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<白い電気の魔法使い>の年/後半(2)
1996.1.24〜1996.7.25
■預言の第3年
目次
- 「はじめての生物圏の権利の集会」、「13の月の暦に変える平和の運動」とは何か?
- 国連事務総長への公開書簡
- 惑星情勢を方向転換する南半球の同盟
- 平和は生物圏の文化/声明および意見書
- 平和は生物圏の文化:聖なる信仰、聖なる時間
- 平和、生物圏、そして聖なる戦士の回帰
- 地球の上昇(アース・アセンディング):磁気の安定化と4年間のはじめての世界平和
- はじめての世界平和:生物圏からの移行、サイバンクの出現と、精神生命の時代の到来
- 世界平和と呼ばれる科学実験
- 4年間のはじめての世界平和と4つのサイバンク・プレートの対応
- 存在状態の磁石
- はじめての生物圏の権利の惑星集会/論評、結果、奨励事項
- 時間と生物圏
- 時間と生物圏:生物圏プロセスの概要
- 生物圏の締めくくり
- 世界規模で13の月の暦に変える平和の運動/生物圏の権利の惑星集会/惑星芸術ネットワーク・ジャパン
- PAN・緊急の呼びかけ:13:13への準備/生物圏の権利の集会に関する最新情報
- 世界規模で13の月の暦に変える平和の運動/目に見えない大学・はじめての世界平和・カリキュラム/PAN?PCC教育ガイドライン
- 「世界規模で13の月の暦に変える平和の運動」のためのPAN調整協議会の指令
- ホゼ・アグエイアスの率直な見解
- 13:13 地球規模の連携による平和の活性化
- 世界規模で13の月の暦の変える平和の運動/はじめての生物圏の権利の惑星集会
- 境界溶解の瞑想/13:13 水晶の月28日
- 銀河文化のマスタープラン
- フォーコーナーズ「境界溶解の儀式」の報告
- 境界溶解:13州の植民地から13の月へ
Original Copyright (C)1995-1996 by Jose & Lloydine Arguelles
Japanese Translation Copyright (C)1995?1996 by Toru Takahashi
■「はじめての生物圏の権利の惑星集会」、「13の月の暦に変える平和の運動」とは何か?
- 『13の月の暦』とは、「自然(13:20)と人工(12:60)の計時周波数の存在」という科学的な発見および自然法則を実地に応用した暦である。この暦は、当面および将来にわたる人類の歩みにおいて、根本的な変革を成し遂げる必要のあることを示唆する。
- 「はじめての生物圏の権利の惑星集会」の目的は、この科学的な発見の真実を、生きた惑星地球の生物圏という大きな文脈の中にはっきりと位置づけ、注意を喚起することにある。地球の生物圏が持っている自然の原動力は、人工的な12:60の計時周波数の中にいる人類種の存在によって吟味されることなく冒され続けてきた。
- 「13の月の暦に変える平和の運動」は、いかなる形の組織でもなく、二つの計時周波数の真実を認識した惑星地球の支援グループが、世界平和や人類の歩みにおける新しい方向への最初の一歩として、世界規模ですぐに暦を変えるという呼びかけをするものである。
- 「はじめての生物圏の権利の惑星集会」のコーディネート要員は、この計時周波数の発見から導き出される結論に共通した思いや目的を持つ、世界中のその他多くのグループや組織の存在を認めている。これ以後、これらのグループにも、「はじめての生物圏の権利の惑星集会」ではっきりと形にされる「カレンダーを代えること」をすぐに受け入れ、採用してくださるようにとの呼びかけがなされる。それにより、多くの団体や組織の人々も、この新しく発見された真実と連携できるようになる。
- この計時周波数の発見は、これまでの古風な国家概念とは無縁であり、むしろ新しい正当性の基礎となる、生きた惑星地球の生物圏の現実を指摘するものである。そしてその正当性は、あらゆる国家が所有する12:60のやっかいな付随物すべて──特に金銭と国境──を超越する。
- この真実を認識する「はじめての生物圏の権利の惑星集会」のコーディネート要員は、共通した思いを持つ世界中の団体や組織に、4年間の「はじめての世界平和、1996〜2000年」への参加を勧める。私たちは、生物圏の新しい正当性の必要を唱えるとともに、吟味されていない12:60の組織モデルに基づくこのような組織すべてが、基本的かつ積極的な変容を体験される機会を提供する。
- 「13の月の暦に変える平和の運動」が、生物圏の基本法則に一致した、意識的で集合的な自己変容であるという事実を認識すると、「生物圏から精神圏への移行」の最初の第一歩となる「はじめての惑星集会」は、その任期を紀元2000年に完了する、組織化する知性の暫定的な秩序以外の何ものでもない。
■国連事務総長への公開書簡
銀河の月6日
キン35 青い太陽の鷲
グレゴリオ暦:1996年2月12日
国際連合事務総長
ブートロス・ブートロス・ガリ様
ブートロス・ブートロス・ガリ様:
あなたも思い出していただけるかもしれませんが、昨年、私たちは国連が「世界規模の改暦」を支援してくだされば、それが国連50周年を祝う良い方法になる旨の提案を致しました。それは、不規則な尺度であるグレゴリオ暦を、生物学的に正確な『13の月の暦』に変えることが、人類に対する国連の新しいヴィジョンと方向を示すものとなると考えてのことでした。
ユネスコの事務局長やコスタリカの「平和の大学」は、改暦への関心を示してくださいました。それにもかかわらず、この提案事項は、国連50周年の記念行事の式典内容とは一致しないと退けられました(1995年5月11日、トーマス・グインズ氏からのファクス)。
人類の未来の方向を検討するうえでも、たいへん良い機会となる「改暦」に関して、真剣に考慮していただきたいという私たちの提案は、コスタリカの「平和の大学」で開かれた「道徳緊急シンポジウム」の召集とも平行してなされました。昨年の5月に召集された「道徳緊急シンポジウム」は、現在、非常な緊急性を帯びた「はじめての生物圏の権利の惑星集会」へと成長し、1996年3月17日から21日にかけて、ブラジリアの「世界教会主義共同体の世界議会」(The World Parliament of Ecumenical Fraternity)で開かれます。
この集会で取り上げられる改暦問題や「生物圏の権利に関する人類の新しい誓約」は、現時点での人類の道徳的かつ精神的な望みを高揚する、重大な科学的発見の焦点および機会を表わします。
国連の財政破綻に関するあなたの発言は、先週、世界中のメディアで大々的に取り上げられました。ですが破綻しているのは国連だけでなく、かつての冷戦の舞台となった米国やロシアもまた同様の状況です。そこに根ざす深い道徳の破綻がなければ、財政破綻は決して起こりえないものです。
すでに6年も前になりますが、冷戦の終結時に、国連は人類の未来の選択に関する真の対話のための世界フォーラムを行なうべきだったのではないでしょうか。それは、普遍的な平和が近づく時代の方向を模索するフォーラムです。しかし、このような対話は生じませんでした。その代わりに、あらゆる道徳的なヴィジョンは、金融政策を優位とするあまり、完全に覆い隠されてしまいました。国連が財政破綻に陥るのも、驚くにはあたらないでしょう。
国家の時代は終わりを告げました。ほとんどの多国籍企業は、大多数の国家よりも大きくなっています。もし私たちが、競争する多国籍大企業が生じさせる金融政策の不道徳や無秩序に埋没しないようにしようとするなら、そこに新しい高次の調整機能を持つ道徳性が必要になります。だからこそ、「はじめての生物圏の権利の集会」が召集されているのです。
20世紀は足早に終わりを迎えようとしており、次の千年紀がすぐそこに控えていることは、十分にご留意のことと思います。世界のメディアやプレス関係者は、このような事柄を「至福千年主義」として退け、あえて話題にしようとはしません。しかし、あなたは、世界平和に対する責任を担うべきであると考えられている「組織」が、いまや財政的に破綻し、平和維持のための軍事的な手段に深く関与しているという事実に日夜つきまとわれています。
20世紀のダイナミックに彩られた進路——まったくの戦争の世紀——は、第一次世界大戦に引き続く国際連盟の誕生と失墜、そして今や第二次世界大戦に引き続く国際連合でしるされています。冷戦の終結と第三次世界大戦の火種にも見える小規模の戦争は、人類みずからが平和へと近づこうとするフォーラムを創出するという、まったく別な試みを必要としています。論理的な帰結として、また道徳的、科学的、文化的な意味での人類種の破綻が、いまやあまりにも幅広く拡大しています。だからこそ、この統一と平和に向けた人類の最も高い望みを回復する最後の試みが、最も根源的な基盤をなすものとなります。
現時点でのあなたの地位のもたらす非常に困難な役割に深い敬意を表し、私たちは「はじめての生物圏の権利の集会」にあなたを招待させていただきたいと思うと同時に、この集会への出席を強く勧めたいと思います。「4年間のはじめての世界平和」に向けた誓約と決議は、病弊に満ちた戦争の文明を、生物圏的な平和の道徳文化に変換する計画において、国連の活動を完全に包み込み、それを含むものです。あなたが出席してくださることで、人類の利己的な戦争への傾向を乗り越えようとする意図や意志、および精神的に高揚された態度で危機や変化に立ち向かおうとする私たちの意欲が、より明確に確認されることになるでしょう。
どうか、深い意図を持つこれらの考えや私たちの提案事項を深く考慮してくださいますように。もはや、対話や人類の責任を回避するための弁解として、外交儀礼を活用するときではありません。
「『まこと、汝らのこの宗団こそは統一ある一つの宗団
(唯一神教を奉ずる宗団として宗派の別などあるはずのないもの)であり、
わしが汝らの主。さ、みなわしを崇めよ』と。
だが、彼らは互いに仲間割れして、ばらばらになってしまった。
しかし、いずれは誰もかれも、みな我らのところへ戻ってくる身」
(『コーラン』、21:92〜93)
Bismillah Irahman Irahim!
