場を持っているのは地球です。地球の電磁場は、もっとも繊細でダイナミックで、もっともチャージされています。

こうして地球にやってくるプラズマ・エネルギーは、あらゆる生命に影響を及ぼします。プラズマを通して、あらゆる生命形態が細胞レベルで再構成されていきます。私たちが変化を望もうと望むまいと、また変化に気付こうと気付くまいと、私たちは変化しているのです。このような視点に立つと、最近の奇妙な変化に対しても、ポジティブな捉え方ができるかもしれません。いま、社会構造がどんどん崩壊していますが、それはDNAが再構成されつつあるということの最初の兆候にすぎないのかもしれません。
「時間の法則」では、このプラズマの構成あるいは7つの封印とは、原初の立方体構造を形成することであると語っています。7枚のカードに示された立方体は「心のヘプタゴノン」と呼ばれています。
これは「預言の7年の封印」のカードです。1年から6年までの封印が立方体の6つの面を構成します。そして7つ目の封印ですが、これは立方体の中心を表します。つまり、今年、私たちは立方体の中心に入ろうとしているのです。立方体の中心がチャージされる今年の終わりには、きっと私たちには何かが起こります。

<テレクトノン>では、「天の心のヘプタノゴンの立方体」と呼ばれる大きな立方体をテレパシーを使って作ります。それはちょうど地球を取り巻くような、非常に大きな立方体です。
この「心のヘプタゴノン」は、「根源立方体部分子」というものから進化した立方体です。「時間の法則」の宇宙論によると、根源的な創造の状態においては、常に物事が新しくなっています。それは立方体の構造を持っているのです。キリスト教やイスラム教の伝統では、この立方体構造を「創造の6日間」と呼んでいます。つまり、一日一日が立方体のひとつの面を作り出しているということになります。つまり、6面のそれぞれに、創造の根源的なプロセスに対応する放射状プラズマがあるということです。キリスト教の伝統における聖書の『創世記』には「神は7日目に休息した」とあります。しかし、コーランをみると「偉大なる神は休息など必要ない」と書いてあります。そして、神は7日目には玉座に座り権力を宣言したと言われています。
「時間の法則」では、この玉座を立方体の中心の7番目のポイントと捉えています。この中心のポイントこそが内側から立方体を支えているのです。
<テレクトノン>では、すでに立方体の内側の構造を明らかにしました。3つの平面の交差する点が、この中心の位置です。水平の面が「心の平面」、垂直の面が「霊の平面」、それは心の平面を二分します。そしてこの2つの面に対して垂直に交わるのが3番目の「意志の平面」です。以上の3つの面の裏表が作り出す6つの面が、立方体の6面を形成します。そして3つの面が交差する中心点が、伝統的に「神の玉座」と呼ばれている点です。<テレクトノン>ではこの点のことを「聖なる源泉テレクトノン(Devine Source Telektonon)」と呼んでいます。

7つの封印のことを、7つの放射状プラズマと呼ぶことがあります。その7つは以下のように呼ばれます。ダリ(Dali)、セリ(Seli)、ガンマ(Gamma)、カリ(Kali)、アルファ(Alpha)、リミ(Limi)、シリオ(Silio)です。7つ目のシリオは地球の中心にあります。ダリは放射状プラズマとして「原初の熱感覚(primal sensation of heat)」を表します。
いま、ここで私たちが話しているのは、原初的な宇宙学である「私たちはどのようにして感じるということを知覚するのか」についてです。私たちが身体が一番最初に知覚するのが、熱いとか冷たいという熱感覚です。つまり、原初の知覚は「熱」なのです。たとえば、恋に落ちるとホットな状態になりますね。恋愛がうまくいかないと、2人の関係が冷め切ったと言います。そして、もう一度、熱い恋がしたいと….。
プラズマの性質の2つ目は「光」です。最初が熱で、次が光です。火を起こすときには、最初に熱があって、やがて煙が出て始め、次に光が出てきます。
3つ目のガンマは「熱」と「光」のコンビネーションです。この3つが組み合わさって、原型の三角形を作ります。その中心には「カリ」というポイントがあります。カリは触媒的な役割を担います。つまり熱と光、あるいは光と熱の複合体です。