世界規模で13の月の暦に変える平和の運動
コーディネーター
哲学博士ホゼ・アグエイアス、ロイディーン・アグエイアス
■惑星情勢を方向転換する南半球の同盟
人類とその生物圏は、いまや重大で危機的な時点にいる。もし現時点からただひとつ先の世代についての未来を語ろうしても、そこでは人類の出来事の進路における根本的な変化が必須である。この目的に向かって、「はじめての生物圏の権利の集会」は、前代未聞の改暦を実施する。その中には、人類の新しい誓約と、産業社会を平和文化に変換する調整された複数の計画を持つ「はじめての世界平和、1996〜2000年」の決議が含まれている。そのゴールに到達するために、集会のコーディネート集団は、人類情勢の地球政治学的な焦点において即座のシフトの必要性をも認めている。
歴史的に、グレゴリオ暦という手段による産業文明の勃興と植民地主義の押しつけ、およびこの暦によって支配されている制度は、北半球に集中化した政治権力の管理下にあった。20世紀を通じて、この支配的な地球政治秩序は、「持つ者」と「持たざる者」という大きな区分けを生じさせた。それは、「富んだ」北半球と「貧しい」南半球とのあいだの区分けを反映している。今日、この区分けによって生じた道徳的、政治的、環境的な問題は、惑星規模の危機的な状態を成り立たせている。
人類の富におけるこの不公平な区分けとその根底にある環境悪化を修正し、植民地主義の暦を13の月の暦という自然の尺度で代替することでもたらされる機会、およびその手段によって、はじめての生物圏の権利の集会は、惑星情勢を方向転換する南半球の同盟をすぐに創り出すよう要請する。
新しい誓約とその決議に完全に一致した、この惑星情勢を方向転換する南半球の同盟は、南アフリカ、ニュージーランド、ブラジルからの現在の政治的なリーダーの調整媒体として確立され、南米・中米、オーストラリアを含むポリネシアなど、その他すべての国家からのリーダーたちが参加するものになる。これら国家首脳人たちは、同時にこれらの一団のあいだでの相互対話がすぐに始まることを意図した同じ資料を受け取る。そして、はじめての生物圏の惑星集会で、この同盟の目的とゴールをコミュニケートする準備を整えて集会に参加する。
新しい道徳とイデオロギー的なリーダーシップの主張に加えて、惑星情勢を方向転換する南半球の同盟の最初で主要な任務は、世界銀行、国際金融基金、連邦保護銀行などの北半球の金融制度、さらには現在、南半球の資源を消費している産業界の企業連合と共に、生物圏の権利の集会のために仲介と交渉をすることである。
種の生存が危険にさらされているところでは、あらゆる手段が試されなければならない。人の想像力と精神が、私たちの最も大きな富である。
■平和は生物圏の文化
声明および意見書
白い魔法使いの年
「勝利は鎮める」
太陽の月11日〜15日
ブラジリア、パルラムンデイ
はじめての生物圏の権利の惑星集会のために
立案者:ホゼ&アグエイアス、哲学博士
世界規模で13の月の暦に変える平和の運動
■平和は生物圏の文化:聖なる信仰、聖なる時間
「我ら(アッラー)始め、天や地や山々に
この荷物(信仰を指す)預かってくれぬかと言って見たけれど、
みなとても重くて持ちきれませぬと尻込みし、怖れるばかり。
人間だけが引受けたのはよかったが、
忽ち横暴で無道者(もの)本性発揮した。
こうして結局アッラーは、
似非(えせ)信者や多神教徒に男女の別なく罰を蒙らせ……」
(『コーラン』、33:72〜73、井筒俊彦訳※以下、訳者名を省く)
AD1996年。人類は、種として「忽(たちま)ち横暴で無道者本性発揮した」ため、その聖なる信仰を長いあいだ無視してきた。日ごとにこの信仰は、新たに打ち砕かれてきた。その結果、地球上の生物種すべての中でも、人類だけが道に迷って途方に暮れている。人類は、これ以上ないくらいに早くあらゆる地域に拡大し、これまでにないくらい認識の範囲をせばめ続けている。あらゆる精神的な価値を欠く目標を追求する人類の先導者たちは、うぬぼれていい気になっている。彼らは道に迷っており、標識から完全にはずれて、確実に破壊へと運命づけられているかもしれないということを考えようともしないくらいに、自分たちが賢いと思いこんでいる。人間の選択の幅は機械がつくる人生の選択しかないところまで減少し、それに伴って機械がもたらす仮想現実は力を得てきている。だが、人類の精神的な死が生じているという事実を、はっきりと主張しようとする人、もしくはその能力がある人はどこにいるのだろうか? この伝言を聞き入れ、方向を変えようとする人は、いったい誰なのだろうか?
人類は、唯一、普遍的な精神性に回帰することによってのみ、その病を癒し、もう一度、正しい方向感覚を新たに取り戻すことができる。そして、その方向が、絶対的に普遍的であり、また創造的な平和でないとしたら、いったいどんな方向が考えられるというのだろうか?
未来がいまや危険にさらされているのは人類だけではない。そうではなく、生物圏そのものが危機的な状態にある。
生物圏——「天や地や山々」——は、預かることを拒否して、人間が信仰を受け入れた。生物圏とは、それなしには地球上に生命はない、壊れやすい、相互に関連した動的な生態維持系のことである。真の平和に回帰することによってのみ人類は生き残れる。だが、人類はこれまで、聖なる信仰からみずからを引き離してしまった。そのため平和の真の意味さえも、単なる憶測や議論の対象から抜け出ていないように思える。それにもかかわらず、歴史上ひとりの先駆者が、生きた平和の定義と方向をもたらした。レーリヒの平和条約(1935年)である。
レーリヒの平和条約は、生物圏によって認められた唯一の「人間の平和条約」である。なぜだろうか? レーリヒの平和条約は、文化に対する崇敬の原理に基づいている。平和は生物圏の文化である。真に創造的で永続的な平和は、文化に対する崇敬であり、決して自己保存や支配によって軍事的に押しつけられるものではない。軍事的に押しつけられた平和維持を平和と呼ぶとしたら、それは人間の価値が究極的に堕落したことを示すものである。人間を除くその他の生物圏の構成員は、平和の状態にある。唯一、人間だけが、みずからに対して、そして生物圏に対して戦争をしかけている。
惑星地球の全体性である生物圏に、普遍的な平和を取り戻す時が来た。人間が聖なる信仰を無視し、生物圏の規範から逸脱し、みずからの周期が不規則な機械の進路を辿りはじめる以前の生物圏の全体性を取り戻すのだ。人類の状態やその管理方法は、生物圏の普遍的な平和を守るにあたって、もはや容認できないものとなっている。
文化は、生物圏の光である。文化は、それぞれの種がその生物学的な周期の中でどのように働き、動いているのかの総計だ。蟻や蜂の文化は、明らかな跡を残す。イルカやクジラの文化は、目に見えないテレパシー・ネットワークである。樹や花の形は、それ自体の群落を形づくっている。また、ヘビやサソリなども同様である。そこには、それぞれの種の文化を保護する面と、また同時にそれぞれ互いの種が相互に圧力をかけあっており、それが生物圏の規範として知られる神秘的な自然の意義を創り出している。唯一、人類種だけが、この生物圏の規範を犯し、その生命周期を不規則かつ機械的にひずませたために、それ固有の本来の文化を捨て去っている。この本来の文化を捨て去る行為は、戦争と呼ばれる。
人類が生物圏の規範を捨て去り、生物学的な周期から逸脱したことで、12:60の計時周波数を無意識に創造するという結果を生じた。生物圏の中にいるすべての種は、生物学的な周期が基準にしている単一の計時周波数に従っている。唯一、人類だけが、自己反射的な(※訳注:自分を振り返り、顧みることを含む)力と自由意志を授けられており、偽りの規範——自然周期にまったく対応関係を持たない、抽象的な12か月の暦という不規則な尺度、および精神的な抽象にすぎない1時間60分の機械時計——を創り出すことができた。
生物圏の規範を犯し続けたきた集積は、技術圏(テクノスフィア)の創造という結果を生じた。技術圏とは、人工的な惑星の覆いで、人類と生物圏を機械の時間という無慈悲なエントロピー的秩序の中に閉じこめておく。技術圏の中で、すべての人類は精神的にも物質的にも12:60の計時周波数で規定された形に縛りつけらている。環境的に、機械に扇動された人類の行動は、「生物地球化学的な燃焼」という前代未聞の状況を作りだした。生物圏の規範の侵害は、人類がもともと生物圏という編み目のすべての生物と共有していた聖なる信仰を、完全に無視することから成り立っている。この信仰を無視したことで、生物圏から見て非倫理的かつ犯罪的な行為を引き起こす種全体に広がる症候群を生じさせた。
思考と行為の自己反射的な力を持つ唯一の種である人類は、みずからの独自性を誤用して、生物圏を破壊するテクノロジーの逸脱状態を生じた。その結果、人類はいまや事実上、本来の生物学的な文化を、戦争のシステムにとって代えてしまった。その戦争のシステムの中で、人類はその他の人類との物質的な競争に巻き込まれ、みずからの独自性は「自然よりも優位に立つこと」だと勘違いして、その思い込みに突き動かされている。これは致命的な誤信である。人類は優位性に対する確信のもと、実際にそれみずからの集合的な振る舞いを評価する高次の指導基準を捨て去った。複雑に定義された恣意的な人間の法律を継続的に創り出し、それに依存することは、ただ単に生物圏の規範から人間が逸脱したという過ちをさらにひどくしただけだ。そして人類は、生物圏の規範から完全にわき道にそれてしまった。同時に人類は、生物圏それ自体の存続にとって大きな脅威となるものを作り続けている。
もしすべての人間の自己反射的な知性が、道徳的に正しい生物圏有機体を達成するべく芸術的な方向に向かうためには、何をなしうるのだろうか? 生物圏有機体の精神的な力が、最終的に生物圏のすべてのものを次の進化段階である「惑星の精神的な統一」へと向かうには? この質問に対する答は、エコロジー運動の精神的な基盤にひそんでいる。この直観の一部は、26年前に提示されたものだが、宇宙から観測された「地球の全体」像が感受性に触媒作用を及ぼし、それがエコロジー運動として知られるものになった。「地球に帰る」「自然に戻ろう」あるいは「在野に私たちの環境保全がある」など、これらすべての文句は、エコロジー運動の背後にある初期の着想を物語っている。
その後、スケープゴートとなり、さまざまな興味や関心を伴うさまざまな団体へと分派した今日の幅広いエコロジー運動は、統一的で共通のヴィジョンを欠いている。このエコロジー運動を統一するヴィジョンであり、イデオロギーとなるのが、生物圏である。生物圏は、その全体性において神聖であり、実際に、聖なる計画の生きた現われである。生物圏の刷新と再生のために「ひとつの種として統一される」という私たちの道徳的な責任こそが、エコロジー運動の究極の目標である。
このような深い意義を持つ精神的な目標が、「はじめての生物圏の権利の惑星集会」の基幹をなし、目的となる。レーリヒの平和条約(1935年)という前例を、すべての文化と生命の聖なるゆりかごである生物圏、および人類がそこにおける構成員であることを再び要求する際の基幹だと認める「生物圏の権利の集会」は、いまやレーリヒの平和条約の意図と目的が、生物圏の回復とは切り離せないことを断言する。聖なる時間に回帰することによって、人類はその聖なる信仰を取り戻すようになる。
「生物圏の権利の新しい誓約」の制定と、誤った暦を生物学的に正確な13の月の暦に実践的にとって代えることは、戦争を終わらせ、生物圏の規範の精神的な要素の中における人類を再び確立する。平和は、生物圏全体の中で、自律的な人類の文化として認識されるようになる。最終的に、正しい芸術的な方法で種の集合的で自己反射的な力を活用すること、および生物圏の規範の尺度と割合の中から、記念碑的な惑星秩序の創造という驚くべき出来事が達成されるだろう。
「地を行くけものでも、
羽をひろげて飛ぶ鳥でも、
みな汝ら(人間)と同じように
それぞれ集団をなしている
(天地の一切のものを支配する美しい秩序、
これも偉大な奇跡ではないか)。
聖典の中で我ら(アッラー)が
言い残したものは一つもない。
後日、みなお傍に喚び集められるであろう」
(『コーラン』、6:38)
■平和、生物圏、そして聖なる戦士の回帰
「アッラーの御為(おんため)に
まことの限りを尽して戦えよ
(所謂、聖戦すなわち宗教のために邪宗徒と戦うこと)。
特にお前たちを選び給うたのだぞ。
この宗教では、お前たちに何一つ辛いことは
無理に強い給うなかった。
……またお前たちは全人類にたいして
証人に立つようはからってある」
(『コーラン』、22:78)
聖なる時間の回復による聖なる信仰の回復は、聖なる戦士の責任である。聖なる戦士とは、生物圏という聖なる法則の中の人類を再び確立する責務を受け入れた者のことだ。その任務を実行に移すことによって、聖なる戦士は、自然にかつ必然的に地上に普遍的な信仰の勝利をもたらすようになる。だが、聖なる信仰の回復は、ただ単に精神的な任務であるだけでなく、同時に生物地磁気的な意味を併せ持つ。
人類は、これまで何世紀も、さらには何千年間も、聖なる生命の循環から逸脱して生きてきたために、みずからの生物(生命)地(地球)磁気を失ってしまった。「生物地磁気」とは、直観的に知る感受性を育む地球の方法、源泉、経路である。人類は、機械時計とグレゴリオ暦の持つ不規則な尺度という根本構造に精神的に縛られた結果、極性をなくしただけでなく、知らず知らずのうちに人工的な電磁気器具を過剰に使用して、惑星の電磁場に根深い混乱を生じさせた。気まぐれなエントロピー的に加速した12:60の共振作用は、精神的にも磁気的にも種全体を消耗させ、狂気に陥らせた。13:20の周波数の回帰について語ることは、「人類の磁気的な再極性化」について語ることでもある。
生物圏の中におけるこの人類の磁気的な再極性化は、普遍的な文化という宮廷の中で、人類が精神的に回復されることと同時平行してのみ達成されうる。この宮廷は、PANの「五の協議会」を通して、生物学的な種の管理力が回復されることを表わす。同年齢の集団の必要や公平さに応じて、人類集団の管理力を回復することを通して、人類という種は、惑星をとりまくバイオテレパシー的な歌詞により、地磁気的にみずからを再極性化する。
人類集団の再極性化と再構造化、すなわち惑星のバイオテレパシー的な歌詞を伴った13:20の計時周波数に応じた人類集団の再組織化は、「生物圏から精神圏への移行」(天の栄光)を触発し、惑星サイバンクを出現させるようになる。サイバンクとは、あらゆる場所にいる個人あるいは集合的な人類集団に対して、いつなんどきも生命のあらゆる側面を自己反射するテレパシー的な調節器である。生物圏の中での種の精神的な統一のことを「普遍的な真実の信仰の勝利」と語る真意は、ここにある。
このようにしてエコロジーは、生物学的な意図を踏まえ、そこにより完全な精神的な意味を賦与することにより、それ自体を超越する。創造性は、再び美に対する崇敬の結果生じるものとして理解されるようになる。そして美とは、あらゆる創造の神々しい聖なる顕現である。平和は、生命の源泉であり起源としての文化を取り戻す。
このすべては、いったいどのようにして可能なのだろうか? それは、「4年間のはじめての世界平和」として実行に移される、生活のすべての側面に新しい13:20の知識を決然として意識的に応用することによってである。「はじめての世界平和」は、聖なる戦士が協力一致し、鍛錬されること、またその行き届いた注意力によってのみ達成されうる。
■地球の上昇(アース・アセンディング):
磁気の安定化と4年間のはじめての世界平和
その摂理は天から発して地に及び
(古註によると、これは天体の運行が
地上に影響を及ぼすことだという)
更にその(力)は一日にしてお手元に昇り行く、
が(その一日も)お前たち(人間の)勘定では千年に当る。
(『コーラン』、32:5)
平和の問題は、イデオロギー的なものではなく、人間のある集団と他の集団とのあいだの精神的な定義の問題である。世界平和とは、地球全体で、さまざまな分派した信条を単独に固持している人類の、さまざまな集団のあいだで取り交わされるものではない。むしろそれは、人類とその環境、すなわち生物圏とのあいだで取り交わされるものである。ここで私たちは、遺伝的には本来相互に深く結びついたひとつの集団(※訳注:地球人類全体のこと)を分けている、さまざまに分派した信条を見据えなければならない。それらの分派した信条は、実際には、意識の幻想的な下層(土台、基礎)である。それがあるがゆえに人々の集団は、彼ら自身の単独のリアリティを信じるように仕向られる。そして、環境を人間存在とは違うもの、またそれとは区別されるものという考えそのものも、また幻想である。
実際に平和の問題は深く精神物理的な意義を持っている。より正確に言えば、「精神生命磁気」の混乱が、無意識の形で、ますます人類種に影響を与えている。そして、より多くの種が偽りの計時周波数の12:60をみずから採用するに連れ、その影響は色濃くなっている。その結果、今日では、自然の源泉や方法から疎外されたあらゆる者がそうであるように、私たち自身ではほとんど想像もできないような手段と方法で、私たちはみずから犠牲者となっている。
人の心に存在する力が、無知のままに機械製品や道具の幅広いさまざまな種類に投影された。それにより人類は、実際に生物圏に地質学的な衝撃を与えた。人類は、生物圏を統合する一部であるにもかかわらず、みずからの継続的な存在を損なう衝撃を与えている。人類は、電磁気、テクノロジー的な化学原子実験により、現在の状況に達した。それらは、惑星の共振場の不協和を増大させると同時に、生物圏がその安定を保っている生物地球化学的なプロセスという全体システムの作用を激しく侵食することになった。
放射性廃棄物や石油化学汚染などの種々の形態は、地球の外側を取り巻く「覆い」、すなわち生物圏の中で、海洋だけでなく、生物的に不活性な表面と大気にまで浸透している。さらに、衛星、レーダー、その他のシステムで、ランダムかつ加速的にますます増え続ける電磁波情報のあらゆる種類が増幅され、かつてないほど惑星の実質的な共振作用に深刻な影響を及ぼしつつある。これら電磁気的な混乱とその効力の総計は、生物圏と惑星構造そのものの主要な電磁気の衰退現象、さらにひどければ地磁気の崩壊現象を引き起こすという切迫した状況を生じさせている。