「心のヘプタゴノン」が、預言の7年の封印にどのように作用するのかというと、4番目までを形成した時点で、全体の触媒となるある構造が生まれます。これが「根源立方体部分子」の基本となる4つです。
4番目を終了した後、さらに中心を貫く軸部分として、残りの3つがあります。この3つは中心を貫く軸という、まったく異なったレベルを構成します。前半の3つは原初的感覚の世界で、後半の3つは、本質的にはテレパシー的で球体的な性質を持った実際の構造というものを形作ります。
5番目の「アルファ」は、二重拡張電子と呼ばれます。1つの球体を例にとると、どんな惑星にも北極、南極と中心があります。そして南極部分には、「二重拡張電子」と呼ばれる「アルファ」があり、北極部分には「心的電子」と呼ばれる「リミ」があります。
最後の「シリオ」は球体の中心にあり、これは「心的電子中性子」と呼ばれます。

前半の3つは、「ひとつの感覚量子」というものを作ります。後半の3つは、「ひとつのテレパシー量子」を作ります。これがテレパシーの知覚の秩序というものです。
「感覚量子」は、私たちの知覚を喚起するためのもので、上向きの三角形で表されています。これに対して、「テレパシー量子」は、私たちの知覚に対する入力される情報として働いているので下向きの三角形で表されています。
仲介する触媒的な役割を担った「カリ」は、触媒的という名の通り、「感覚量子」と「テレパシー量子」を結びつける4番目の部分で働いています。

「時間の法則」の見方によれば、これは私たち人間をひとつの感覚的な有機体とみなす、根源的な宇宙論だと言えます。たとえば、DNAはそれ自身のことを「DNA」と呼んだりはしませんし、地球も地球自身のことを「地球」と呼んだりはしません。「人間」というのも、ただの言葉にしかすぎないのです。コミュニケーションに便利だから、そのような呼び名を使っているのです。宇宙の根源的な性質としては、そのような呼び名は存在していないのです。それは音として役立ったり、マントラを唱えるより便利だったりするわけです。
しかし「感覚」自体は確かに存在します。たとえば、手に針を刺したり、ライターの火を近付けたりすると痛かったり熱かったりしますね。それくらいシンプルなものです。また私たちはこうして座っていても、頭の中には色々な思いが巡ってきますが、ときどきとてつもない思いが浮かび上がってきます。そんなとき、インスピレーションが浮かんだと言います。そのインスピレーションのお陰で、今日、予定していたところとは違う場所へと行くこともあります。それはいわゆる「テレパシー量子」が活性化され、ある種の情報があなたのもとにやってきたからです。

7つの放射状プラズマは、ある種の原初的な宇宙論を構成しています。それは物理的な宇宙でも、主観的な宇宙でもなく、精神物理的な宇宙について語っています。
人間の進化の過程では、二元性という問題が出てきます。私はここにいて、あれは向こうにあるというような見方です。そしてその二元的な考え方から様々な差別思想などが生まれるのです。しかし、現実にはみなさんは、私の頭の中に現れた映画のようなものであり、また逆にみなさんにとってもそうです。私がみなさんの中のひとりに触れたとしても、その触れた感覚は単に指の中の感覚にすぎないのかもしれません。それでもその感覚自体は、何かがそこに存在することを私に知らせます。しかし、実際に存在するものに対する感覚と私が内側で感じている感覚とは、どのように区別したらいいのでしょう。
宇宙は根源的に統一されたものです。しかし、12:60に条件付けされた、論理的過ぎる私たちの考え方が、名前を必要とし、二元性を生み出してしまうのです。特に言葉の領域ではそれが顕著です。たとえば、「この尺八は私のものだ」と言いますが、当の尺八には、私が何ものか理解しているかどうか定かではありません。「このジャケットは私のものだ」と思ったりしますが、ジャケットにとってはそんなことはどうでもいいことです。そのようなところから、いわゆる言語的な問題が生じてくるのです。