産業革命の夜明け以降、あらゆるテクノロジーの使用は、人工的な惑星の外皮、すなわち技術圏(テクノスフィア)を創り出す原因となった。新しい電磁気装置(電化製品等)は、長期的に社会に対してどのような影響があるのかまったくテストされないことはもちろん、地球をひとつの全体システムとして理解することなしに使われている。テクノロジー発展のスピードと、その勢いに対する中毒は、不純な利益を獲得しようとする動機、さらには軍事防衛問題と結び合わさり、それらすべてが、次々と作り出されるテクノロジーの最新の「進歩」した器具を使うための合理的な根拠として使われている。
GPS(General or Global Positioning System/全地球測位システム/※訳注:電波によって自分の位置を確かめる装置)衛星システムの24衛星は、最も外側のヴァン・アレン放射帯にまたがっており、そして電離層の二つの帯と北極光を利用するHAARP(High Active Auroral Research Project/高活性極光調査計画)は、惑星の電磁場と地磁気場に干渉するテクノロジー機器の二つの最も狡猾な例だ。言うまでもなく、これらのシステムによって絶え間なく放出されている12:60のマイクロ波あるいは超低周波振動は、生き物自体の総計である生命精神場に、無意識的あるいは潜在意識的に効力を及ぼしているかもしれない。
全体システム地球の気候条件は、ヴァン・アレン放射帯(地表から3,000〜18,000km)と電離層(地表から100〜120km)の双方によって保護され、制御されている。GPSとHAARPシステムを、欲得がらみで無意味な軍事実験と物質主義的な調査欲のために利用することで、12:60の共振干渉は、これら二つの「感受性制御・電磁気下位システム」の機能に導入された。その結果、生物圏全体が、前代未聞の性質を伴った全体システムの不協和や混乱の下に置かれている。
これら衛星システムによって引き起こされている電磁場に対する全体システム・レベルでの混乱は、現在人間という種全体を苦しませている疎外の問題と、地磁気的な感受性の喪失をさらにひどくするだけである。そうして、精神生命磁気的な文明の病を、それみずからの生物地球化学的な自己燃焼の最終地点にまで押しやる。また、急激な人口と機械の加速的増大による人類間の圧力の増加は、その他の生物種の犠牲(1日に200種の割合)を増やし、人類種そのものの地磁気的なエントロピーは、もはや撤回できないほど制御不可能な状態になっている。
次のような状況を思い描いてみてもらいたい。60億に近い二本足の遺伝フィラメントが、加速された高速機械の中で振動しており、石油化学製品を膨大に燃やし、みずからの身体を無数の電磁気放射とあらゆる種類の化学汚染にさらしている。また、都市部ではこれまでにないくらい高密度かつ集中した混雑の中に身を置いて、事実上、毎日、集合的な精神場に、広大かつ無秩序な情報の断片を吐き出す電子情報システムに完全に依存している。同時に暴力とテロリズムの渦を増す、地磁気的な感受性を喪失した狂気の結果、これまでにないくらいの警察の管理を必要としている。さらに人工的に人を酔わせ、中毒症状を引き起こす金銭という唯一の理由のために、状況は管理不可能になっている。金銭そのものも、銀行家のごく一部のエリートたちと彼らの政治的なスポークスマンによって管理されており、その実、彼らは、種全体の1パーセントにも満たない数の者たちによって構成されている。
このような理由から、平和は、イデオロギーの問題、すなわち銀行家や政治家、さらには目に見えない兵器製造産業の企業エリートのチェスゲームではない。それに、彼らもまた状況を管理できているようには思われない。だが平和は、実際に生物圏の生存に関わる問題である。平和は、生物圏の文化なのだ。
これまで文明と呼ばれてきたものは、その役割を十分に演じ終わった。どんな理由であれ、もはやこのようなことをしでかす理由はどこにもないし、どんなものであれ必要ない。唯一の解決策は、あらゆるものを止め、人類種を再び方向づけることである。これはもちろん、現在形づくられたような文明のテクノロジー的・金銭的な基盤を持つエントロピーの勢いと完全に正反対の行為である。だが、それが唯一の科学的、倫理的な解決策であり、「4年間のはじめての世界平和」によって包括的に理解され、また前進させうる解決策だ。その主要な指令は、人類種を精神生命磁気的に再極性化することである。
電磁気と地磁気の混乱、その予測できない影響は、現在形づくられている文明の完全な崩壊を引き起こしかねない状況にある。このような出来事あるいは一連の出来事は、「はじめての世界平和」を即座に実行すること、その必要を増すものであれ、それを減じるものではない。文明(文字どおり「都市生活」を意味する)は、人類に文化と正気を犠牲にすることを要求してきた。文明は、制定された野蛮行為へと退化した。文明を失うことは、人類の名誉となるだけであり、人類種にみずから地磁気を再極性化する必要があることを思い出させ、自分たちと環境の双方を教化・育成する原理を再び導入できるようにする。文明が浪費および浪費の文化へと導かれているのに対して、この教化・育成は、文化から発し、文化へと導かれる。
文化は、自然の秩序に固有のものであり、人の生物学的な秩序にふさわしい周期に調和した存在の機能である。文化とは、至高にしてかつ目に見えない進化プロセスが、その根源において共感的かつ神聖な知性を引き出す方法である。真の文化は、平和、優れた平和、創造的な平和、普遍的な平和である。文化は、平和なしには存在しえない。平和は、文化なしには前に進むことができない。金銭あるいは金銭取得の観点があるかぎり、そこに文化はありえず、唯一、戦争の火種があるだけだ。
「レーリヒの平和条約」という優れたヴィジョンをよみがえらせるときが来た。この条約は、文化を生物圏の自然な機能に欠くことのできない特性であると認める。すなわち、こういった文化こそが、人類と惑星の生存の真の鍵となると考える。この平和の手段を、最後の望みとして、またうまくいかなかった「国際連盟」やそれを引き継いだ「国際連合」の代わりに、勇気をもって使う時が来た。統一は、文化を通して平和がもたらされることによってのみ生じる。文化とは、人々の生きた呼吸や血だ。国家とは、金銭や偽りの希望によってとりまとめられた抽象的なフィクションにすぎない。
これがゆえに、「4年間のはじめての世界平和の計画」は、人類種の生存と平和や統一が生物圏の中で取り戻されるためには、必ず従わなければならない必須の解決策である。災害を引き起こす可能性があったものの、「生物圏から精神圏の移行」の観点からすると必要だった、12:60の計時周波数の逸脱状態のあとに続いて、自然の13:20の計時周波数に回帰することを受け入れれば、「4年間のはじめての世界平和」は、13の月の暦の新しい共通の時間の中での人類を確立する。このようにして生物圏が人類に対して自然に定めているリズムが、これまでに前例のない意識的な行為となれば、それが人類を「生物圏から精神圏への移行」や「サイバンクの出現」に近づける。
人類は、暦とその計時周波数を変えることによって、意識的かつ抜本的にその進路を変える。そういった選択が生じるということは、「アース・アセンディング」(地球の上昇)について語ることでもある。すなわち、地球がその究極的かつ精神的な目標である、「地上の天国」へと向かって進化するという千年紀の夢である。この精神的な目標、「地上の天国」もまた、エコロジー運動のもともとの着想にひそむ深い精神的な心情と結びつく。それは、「地球を起源の園(エデンの園)へと復帰させる」ことだ。これはもはや、それほどファンタジーのような考えではない。いまや精神的な生物圏自体が、その生存を賭けて、私たちにそれを真実とするよう要求している。
■はじめての世界平和:生物圏から精神圏への移行、
サイバンクの出現と、精神生命の時代の到来
天と地のどこに隠れたことでも、残らず
まぎれもない(天の)帳簿に載っている。
(『コーラン』、27:75)
「4年間のはじめての世界平和」は実際には、生物圏の生物変異の連続、すなわち「生物圏から精神圏への移行」おける自然の秩序の一部である。このように理解されれば、4年間のそれぞれは、惑星の自己制御的な計時システム、あるいはサイバンク・プレートの機能に対応するものとなる。そして、人類種とその生物圏に平和を取り戻すプロセスは、なすべき形で実行に移されるようになる。すなわち、現在の状況下にあっては望むこともできなかったような、はるかに大きく広がった積極的な期待を担った冒険や英雄的な行為の可能性として、それが着手されるようになる。
言い換えれば、「4年間のはじめての世界平和」は、記念碑的な科学実験という性質を持っている。それには、人類の種全体とその生物圏が関わる。原子爆弾やその派生物——恐れに満ちた文化が狡猾に増殖する状況や、疑わしい放射性廃棄物のテクノロジー——を生じさせるような科学実験とは異なり、「4年間のはじめての世界平和」は、時間における無害の実験であり、その最もひどい副作用でさえ、せいぜい金銭文化を喪失することぐらいである。
この実験は、生物圏の原理に基づいて予測されていたもので、最初にこのことを完全かつ明確に述べたのは1926年から1944年、V・I・ヴェルナツキイだった。ヴェルナツキイは、全体システムとしての生物圏の本質をよく理解していた。そして、その全体システムの進化原理が、生物地球化学的な最高潮のポイントを目指すことも、彼は把握していた。この最高潮のポイントに達する要因となる媒介者は、もちろん人類という種である。人類の思考と機械テクノロジーが地質学的に生物圏全体に衝撃を与え、それを変化させたのだ。人類の思考が生物圏に与える影響の総計、その総決算を、ヴェルナツキイは「生物圏から精神圏への移行」と呼んだ。1945年、彼の死の直前にもたらされた彼の観点は、差し迫ったこの移行を描写するものだった。
ヴェルナツキイによれば、「生物圏から精神圏(地球の精神的な覆い)への移行」をはかる進化の目的は、「精神生命の時代」と呼ばれる地質学的に新しい時代をもたらすことにあるという。この時代に、人類は、実際に積極的に変容される地質学的な力そのものとなるだろう。精神生命とは、文字どおり「精神的な、あるいは魂の生命」を意味する。したがって、この新しく始まりつつある時代は、人類が平和において統一され、精神的な惑星という壮大な状態へと進化し、変異を遂げることによってのみ実現する。真の精神圏の到来は、人類の側の集合的・意識的な意志の行為が関与せねばならず、決して人類の誤った進路によって偶然の結果生じる状況ではない。
幸運にも、「はじめての生物圏の権利の惑星集会」と『13の月の暦』の公式的な採用を伴う「生物圏の権利」の宣言と、「はじめての世界平和」の計画と意図があるために、人類の集合的な意志を意識的にとらえる瞬間がやってきた。このようにして、「生物圏の権利の集会」に参加することは、集合的な進化の選択となり、これまで無意識でばらばらだったものを意識し、結合することになる。この集会への参加行為それ自体が、サイバンクが触発される磁気共振の結合原理が現われたものなのである。
生物圏の誘導進化機構を明確に表現した惑星のサイバンクは、計時周波数の原理と結び合わさって、生物圏の精神と生物圏から精神圏への移行に関する、ヴェルナツキイのパイオニア的な科学的著作をより完全なものにする。
サイバンクの精神とその存在、そして計時周波数の研究と発見は、すべて以下の著作と同じ研究プロセスの一部を成していた。すなわち、『アース・アセンディング』(1984年)『マヤン・ファクター』(1987年)『ドリームスペル』(1991年)『テレクトノン』(1995年)『パカル・ヴォタンの呼びかけ』(1996年)である。これらは、生物圏から精神圏への移行の時期を正確にする、計時周波数の理解と分析である。それらはまた、サイバンクの知識と、地球の電磁場と地磁気場との関係で、その地図を描くことでもあった。電磁場と地磁気場は自然の計時周期と組み合わさって、「4年間のはじめての世界平和」として知られる生物変異の連続を促す正確な対応関係を生じている。すなわち、「生物圏から精神圏への移行の誘発、人類の磁気的な再教育とサイバンクの出現」である。
生物圏から精神圏への移行と、サイバンクの到来を理解するために、普遍的な秩序を司るホロノミックな原理について再び詳述しなければならない。ホロノミーとは、全体システムを司る法則のことである。ホロノミーは、高次から低次までの秩序を導く知性の複数のレベルを意味すると同時に、高次の知性の秩序へと進化的に回帰することをも意味する。これは、次の普遍的な秩序を定義する。すなわち、何度も回転するひとつの広大な周期である。時間は、その普遍的な秩序におけるホロノミーのさまざまな段階を司る周波数なのだ。
生物圏は、生きた系の全体性であり、より大きな惑星全体秩序である地球の中で動いている。地球それ自体もまた、太陽とその惑星群というより大きな恒星秩序の下位システムである。太陽系もまた、銀河と呼ばれるより大きな全体システムの部分集合にほかならない。私たちの銀河は、数え切れないほどの銀河のひとつであり、この宇宙の主要な組織構成要素である。より大きな秩序を持つ宇宙の部分集合である、生物圏から銀河にいたるまで、すべての全体システムは、一見、ランダムさや混沌が見られるにもかかわらず、それぞれの結合力が維持される秩序のレベルによって特徴づけられている。この結合力は、磁気共振原理の機能である。
磁気共振は、有機体あるいは有機的な全体性がその環境とは切り離されておらず、密接につながる、その根拠となる原理だ。有機体がその磁気共振をなくすと、統合性を失い、ばらばらになる。磁気共振の原理は、計時周波数によって維持され、制御されている。地球の生物圏の中では、自然な13:20計時周波数が、周期の形で磁気共振を制御している。すべての生きた有機体は周期的な振る舞いを見せ、その周期の長さは、生物圏の秩序の中に存在する有機体の大きさや機能によって決定されている。蝿と亀ではまるっきり異なった周期を体験している。同じことが下位秩序である人間に対しても言える。
有機体について語ることは、ただ単にその個別の構成員についてではなく、より大きな支配周期の中にいる有機体全体について語ることである。生物圏における生命は、無数のそれを構成する生物種の形態における生き物の総計であるため、生物圏もまた、その磁気共振と、これまで以上に大きな自己反射的な知性の方向に向かう進化周期を示している。人類種が、現在、生物圏の最も進化した自己反射的な知性の媒介者であり、未来の進化的な状況に最も大きな影響を与える者であることは明らかである。
生物圏という大きな自己制御的な秩序の中で、人類種が与えた地質学的な衝撃は、実際には、人工的な12:60の計時周波数の習慣化によって、人類自体が磁気共振からみずからを引き離したことによる。文明との深い関与による自然の計時周波数からの逸脱は、最初は相対的にゆっくりとしたプロセスだった。だが、それにより一連の二義的な習癖を生じ、それにより文明化されたものは、文明化されていない種の構成員から切り離されるようになった。生物圏の観点からすれば、これは妄想的な区別だが、精神的な深い結末を生じさせるリアリティとして体験された。文明化されていない者たちとは、実際には、自然の周期との磁気共振をみずから維持している人々だった。
だが、グレゴリオ暦や機械時計から生じた、12:60の計時周波数の成文化やそれに続く社会の制度化により、磁気共振の原理から引き離される傾向は、種全体に広がった。これは、エントロピー的な加速——人間という種と、その人工的な依存のシステム、すなわち機械の双方の急激な繁殖と増加——によってさらにひどくなった長期にわたる磁気の不安定化という慢性状況を生じた。この状況により生産されたものの総計は、技術圏、すなわち自己習慣化した精神的・人工的なシステムの泡沫であり、それは人類種にとって唯一可能な存在様式として受けとめられているが、同時にその中にいる人類に、アポカリプス的な悪夢をもたらしている。
■世界平和と呼ばれる科学実験
天と地の創造の方が、
人間の創造などより
遥かに偉大なこと。
だが、大抵の人間には
それがわからぬ。
(『コーラン』、40:57)
全体秩序の中で遺伝的かつ実際的に不可欠の構成員となっている人類は、その中でみずから人工的な状況を作り出したが、自己制御的な生物圏の原理と一致した方法でのみ、みずからを修正しうる。繰り返そう。平和は、生物圏の秩序に応じた実際の科学的な基礎を持たないイデオロギー上の合意ではない。平和は、生物圏の文化である。長期にわたる磁気の不安定化やエントロピーを通して、人類は生物圏の平和を乱してきた。人類は、システム的に、生物圏(生命精神場)のその他の生きた集団の多くを混乱させ、さらには破壊してきた。さらに危険なことに、生物圏の自己制御的な電磁気的・重力的な共振場に干渉し、それを混乱させてきた。したがって、制定された12:60の周波数の泡沫の中にいる人類によって形づくられた、この破壊を招きかねない混乱した複合状態に対する唯一の解決策は、正しい13:20の計時周波数に基づいて、人類の生物圏における秩序を完全に科学的に組み直し、人類種の磁気的な再極性化へと向かうことである。
全体秩序に対する損傷は、この計時周波数における逸脱の中で正確に指摘され、また特定化されている。だからこそ、長期にわたる無秩序と磁気の不安定状態を創り出している逸脱した周波数をすべてやめることである。これが暦を変える目的だ。すなわち、無秩序と不規則性に対する無意識の習慣化がもたらした道具や手段に終止符を打つことである。
この無秩序は人間という種全体に広がっているので、暦の改革は、種全体で実行されなければならない。それが効力を持つためには、古い暦の効力を無効にして、一時的に活動を停止し(普遍的な停戦)、そして即座に新しい暦を導入してそれを使用することを、種全体に伝えなければならない。まったく前例のないところで、このまさに暦を変えること自体が、生物圏から精神圏への移行とサイバンクの到来を支援する、歴史的かつ進化的な意義を持つものとなる。
新しい暦は、自然の13:20計時周波数への回帰を表わすものであるため、暦の改革は、人類種全体の磁気的な再極性化のためのプログラムによって補われなければならない。それはなぜだろうか? またその方法はどのようなものだろうか?