偉大なるマヤでは「イン・ラケチ(In lak’ech)」という表現があり、「私はもうひとりのあなた自身である」という意味ですが、これは宇宙全体のあらゆるものにあてはまることです。これが放射状プラズマの宇宙論です。このプラズマについては心に留めておいて下さい。

そしてタイトルの3つ目には「ニンティク・テルマ」とあります。では「マヤの時間のニンティク・テルマ」とは、いったいどういう意味なのでしょうか?
私たちは宇宙を創造して、ようやくプラズマや立方体がどういうものかわかったのですが、この「ニンティク・テルマ」とは何なのでしょうか?
<テレクトノン>の話の際にも、テルマについては少し言及しましたが、テルマとは、ある特定の時期に発見されることを目的として、意図的に隠された知識や教えのことです。これはチベット(ニンマ派)における定義なのですが、これは何も彼らの伝統にだけに基づいているものではありません。
今日の午後、ある人と日本のある神社に訪れた人の話をしました。その人は、その神社にずっと隠蔽されていたある知識が発見されたと語っていました。あるいはパカル・ヴォタンの墓の例も同様です。これらはテルマの一例です。これは隠された知識であり、それは1952年に発見されるように意図されて作られました。しかし、実際の知識が解明されるまでにはさらに40年かかりました。その知識こそが<テレクトノン>だったのです。そしてこれも知識のひとつです。

ニンティクとはチベットの言葉で、真髄瞑想という意味です。すなわち、ニンティク・テルマとは、隠された教えであり、マヤの銀河時間の性質に関係した、真髄的な瞑想の教えです。また、真髄的な教えとは第5の力のお告げのことも意味しています。
<ドリームスペル>には、オラクルボード(お告げ盤)というものが付いていますが、基本構造は5つに分かれています。
赤、白、青、黄という基本的な4つの単位が繰り返され、中心に至ると緑になります。つまり、この緑の部分が真髄(Quintessence)と呼ばれるもので、英語でもQuinteは「5」や「5番目」のことを意味しています。私たちの基本的(meditational)な現実には4つの方向があり、外部世界を定義することができます。しかし、真髄的、本質的な部分というのは、4つの方向の中心をとりまとめている中心にあります。すなわち、第5の力のお告げの中心部分が真髄的なものなのです。立方体では7番目の中心部分が真髄的なものになります。オラクルボードを立体的に折り曲げると、中心に緑がきます。これが真髄です。

真髄瞑想とマヤの銀河時間の隠された教えいうものが、<7:7::7:7>と呼ばれているものです。
まず7つのカトゥンがあります。次に7年、もう一度7年ときて、最後に7つの月があります。これは7年に対する7カトゥンと同じ関係が、7つの月に対する7年だということです。
この4つの中で一番小さい単位は7つの月です。7カトゥンのカトゥンはそれぞれ20年を意味します。すべての単位を月に置き換えてみるとどうなるでしょうか? 1カトゥン(20年)には月がいくつあるでしょうか? 1年に13ヶ月ありますから、20年では260ヶ月ということになります。7年間の各1年には13ヶ月あります。7つの月のひと月は1ヶ月となります。そこで「260:13=13:1」という関係ができます。13ヶ月を20倍すると260になるので、比を見てみるとそれぞれ「20:1(=260:13)」と「13:1」という関係で示すことができます。ここにも計時周波数の要素があります。

ニンティク・テルマでは、「7年に対する7カトゥンが、7ヶ月に対する7年である」と言っています。また、これらすべては、28日周期の中に起こると言っています。<テレクトノン>の亀を動かして立方体の中にたどり着いたり、コドンを立方体化する実践の他に、カレンダーにはもうひとつ別の要素が入っているのです。

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第1週では、1日1日が260ヶ月、あるいは1カトゥンに等しいことになります。つまり1週間全体で、7カトゥンということになります。つまり、毎月の第1週目は、その7日間でマヤの時間科学の10番目のバクトゥンの最後の7カトゥンにそれぞれ対応しているのです。そして、その週にひとつの「心のヘプタゴノン」を作ります。月の最初にくるので「母体(Matrix)の心のヘプタゴノン」といいます。映画の「マトリックス」とは違います。(笑)
第2週は預言の7年に対応しているので、1日は預言の7年の1年ということになります。第1週目はそれぞれの日が260ヶ月であったのに対して、第2週目の1日は13ヶ月ということです。第2週では「天の心のヘプタゴノン」というものを作ります。
そして第3週になると、「石の神秘の7年」と呼ばれるものと関係があります。<20の銘板>にも書いてありますが、この「石の神秘の7年」というのは、2004年から2011年にかけて生じます。それは、ちょうど「預言の7年」が1993年から2000年にかけて生じたのと同様です。補足しますと、7カトゥンは692年から830年に生じました。繰り返しますが、第3週においては、「石の神秘の7年」というところに入り込みます。
最終の第4週には、1日がひと月に対応します。そして、これは13バクトゥン全体の最後の7ヶ月に対応することになります。つまり、キン194からキン200までが、7カトゥンと預言の7年と、さらには13バクトゥンの最後の7ヶ月をコード化していることになります。但し、キン194からキン200までは、3週目の「石の神秘の7年」をコード化はしていません。この3週でも「心のヘプタゴノン」を作ります。

最初が「母体の心のヘプタゴノン」、2番目が「天の心のヘプタゴノン」、3番目が「地の心のヘプタゴノン」です。そして4週目の「心のヘプタゴノン」は、「あなた自身の内側で立方体化される心のヘプタゴノン」というものになります。まず最初に「母体」から始まって、そして「天」、「地」ときて、そして「あなた自身」です。この最後の7ヶ月の「心のヘプタゴノン」は、人間の魂の完成と呼ばれているものです。
この4つの立方体、あるいは「ヘプタゴノン」と呼ばれているものは、この図のように視覚化されます。まず外側に「7つの失われた世代の書」の7カトゥンに対応する立方体があって、その内側に「預言の7年」、3番目が「石の神秘の7年」、そして4番目が「内側にある立方体」ということです。これは、一種の視覚的な幻覚効果というものを作り出します。

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この横にある図は、フラクタルな時間的序列というものです。1週目が7つのカトゥン、第2週目が「預言の7年」、3週目が「石の神秘の7年」、そして4週目が13バクトゥンの最後の7ヶ月となっています。基本的には同じような形でコード化されていてます。<13の月の暦>を使っていくと、次第に曜日を使う必要がなくなり、日曜日がダリ、月曜日がセリ、火曜日がガンマ、水曜日がカリ、木曜日がアルファ、金曜日がリミ、土曜日がシリオと呼ばれるようになります。みなさんにはもうこの意味がおわかりでしょう。つまり、毎週毎週、根源的な宇宙論そのものを作っているということなのです。
水曜日という意味を知っている人など、ほとんどいないと思います。それは、グレゴリオ暦の毎月の呼び名が非論理的であるように、曜日の呼び名も非論理的に作られているからです。四次元の新しいパラダイムに入っていくということは、「7」という数字が持つ力や、1週間が7日間であることの意味を知ることです。そして、毎週立方体をひとつずつを作っていくのです。

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根元立方体部分子というのは、この図のように示されます。ダリ、セリ、ガンマ、カリはこのような配置になっています。そして、球体が形作られ、南極部分がアルファ、北極部分がリミ、そして中心がシリオということになります。
ビックバン宇宙論というのは、実生活に生かすことが出きませんが、これに対して「時間の法則」の宇宙論は、毎日実践することのできるものです。毎週、実際の創造のプロセスを完成させることができます。
<20の銘板>の場合には、遺伝子のコドンを毎週ひとつずつ作ることによって、テレパシー的に私たちのDNAを再調和させます。これと平行して、根源的な創造の立方体を毎週作っていくのです。そして、その立方体を遺伝子の立方体に重ね合わせるのです。