種と生物圏に対する損傷の本質は、包括的にかつ磁気的に変化しやすく、激しいものである。同時にこの状況、すなわち人間と機械の生物地球化学的な燃焼は、そのすべてにおいて生物圏の進化秩序の機能である。生物圏は自己治癒的であるため、自然の計時周波数に回帰するプロセスは、その中にこの最終的な生物変異の連続へと向かう安全な道筋に必要な自己治癒力を内包している。
生物圏から精神圏への移行にひそむその固有の秩序は、すべての過去の習慣や条件からの劇的な離脱を余儀なくされる、人類種の中にある同じレベルの秩序を必要とする。12:60という人工的な秩序の中にある人類と、13:20という自然秩序の中にみずからを意識的に位置づける人類との違いは、知覚不可能なほど大きい。この変化は、道徳の激変と知性の目覚めの組み合わせにより、「4年間のはじめての世界平和」という真の平和文化を確立しようとする、これまで試みられたことのない冒険に喜んで参加する意欲を通してのみ可能になる。
これは、「世界平和は、人類種のすべての構成員の参加を含む科学実験である」という集合的・道徳的な声明を通して達成されうる。
この実験は4年間にわたるもので、すべての科学実験と同様、正確に実行に移されなければならない。銀河の時間秩序の中で、新しい暦は最高の調和の表現であり、4年間とは人類が生物圏の活性化を体験するのに必要な最小限の全体周期である。そして同時に、生物圏から精神圏への移行とサイバンクの到来を触発する期間でもある。
生物圏から精神圏への移行は、人類が新しい暦に従うにつれて必然的に生じる。新しい暦に従うことでもたらされる精神的な秩序は13:20なので、生物圏の中にあるすべての種の自然なテレパシー秩序、すなわち磁気的な再極性化に必要な社会全体の再組織化プログラムもまた、サイバンク・マトリクス(母体)に応じて意識的に巧みに処理されうる。生物圏と精神圏を司る秩序——サイバンク——は、テレパシーによってのみ触発されうる。
サイバンク・マトリクスは、4つのプレ−トないしは膜で構成されている。それぞれのプレートは、惑星地球の極から極までまたがり、電磁場に接触している。それぞれのプレートの活性化は、1太陽軌道ないしは13の月プラス「自由の日」を尺度とする、地球の1公転と一致した形で起こる。4つのプレートは本質的に極性を持っているので、4年間にわたる4つのプレートそれぞれの活性化は、正確に2つの部分に分かれた磁極のプロセスの中で起こる。言い換えれば、特定の年の前半の半年、磁気の月1日〜共振の月14日は、北半球の磁極がテレパシー的に活性化され、これに対して後半の半年、共振の月15日〜宇宙の月28日は、南半球の磁極がテレパシー的に活性化される。「自由の日」は磁気的な平衡と放出(ディスチャージ)の時である。
実際的な両極のテレパシー訓練は、テレクトノンと一致した形で毎日のパターンにきちんと従う、両半球の比較的小さな集団で行なわれうるが、その他残りの人類種もこの実験的な訓練について知っていること、また同時に「4年間のはじめての世界平和」として知られる社会の再組織化プログラム全体への参加が求められる。この実験がその最終の年に至る頃までに、人類種全体はテレパシー的な両極磁気の再安定化訓練に参加しているだろう。このようにして、世界平和という科学実験は平和裡に完了し、生物圏の中での普遍的な平和という真の秩序が、これ以後、意識的に再び確立される。これが、全面的な戦争の世紀を終える唯一の知性的な方法——完全な平和、普遍的な平和の新しい千年紀の開示——である。
■4年間のはじめての世界平和と4つのサイバンク・プレートの対応
第1年、青い自己存在の嵐の年、サイバンク・プレート1:アフリカ・ユーラシア・プレート
前半の半年:北半球が青い春を発信する
後半の半年:南半球が赤い秋を発信する
第2年、黄色い倍音の種の年、サイバンク・プレート2:太平洋プレート
前半の半年:北半球が黄色い夏を発信する
後半の半年:南半球が白い冬を発信する
はじめての世界平和の前半の2年間、アルファ位相が完了する
生態地域的な変換テンプレートが整い、12:60の周波数の極性がなくなり、消滅する
13:20が集合的な人類の心を確立し、普遍的なテレパシーの生物圏的な秩序へと解き放つ
第3年、赤い律動の月の年、サイバンク・プレート3:アメリカン・プレート
前半の半年:北半球が赤い秋を発信する
後半の半年:南半球が青い春を発信する
第4年、白い共振の魔法使いの年、サイバンク・プレート4:大西洋プレート
前半の半年:北半球が白い冬を発信する
後半の半年:南半球が黄色い夏を発信する
はじめての世界平和の後半の2年間、オメガ位相が完了する
生物圏の復旧テンプレートが整い、13:20の人類の磁気再極性化が「惑星の電磁気的な両極の安定化」となって実現する
科学実験が終了すると、世界平和は、「生物圏から精神圏への移行」の普遍的な平和として確立される。サイバンクの出現は、「天の栄光」「極をとりまく虹の橋」として体験される。
磁気的な移行のプロセス全般は、「はじめての世界平和」に応じた社会の再組織化によって実行に移される。前半の2年間の産業変換のあと、社会の再組織化は、自然の「歌詞」と地磁気の力のポイントに沿った「人類種の地磁気的な再配列」という観点で、次第に公式化されるものになる。
この専門的な訓練は、サイバンク・マトリクス、すなわち4つの極性の組を持つ8つの260単位のツォルキン・テンプレートの知識を含む。半年ごとのテレパシー磁極活性化の訓練には、260単位のマトリクスのうち、208の通常単位と52の銀河の活性化単位を含んでいる。これは、テレクトノンのプレイングボードに応じて次のような方法で実行に移される。
208単位(×2、北半球と南半球のチームによって同時に行なわれる)は、16の立方体の位置の活性化を通して、年ごとに集積される(16×13=208)。
52のGAP(Galactic Activation Portal/銀河の活性化の正門)単位(×2、北半球と南半球のチームによって同時に行なわれる)は、4つの塔の位置の活性化を通して、年ごとに集積される(4×13)。
◆塔の1日は、地上歩行の前半の2日間も活性化する
◆塔の6日は、地上歩行の後半の2日間も活性化する
◆塔の23日は、天上歩行の前半の2日間も活性化する
◆塔の28日は、天上歩行の後半の2日間も活性化する
立方体は7日から22日までを活性化するので、月の28日すべては、両極の磁気的なテレパシー訓練のために、活性化される。
磁気の月1日〜共振の月14日、北半球が発信、南半球が受信
共振の月15日〜宇宙の月28日、南半球が発信、北半球が受信
テレパシーの目標:地球の中心から両極に広がっている磁気を活性化する。前半の半年は陽極が北、後半の半年は陰極が南。すべての参加者は、生物量定数を制御する1年に73ある倍音色彩に従う。磁気の能動的な発信イメージ。受動的な受信イメージ(※訳注:次項の「存在状態の磁石」の説明を含め、詳細は「倫理プロジェクト」を参照のこと)。
■存在状態の磁石
高次の知性の進化へと引っ張りあげる不可抗力がある。この力は、「存在状態の磁石」(the Magnet of Be-ness)と呼ばれている。
存在状態の磁石は、12:60の不協和の中では知ることができない。唯一、13:20の完全な調和の中でのみ、人類はみずからを存在状態の磁石で精神的に育むことができる。ひとたび12:60から13:20へと解き放たれると、人類は、惑星地球の北極と南極として体験される存在状態の磁石の二つの極に結びついた数多くのフィラメントのように、みずからを再編成するようになる。存在状態の磁石によって統一される人類は、地球をテレパシー的な愛の壮麗な波の中に飛び立たせる。
クジラ、鳴き鳥、創造物のあらゆる共同体は、磁気共振の統合を通して時間を受け入れている。これは、存在状態の磁石に無意識に調律していることを意味する。
いまや人類が、同じことをする時だ。ただし、それを意識的に行なう時だ。これは、「目に見えない大学」、すなわち人類の磁気的な再教育をするホームスクールを通して実行される。「目に見えない大学」は、存在状態の磁石を四重に反転して、新しい惑星共同体を創造し、それを運営管理する。ホームスクールは、12:60の仕事による時間を取り除き、それにとって代わる。新しい時間により、12:60の仕事の概念は終止符が打たれる。
存在状態の磁石に関する銀河の伝言を聞いてもらいたい:
「人間たちよ、家庭に戻って、あなたがたの小さな生活を品位と気高さをもって建て直すのだ。あなたの家族関係を修復し、地球を育むことをもう一度学び直すのだ。すべての権利や特権は、地球信託によって与えられる。すべての教育は、PANによって授けられる。新しい知識と、自然の磁気的な再編成を楽しんでほしい。自分の身近な場所をきれいにすること、また自分が清らかになるにつれて変容される事柄を楽しもう。テレパシーの冒険は無限だ」
ブラジリアでの集会に引き続き、13の月による地球の普遍的な信仰のために、「生物圏の集会」は、「審判の日の勝利における普遍的な平和の計画」を監督する「目に見えない大学」となる。この大学の存続期間は、「4年間のはじめての世界平和」の完了時にあたる、栄光の自由の日(緑の日)、白い共振の鏡の日までである。
「4年間のはじめての世界平和」における「目に見えない大学」の運営は、同時に普遍的な文化の宮廷の中心で、存在状態の磁石を確立することでもある。磁気的かつ倫理的な人類を再編成する「PAN地球カリキュラム」を通して、人類は精神的な「単一性」へと進展していく。そうして私たちは、地球に対する奉仕を行ないながら、聖なる源泉へとこれまでにないくらい近づくようになる。
13の月の暦を、青い自己存在の嵐の年、磁気の月1日(グレゴリオ暦:1996年7月26日)までに受け入れることで、人類は時間が統制する「目に見えない大学」に自動的に入学する。生物圏の集会の「目に見えない大学」は、PANとして、あるいはPANにより運営される。それは「地球の再生」と「精神的な統一」——「天の栄光」——へと進展していく4年間のホームスクール、「進むに連れて覚え、学ぶ」進路である。これはやがて、存在状態の磁石の両極のあいだにサイバンクの放射を出現させる。
時間の法則によれば、大いなる「目に見えない存在状態の磁石」は、4つの流れで活性化され、それぞれの流れには2つの部分があり、各部分は2つの極に対応する。
年ごとに磁気は極性の中間点を切り換える。
年ごとに磁気は4つの部分に分かれた色の調波に従う。
前半の2年間、すなわち青と黄色は、12:60の極性をなくし、13:20を再極性化する一連の流れを完了する。
後半の2年間、すなわち赤と白は、13:20の周波数の力に応じて、人類のテレパシー的な両極磁気の力を清め、安定化し、放出する。
これは、テレクトノン、「時間における集合的な夢見の身体を統一するヨガ」、すなわちすべての存在を同時に解き放つ「普遍的な真髄」によれば、「心のシフトを巧みに行なう」と呼ばれる。これは、次の順番に従う集合的・惑星的なヨガである。
- 第1年、「心の平面」の聖なる源泉が獲得される。人類の再極性化。
- 第2年、「精神」が心の立方体を爆発させて四次元へと広げる。テレパシーが普遍化される。
- 第3年、「意志の平面」が存在の二つの磁気の流れ(「銀河のカルマ」と「太陽の預言」)を清める。人類は地磁気的に再編成される。真実の信仰、地球の普遍的な信仰の勝利。
- 第4年、聖なる源泉が四次元の「心のヘプタゴノン」を現わす。人の心、意志、精神の力が、両極のテレパシー磁気の放出で試験される。サイバンクの出現。精神圏が獲得される。極をとりまく虹の橋。
青い銀河の嵐は、集合テレパシー的に統一された人類の卒業パーティである。存在状態の磁石は、愛の聖なる単一性の波を生物圏のあらゆる細胞に向けて送り出す。そうして、第二の創造、地上における普遍的な銀河の信仰が到来する。テレクトノンは成就され、存在状態の磁石は、聖なる秩序と地球を結びつける。
生物圏の集会がその役割を終えるに伴い、PANは聖なる知性が連盟化した銀河文化の秩序として確立され、時間船地球2013の13年間の試運転をはじめる権限が与えられる。
時間トンネルが開かれれば、人類は、銀河的に連盟化された惑星間公園(パーク)、「地上の天国」の管理者としての権限を授けられるだろう。
願わくば、存在状態の磁石、第5の力の不可抗力により、聖なる審判の指令が広がり、地球が鎮まることを。そして、すべての者の中で聖なる知性が開花し、生物圏が生まれ変わらんことを。
「時間は短く、限られている。一時も一日も無駄にできない。人の文化・伝統は、犯されてはならないものである。レーリヒの平和条約の理想は、すべての人に益するものでなくてはならない。そのテキストは、世界の統一と平和のために必要欠くべからざる結合力をもたらす文化的な誓いだ。人類は、平和の旗の下で強力かつ平和的な統一体である「文化の世界連盟」(=惑星芸術ネットワーク)となり、ひとつの至高の文化へと向かって前進する。
(『レーリヒ条約と平和の旗』、「世界統一への呼びかけ」から)
パカル・ヴォタンの石棺と重なる鏡の反射で封印される
預言の第3年、白い電気の魔法使い
勝利は鎮める
太陽の月1日、白い律動の鏡
ホゼ・アグエイアス、哲学博士
?