イスラム教やキリスト教の伝統では、「第二の創造の時」があるということを伝えています。これがまさに「第二の創造の時」なのです。テレパシーを使ったり、コドンを立方体化することによって、DNAを再構築する「第二の創造の時」なのです。さらには五感による知覚の世界にとっても「第二の創造の時」となります。それは毎週、「放射状の立方体」(radial cube)を作ることによって行われます。これらはすべて「13:20の計時周波数」のもとで行われます。こうすることによって、私たちは「12:60の計時周波数」の中で歪んでしまったものを再び矯正するのです。人工的な時間が私たちを自然からあまりにも切り離してしまったので、第二の創造が必要なのです。宇宙と調和した自然周期に回帰させるだけでなく、「時間の法則」の数学的なタイミングは、私たちの生命生物学(biology of life)をも再び創造します。さらに、私たちの知覚とプラズマ宇宙との関係をも再び創造します。
これらが「創造」の根源的な鍵です。これは段階的なプログラムで、2012年から2013年まで毎週、毎月と継続的に行うべきものです。私たちは人類という種のテレパシー的な進化に関わっているのです。私たちは惑星地球と太陽系のテレパシー的な進化に関わっているのです。それがこの新しい知識の本当の意味なのです。

12:60の科学の世界では、一握りのエリート科学者だけが生命の操作をしていますが、これを実践することによって、創造の鍵が再び一般の人々のもとへ戻るのです。歴史における間違いは、ある一握りの司祭階級が知識を独占していたことにあります。彼らは、ビックバンや、謎めいた理論を使って人々を惑わせてきました。そしてある一握りのエリート集団だけが、権力を持ち、富を手に入れたのです。
これは革命的な知識です。なぜなら、本来、創造の鍵は民のものであるべきだからです。
時間と忍耐力と自己規制力を持つ人なら、だれでもカレンダーに従って生きて、立方体の旅をし、コドンを立方体化し、そして心のヘプタゴノンを作り出すことができます。この実践はとても簡単なので、2012年まで毎日、毎週、毎月と実践していくことができます。もし2012年まで、毎日実践を続ければ、その頃にはみなさんは非常に賢くなっていることでしょう。

「マヤの銀河時間のニンティク」などというと、曖昧で難解なもののように聞こえるかもしれませんが、これは人々の手に再び知識の鍵を戻すという意味なのです。ある意味では、これこそが実際の進化の過程なのです。進化とは、物理学の世界にあるだけのものではないのです。
あらゆるものが、熱と光によってできたものだとすると、そしてあらゆるものが、凍結して凝縮した光だとすると、次の進化の段階はさらに精神レベルを高めて、物質の中に閉じ込められた凍った光を自由にすることなのではないかと思います。

この本の表紙をめくると、「チラム・バラムの預言周期の完了」とあります。これらの知識は全部どこからきたのでしょうか? どうして私たちはこの知識を手に入れたのでしょうか? これは夢の中で創造したものではありません。これはある預言周期の一部なのです。この預言周期の中心となるより糸が「チラム・バラム」と呼ばれるものです。「チラム・バラム」とは、「ジャガーの司祭」あるいは「隠された知識の守護者たち」という意味です。ジャガーは「夜」と関連していて、つまり、ジャガーの司祭とは夜の知識を持つ者たち、あるいは夜の預言者たちということになります。チラム・バラムの預言の周期は、墓へと続く扉が閉じられたときに始まりました。その預言周期は7つの世代、7つのカトゥンの間に設定されました。7つのカトゥンの間に消えた銀河的なマヤ人たちは、この知識を後に残しました。この知識をアー・ボバット(Ah Bobat)と呼ばれるマヤの預言者たちが代々受け継ぎました。

「チラム・バラムの書」はスペイン人の征服の直後に書かれました。それはキリスト教の司祭たちが、それについて知りたがったからでした。つまり、マヤの神官たちは、チラム・バラムの伝統を強制的に書き残させられたのです。しかし、チラム・バラムは、キリスト教の司祭たちが意味を理解できないように意図的に不可解な言葉で書かれました。この不可解な言葉は、ときには「スユアの言語」として呼ばれています。
数年前、私は『時空のサーファー』(原題”Surfers of the Zuvuya”)という本を書いたのですが、この一見不可解な言語の中には、いくつもの数学的な鍵が隠されていて、中にはいくつかの鍵となる預言を表したものもあります。

そのひとつは「真の宗教が戻ってくる」というものです。その真の宗教とはキリスト教ではありません。それはキリスト教の後に到来する宗教です。このくだりはマヤのテキストにはあまり出てこないのですが、「フナブ・ク」にも言及していて、フナブ・クこそが新しい宗教だと書かれています。
『マヤン・ファクター』にもこのことについて書いていますが、フナブ・クが知られたのは1987年以降でした。また、フンバツ・メンの著書の中にも、フナブ・クについて触れたものがあります。歴史の後に到来する新しい宗教は明らかにフナブ・クです。それは「ひとつの神の真の宗教」とも表現されます。フナブ・クとは、「運動と尺度(測定)を与える唯一者」という意味です。
チラム・バラムのテキストの、特にフナブ・クの宗教に関する部分には、主要、かつもっとも神秘的な預言が書いてあります。それは「アントニオ・マルティネスの預言」と呼ばれるものです。先日もお話しましたが、それは難破船の船員の話です。この預言は1692年のためのものでした。私はその預言がパカル・ヴォタンと関係したものであると言いました。実はチラム・バラムの預言は、すべてパカル・ヴォタンから発するものです。

アントニオ・マルティネスの預言が書かれた1962年という年は、パカル・ヴォタンの墓が作られた692年からちょうど1000年後に当たります。アントニオ・マルティネスが実際に7つの世代の書を解き明かしたのですが、このフナブ・クの預言の中心部分にアントニオ・マルティネスと7つの世代の書の預言が記されています。そのちょうど300年後のタイムシフトのときに、私はアントニオ・マルティネスの預言に戻り、<テレクトノン>が発見されました。つまり<7:7::7:7>の啓示の中で、7つの世代の書の最後の啓示が解き明かされます。それは2012年の冬至、つまり13バクトゥンの最後の月にみなさんを導くコードでもあります。またそれは7つのカトゥンでもあり、7つの預言の年でもあります。チラム・バラムの預言の周期は、以上のような理由から完了しました。

この5ページ目に「ウルの勝利」と書いてあります。では、ウルとは何でしょうか?
先日、ウルとは普遍的な回想、あるいは普遍的な信仰であると言いましたが、チラム・バラムによると、ウルとは「フナブ・クの宗教」のことです。チラム・バラムの預言の最後には「この書の言葉の真実の意味を教えることができる預言者、また神官とはいかなる者だろうか?」と書かれています。このフナブ・クの宗教こそがウルです。
ウルとは、もっとも原初的なマインドの条件付けのことを言います。はじめに原初的な純粋な条件付けが存在しています。歴史の中から去るとき、再び、私たちはその原初的な純粋な条件付けの状態に戻ります。それこそが普遍的な回想、普遍的なマインド、普遍的な信仰です。
旧約聖書の創世記をみますと、アブラハムという偉大な預言者が登場します。彼は旧約聖書の中でウルを去っています。ウルを去った彼は、古代の中東あたりをメッセンジャーとして旅をします。そして最後に彼はメッカに辿り着きます。