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精神磁気の構造 はじめての生物圏の権利の惑星集会
「裁きにかけられる人類」
?
拡大図はここをクリックしてください。
■はじめての生物圏の権利の惑星集会
論評、結果、奨励事項
「はじめての生物圏の権利の惑星集会」は、「世界規模で13の月の暦に変える平和の運動」によって召集され、不規則でありながら世界基準として公的に受け入れられていた12か月のグレゴリオ暦を、生物学的に正確で規則的な13の月・28日の暦に変えることを公式化した。
人工および自然な計時周波数の発見の分析とその結論に基づく「世界規模で13の月の暦に変える平和の運動」は、本来的に公的な組織でもなく、NGOでさえない。むしろそれは、惑星地球の人々の運動(『パカル・ヴォタンの呼びかけ:時間は四次元である』スコットランド/1996年、コロンビア・メデリン/1995年)である。この運動は、改暦を最も根本的なものと認める。改暦の暗示するところは、社会的、政治的、宗教的な組織などあらゆる既存の形式の範疇を超える。包括的で想像的な惑星教育プログラムが、即座に改暦を実行するために準備されている。この目的に向かって、「世界規模で13の月の暦に変える平和の運動」は、ユネスコの協力を要請している。そうすることでユネスコが、「はじめての生物圏の権利の集会」の試みを認め、教育組織と世界のメディアをコーディネートできるようにするためである。なお、この試みには、まず第一段階として新しい暦を採用し、現在の人類情勢の進路の方向を変えることが含まれている。
現在の惑星危機をもたらした最も決定的な要因は、人工的な計時周波数である。この計時周波数の衝撃が引き起こした、統一有機体、生物圏が最高潮に達する段階と、その生物圏の性質、原理、特性は、「生物圏から精神圏への移行」として、V・I・ヴェルナツキイによって客観的に認知され、描写されている。全体システム的な生物圏の時機を得た分析は、あらゆる既存の産業動向に与えた生物圏の影響力を描写する要約資料によって補われる(『成長の限界』1993年、で定義された「基準となる世界モデル」)。また、グリーンピースとワールドワッチ協会の最近の報告にも含まれている(ラファエル・ネグレット著『維持可能な開発の追跡』1995年、ブラジル)。
集会の特定の結論と奨励事項が、「生物圏から精神圏への移行」の意識的な調整における計時周波数の分析と、そのシステム的な応用から導き出された。それにより、「世界規模で13の月の暦に変える平和の運動」と「はじめての生物圏の権利の惑星集会」は、容赦のない不可解な教義にすぎないものに基づいた疑問視されない権威で、人類種を支配する現在の産業活動と金融政策を、即座にかつ抜本的に修正する、もしくは特定の場合には完全に廃止することを呼びかける。
集会は、急速かつ抜本的な改革が即座に公式化され、今後4年間以内に効力を持つ形で導入されなければ、次の10年から20年のあいだの「正常な」人類の予想や将来の見込みについて語ることが、まったく無益であると断固として宣言する。入手可能なデータによる全体システム的な分析によれば、生物地球化学的なプロセスの構造に対する集積された影響力が、フリーエネルギーの急激な増大と関連して、「生物地球化学的な燃焼」すなわち「生物圏から精神圏の移行」に点火する火口(ほくち)として知られる、触媒作用を及ぼす状況を生じさせていることが見てとれる。この「生物地球化学的な燃焼」は、文字どおり入手可能な飲料水の枯渇、海洋および土壌の汚染、大気中の放射能と増大する一酸化炭素、オゾンの減少、地球温暖化と異常気象、生物多様性の減少と継続的な人口の爆発など、詳細に渡る事項で特徴づけられている。
これらより純粋に生物地球化学的な要因は、社会的な混乱、暴力闘争、戦争、テロリズムと結び合わせされたとき、より一層、一触即発の状況になる。これら生物地球化学的、社会的要因のすべてが日々、継続的に存在し続けることは、抑制されない経済成長、新自由主義金融政策、市場拡大主義、止むことのない産業生産(自動車文化)をいまだに追求し続ける世界政策の機能とさえ、まったく不釣り合いである。さらに、それらの世界政策は同時に、これまでにないくらいに悪化したこの危機的状況に対する全体システム的な解決に対する包括的なプログラムをまったく欠いている。
現在、支配的な世界秩序の金融政策によって推進された、この未解決で管理不可能な環境の悪化とそれに付随する社会の混沌状態における敗者は、惑星の生物圏そのものである。人類種は、その生きた媒介物である生物圏のことにほとんど無意識で、このうえなく物質主義的な放縦や、比べるもののないほどの道徳的な退廃という惨状に陥ってしまった。そして、その集合的な種全体に広がる自殺行為で、惑星のその他の生物種を道連れにしようとしていることにまったく気づいていない。
生物圏に関するユネスコの会議から28年、はじめてのアースデイ(地球の日)から26年、環境に関するストックホルムでの国連会議から24年、リオ・デ・ジャネイロでのECO92地球サミットから4年が経過した。これらのことで明らかなのは、どこにも人類の社会と環境問題を統合する全体システム的な政策がないこと、またその解決策も実行されるどころか、まったく形づくられてさえいないことである。この理由により、今日の惑星の危機的な状況は、実際にかつてないほど悪化している。そして、正しい全体システム的な解決策が実行に移されるまでは、惑星の生物圏の状態は、日々ひどくなるばかりである。実際に、生物圏の悪化、人間の価値の悪化は、伝染性のレベルに達している。メディアは、人類種を支配している金融政策の力によって管理されているため、大規模な危機を私たち自身だけが創り出している。メディアは、私たちがベストだと言い張る生活様式、それが種としての生存を継続できる唯一の生活様式の結果生じていることを認めることはおろか、認識すらしていない。
はじめての生物圏の権利の惑星集会の決議は、実際の客観的な生物圏のシステム、計時周波数の分析、さらには基準となる世界モデルの継続的なプログラムに関する現在のデータ分析についても考慮しており、人類社会と環境問題、および次の20年間のあいだに生きることができ、少なくとも居住不可能にならないために必要な変革をはじめる解決策を統合する、正しい全体システム的な惑星政策によって成り立っている。
惑星の実際の状況についてのすべての思考と対話の高揚に益するために、生物圏の集会は、いま26周年目のアースデイを「生物圏を認める日」(Biospheric Awareness Day)と名付けることを宣言する。そしてこれが、今後、公式的にアースデイとして祝われていた日(惑星の月19日、グレゴリオ暦4月22日)の名前となるだろう。「生物圏を認める日」(BAD)は、新しい、すべてを包括する全体システム的なイデオロギーと認識のレベルに着手する。それは、生物圏が、環境と呼ばれる政治問題として取り扱われる、現在広がっている物質主義者の金融政策のイデオロギーに取って代わる。いまやリオ・デ・ジャネイロの会議以降、「環境」自体が、「維持可能な開発」と呼ばれる心地よいマーケティング概念へと正当化されてしまっている。「生物圏を認める日」は、人類がすべてを包括する維持システム、すなわち生物圏の中ですぐにみずからを再統合する必要性があるか、もしくは現時点での長期にわたる生存を犠牲にするか、そのどちらかであることを認める。
生物圏が、客観的全体的現実であり、人類種はその中の潜在的な調整を担う構成員となる可能性を持っているにもかかわらず、この種は生物圏の編み目の中で不自然で機械的な計時周波数により誤った方向に向かってしまった。この点を踏まえると、はじめての生物圏の権利の惑星集会は公式的に、人間種全体のためにさらなる悪化を防ぐ矯正的な進路の必要を認め、改暦と生物圏の新しい誓約を始める。これには、現在支配的な管理目標や政策にとって代わる、種全体に広がる新しい社会目標が含まれている。
96年の生物圏を認める日は、「はじめての生物圏の権利の惑星集会」が前記の結論を公式的に声明として発表する機会となる。
生物圏の状態としてはすでに存在している普遍的な平和は、いまや意識的に人類種を再び含む形ではっきりと表現され、その宣言が水晶の月28日(グレゴリオ暦1996年6月26日)にフォーコーナーズやその他の地球上の聖地における「境界溶解の儀式」で公式的になされる。普遍的な平和の宣言は、「平和の旗」の配置によって布告されて、新しい共同体に伝えられる。また、進路を変える決意と、即座に変換プロセスをはじめる意欲を伴って、種全体に広がる新しい目的が生物圏との再提携関係を表現する。現在集会は、ユネスコ、IMF、その他の世界規模の政策機関との対話を行ない、生物圏のために人類種を脱産業化し、再び方向づける実行段階について議論する予定だ。
青い自己存在の嵐の年、磁気の月1日に、はじめての世界平和の宣言がなされる。この宣言は人類社会の変換と生物圏的な再統合のための全体システム・プログラムによって成り立っている。この宣言は、「はじめての生物圏の権利の惑星集会」を、生物圏的に定められた人類種の再方向づけを尊重し、神聖なものとする5つの一連の儀式を公式化する。