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『マヤン・ファクター』にある13バクトゥン周期:歴史の波動調波の図では、ウルという言葉が3箇所に登場します。まず最初のカトゥンで登場しますが、それははじめての都市の名前「ウル・ウク」(ウルク)として出てきます。『ギルガメッシュ』には、「ウル・ウク」は七賢者によって創造されたとあります。「ウル・ウク」の「ウク」とはマヤ語で「7」という意味です。「ウル」という言葉はもう2箇所出てきます。
<テレクトノン>の預言では、覚醒の3人の使者たちというものが出てきます。最初の使者が仏陀、2人目がキリスト、3人目がマホメットです。面白いことに、<20の銘板>では仏陀は紀元前570年に生まれました。そしてキリストが生まれ、次のマホメットはキリストの誕生から570年後に生まれました。つまりキリストは仏陀とマホメットのちょうど真中で生まれたのです。

『アース・アセンディング』の歴史の図には3人、つまり仏陀とキリストとマホメットの名前が載っています。そして『アース・アセンディング』の中で、唯一書かれている地名が「広島」です。
1986年から87年頃、私は『マヤン・ファクター』のためにこの13バクトゥン周期 歴史の波動調波の図を書いたのですが、当時、私はウルのことなど考えてもいませんでした。そのときにはまだこの図全体の様々な数学的関係性を研究するには至っていませんでした。しかし、<7:7::7:7>の啓示を受けた後、私は覚醒の3人の使者たちは、全員がこのウルに関する3つの場所に関連があるということを発見したのです。彼らはそれぞれ反対の位置に正確に現れているのです。反対の関係というのは、それぞれ130キン離れているという意味です。
それは常に同じ「地球家族」の中で起きる現象です。たとえば、私はキン11、「11・猿」なのですが、私の反対に当たるキン141は「11・竜」になります。つまり、色は反対ですが、音は同じなのです。
この図では、仏陀は「1・猿」の位置にあり、最初のウルと反対の位置にあります。そしてキリストと2番目のウルはちょうど130キン離れています。この2番目のウルは「10・犬」の場所にあり、キリストは「10・太陽」です。これは完全な対象関係にあります。マホメットは「7・月」という位置にいますが、「7・嵐」にある3番目のウルとちょうど130キン離れています。この事実に気づいたとき、私は何かに導かれていることがわかりました。

私は歴史的に正確だと思われる位置に名前を入れていったのですが、<7:7::7:7>の啓示を受けてはじめてウルの意味を理解したので、再度ここに立ち戻りました。そして無意識のプロセスだと思っていたものが、実は非常に数学的な精密なプロセスだということに気づきました。つまり、覚醒の3人の使者たちは、明らかにウルと関係を持っているということです。
ここでもうひとつ驚くべきものが残っています。それはパカル・ヴォタンです。パカル・ヴォタンは「9・猿」の位置にありますが、その反対の「9・竜」の位置には何があるでしょうか? そこにあるのは、ウルを去ったアブラハムです。このようにして、ウルの使者たちの宇宙論がここで完結するわけです。
仏陀、キリスト、マホメットは、三箇所出てくるウルとすべて対応します。そして旧世界におけるアブラハムの対極(反対)にあるのは、新世界にいるパカル・ヴォタンです。これがいわゆる「ウルの勝利」というものです。これでこの意味、そしてその重要性も理解していただけたのではないかと思います。

次に「周期を閉じる者、ウル・テルトン・ヴァルム・ヴォタンAM」とあります。
この三次元にパカル・ヴォタン、ケツァルコアトル、ホゼ・アグエイアスの3人がいるとします。私はパカル・ヴォタンを墓の中で見つけました。2人目のケツァルコアトルはこの世に生まれ、学校へ行き、そして去っていきました。3人目のホゼ・アグエイアスは、いまこうしてみなさんに話しをしています。
この3人の背後に四次元があります。1人目は銀河の使者としてのパカル・ヴォタンです。2人目は銀河の、四次元のケツァルコアトルです。このパカル・ヴォタンは「チラム・バラム」の伝統を作り、このケツァルコアトルは「13の天国と9つの地獄の預言」の伝統を作りました。そして、このホゼ・アグエイアスという人物は「チラム・バラムの預言」の周期と「13の天国と9つの地獄の預言」を解きました。これは四次元の機能がすべてひとつになったものです。

この預言の要点は、すべてが2012年に関するものだということです。第10バクトゥンの終わりに7つの世代が終了しました。そしてケツァルコアトルが、みなさんを1987年まで連れていくための預言を作りました。そして、3人目の人物が必要でした。その人物が周期を完了させる者であり、隠された教えを探す者です。ホゼ・アグエイアスという人物が、四次元がヴァルム・ヴォタンに呼応して、完了させなければならなかったのです。
つまりヴァルム・ヴォタンとは、周期を完了させる者です。マヤ人はけして偶然に任せたわけではないのです。彼らは非常に複雑な時間の科学を確立していたので、2012年までにそれをだれかが解読し、伝えなければならないので、そのために私を呼んだのです。「ヴァルム・ヴォタン・AM」の「AM」とは、「アルクトゥルス・メッセンジャー」です。またはPMの反対としてのAMでもいいのです。(笑)幻視者は早起きですから….。ちなみにローマ法王はPMと呼ばれています。そしてウル・テルトンとは、ヴァルム・ヴォタンがウルの教えを発見した人物だという意味です。彼がフナブ・クという真の宗教の預言を解読しました。

<7:7::7:7>に関して、あといくつか話すべきことがあります。「フラクタル圧縮プレイングボード」というものがあります。本当に真剣に実践を行うなら、特別な時間航行者の操舵室を作って下さい。
このフラクタル圧縮ボードはプラズマカードと併せて使います。これには28タイプの放射状プラズマが書いてあります。毎週7つのタイプがあります。最初の週はいわゆる類似(アナログ)タイプを使います。2週目は反対(アンティポード)タイプ、3週目が神秘(オカルト)タイプ、4週目が統一場タイプです。

たとえば、今日は月の15日目なのでダリです。昔でいうところの日曜日です。ダリのタイプ15です。週の一日一日に断言アファメーション(affirmation)があります。それはパドマ・サンバヴァの言葉なのですが、ダリの場合は「私の父は本来の気づきで。私は熱を感じる。」というものが書かれています。これは、クラウンチャクラに呼応するものです。
同様に2日目のセリには「私の母は究極の球体。私は光を見る。」とあり、3日目のガンマには「私の血統は本来の気づきと究極の球体の結びつき。私は平和の力を獲得する。」とあります。以下、同様に4日目のカリには「私の名前は栄光ある蓮華生。私は内側の光熱に触媒作用を及ぼす。」。5日目のアルファには「私の故郷はまだ生まれていない究極の球体。私は南極で二重拡張電子を解き放つ。」。6日目のリミには「私は二元的な思考を食べ物として消費する。私は北極で心的電子を清める。」と書かれています。
地球の中心に行く7日目のシリオの日には「私の役割は仏陀の行為を成し遂げること。私は地球の中心で心的電子、中性子を放出する。」とあります。

<7:7::7:7>の目的は、科学が研究する現実と同様に、科学を神聖なものにすることです。<7:7::7:7>は、創造の鍵を人々の手に戻し、常に自分のマインドを浄化するようなプロセスを行うことによって、自分の精神をクリアにするためのものです。この間、常に私たちは次の進化段階に関わっているわけです。それは完全に心的、テレパシー的、かつ精神的な進化です。ここには司祭や牧師や仲介者はいません。みなさん自身がみなさんの悟りの責任を持っています。そして究極のリアイリティとの関係性において責任を持つのもみなさん自身です。そのリアリティを、みなさんが「神」と呼んでもいいですし、他の名前で呼んでも構いません。一番重要なのは、精神的な自立ということです。

以上が<7:7::7:7>の一部です。今週のアファメーションは「忍耐こそが創造を作る」ですから、みなさんも自分自身に対して忍耐力を持って辛抱強くあって下さい。
ありがとうございました。

講演者:ホゼ&ロイディーン・アグエイアス
通訳:高橋 徹、甲斐 さやか
監訳:滝元 隆伸
編集・文責:7Days Seminar 実行委員会

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