これらの儀式は、次の順番で成り立っている。
- グレゴリオ暦から生物学的に正確な新しい13の月・28日の暦に変えることを公式化する。
- 新しい暦と、正しく自然な13:20の計時周波数への人類種の回帰に基づいた、生物圏の権利に関する人類の新しい誓約の宣言。
- 生物圏全体を即座に保護し、はじめての世界平和を呼びかけ、宣言する基礎となる、レーリヒの平和条約と平和の旗の再活性化と拡張。
- はじめての世界平和1996〜2000年の宣言、拡張された4年間の教育、社会変換、そして生物圏保護のための生物圏再生プログラム、人類種の健やかな未来を確実なものにして、積極的かつ意識的な生物圏から精神圏への移行を客観的に監督する。
- 生物圏の中での人類の新しい目的と結びついた、公式的にPAN(惑星芸術ネットワーク)として知られる新しい社会形態と人類共同体に仕える宣言と献身を通して、産業生産と消費から芸術的な創造と審美的な生物圏の再生に向けた、人類のゴールを再構築する。
生物圏の集会は、ユネスコ、平和の大学、そしてその他すべての類似した提携関係にある教育組織、さらにはCNNとその他の世界規模のメディアに、人類種全体のための幅広い生物圏の情報と教育プログラムの開発に協力しはじめるよう奨励する。
完全な変換、社会の再組織化、そして生物圏の再生計画が、はじめての世界平和1996〜2000年として知られる戦略を含む集会の決議ですでに作成されている。この再生計画はまた、「世界平和と呼ばれる科学実験」「4年間の地球規模のテレパシー的な磁気の安定化プロジェクト」「目に見えない存在状態の磁石を反転し、極をとりまく虹の橋を触発する」を実行に移すことも合わせて進行させるものである。この実験の多重の目標は、平和が、戦争や競争に比べてはるかに創造的で社会的なものであることを示すことにある。そして、事実、私たちは、自然の計時周波数にひとつの種として回帰するまでは、平和の本質を知らないし、またそれを真に知ることができないでいる。
はじめての生物圏の権利の惑星集会は、これからはじめての世界平和の監督をするため、「目に見えない大学」として再構築される。そして、その「世界規模で13の月の暦に変える平和の運動」の継続的な活動を通した指令を続ける。その中には、生物圏的および地域のPCC(惑星暦協議会)、PAN(惑星芸術ネットワーク)とインターネットを含んでいる。集会は、地球の未来に関心を持つあらゆる既存の人類の組織を招き、「世界規模で13の月の暦に変える平和の運動」に参加し、自然時間へと人類種を即座に変換するゴールを獲得するうえでの協力をあおぐ。
この報告書に対しての応答のあるなしにかかわらず、はじめての生物圏の権利の惑星集会は、理解と分析の手段を選び、人類種のその他の人々のその伝言を伝える進化的な特権を引き受けるものである。
はじめての生物圏の権利の惑星集会のために
ホゼ&ロイディーン・アグエイアス
キン86、惑星の月1日〜キン88、惑星の月3日
勝利は鎮める
惑星地球、ハワイ諸島のマウイ−日本列島の東京にて
■時間と生物圏
原画のコラージュとコピーによる展示
ホゼ・アグエイアス作
※訳注:以下の本文は、ホゼ・アグエイアス博士の手によって創られた24枚のコラージュ作品の解説です。コラージュの内容をご覧になりたい方は、ZAVTONE ver.6.0(ザブトーン6号/光琳社出版発行)をご購入ください。
12:60の計時周波数に基づく現行の哲学は「時は金なり」である。これとは対照的に、13:20の哲学は「時は芸術なり」という。前者の12:60の時代である産業化時代初期、すばらしい英国人幻視者ウィリアム・ブレイクは、何度もさまざまな方法で「金銭の意図が介在するところに、芸術は存在しえない」と語った。
真の幻視芸術と真の幻視表現は、必然的に経済的な支援なしに行なわれる。その視点による表現は、銀行家のメンタリティとは正反対のものである。使者が伝言を携えて現われるとき、その伝言をまず最初に拒絶するのは金持ちだ。それは、その幻視者が個人的に金持ちと対立するものを持っているからではなく、真実が、「金は世渡りの基礎である」と主張するどんな視点をも超越するからにほかならない。
この展示を構成する図版は、「はじめての生物圏の権利の惑星集会」(白い電気の魔法使いの年、太陽の月11〜15日、ブラジルのブラジリアで開催)のために特に創られた。産業時代の夜明けからこれまでの幻視芸術家が直面してきた日常と、同様の状況化で創られたのである。まさにこの点が重要だ。この作品は、洗練されたものとは言いがたい。これは言葉とイメージを組み合わせて、左右両方の脳半球に語りかける情報を創り出すことを意図している。このすべてを、すぐに理解しようとするのではなく、感じてほしい。生物圏は私たちが頭で理解する以上のものだからだ。同時に、私たちが生きているこの貴重な地球で、生物圏は私たちの中にも外にも、あらゆるところに存在する。
新しい知識は、芸術と科学を超越する。ほとんどの人にとって、生物圏の知識は完全に新しい知識である。時間、すなわち時計の時間ではない、真実の時間に関する知識もまた同様である。奇妙なことかもしれないが、生物圏も時間も、文字どおり私たちが呼吸する空気であり、私たちが体験する心なのである。それらは完全に理解可能なものであり、同時に先の「集会」の要点でもある。もし私たちが、このままだと30年以内に世界に人が住めなくなるということを自覚して無力感に陥ってしまうような、そんな現在の黙示録的な混沌を生きのびようとするなら、「脱出口」となる時間と生物圏に関する真の知識を受け入れ、熟慮しなければならない。脱出口とは、自然時間への回帰であり、精神的・叙事的な重大性を持つゴールを創造することである。それはすなわち、私たちの惑星を積極的に変容させ、普遍的なテレパシーへと回帰することに他ならない。
進化が私たちに呼びかける。時は芸術。あらゆる人は芸術家だ。地球は、私たち人間が地球を芸術作品につくり変えてくれることを待っている。
——— コラージュの内容に関して ———
これらのコラージュの図版やその文字どおりの中身は、特筆すべきいくつかの作品と、現代のブラジルで発行されている一般的な雑誌や新聞からとられている。全体として見ると、これら24枚のコラージュは一種のビジュアル・ブックとなっており、研究の対象として、また読んだり、熟慮したり、瞑想したりする対象ともなる。
文章部分の引用のほとんどは、V.I.ヴェルナツキイの古典的なテキストである『生物圏』(1926年)と、同じ著者の晩年最後の総括的な研究である『生物地球化学?』(1944年)からのものである。その他の引用は、『パカル・ヴォタンの呼びかけ:時間は四次元である』(1996年)、『アース・アセンディング』(1988年)からであり、どちらもこの作品を創った芸術家の著作である。後者の『アース・アセンディング』は、多くのコラージュ図表のイメージ・ソースとなっている。また三つの事例ではその本に掲載されている3種類の地図からビジュアル形式をそのまま借用している(9〜11)。さらにこれらのコラージュのうちのいくつかは、同じ著者の幻視ノート『地球の歴史を含む、パカル・ヴォタンの普遍的な回想の本』の数ページのカラーコピーからもとられている。
時間と生物圏の本質は、視覚的な把握を越えた抽象のように見受けられるかもしれない。私たちが生物圏のことをいまだ理解していないのは、私たちが時間のことをよく理解していないからである。この二つの事柄(「時間」と「生物圏」)は切り離すことができない。双方ともに、その意味を真に掌握するには、拡大された意識を必要とする。個別化した意識の微粒子状細胞へと進化した現代のホモ・サピエンスは、このような拡大された意識の可能性をほとんど封じられている。平均的な都市型の人間は、時間を知らない。なぜならその人は、それを知る時間がないからである。その人は生物圏についても何も知らない。なぜなら現代の都市型の機械化された生活のあり方そのものが、その人を自然のサイクルすべてから隔離しているからである。だからこそ、これらのコラージュの存在理由がある。すなわち、文明の有毒ガスがさらなる知識と存在の可能性を消滅させる前に、気づきを刺激し、促すことである。
時間と生物圏の知識は、私たちが現在生きている、あるいはむしろ私たちを生かしている惑星地球の緊急事態に対して気づき、それを意識する高みに私たちを引き上げる。私たちは、地球化学的な燃焼の爆心地(中心)におり、その燃焼は私たちに生物圏から精神圏への移行を告げている。この移行は、意識における量子的な飛躍であり、それによって私たちは次の進化段階へと到達するようになる。この次の段階に到達するために、私たちは自分たち自身をひとつの惑星有機体とみなす必要がある。言い換えれば、自分たちが特定の国家に属する人間であるというアイデンティティを、あるいはみずからを微粒子状細胞だとみなすことをやめなければならない。
人口の爆発、オゾン・ホール、地球温暖化は、私たちが聖なる力を失ったことを示すものである。「聖なる力が失われること」それ自体は、私たちが機械化された時間の中に完全に身を委ねて生きていることから生じる作用である。すなわち、生物圏の自己制御的な法則から離れて生きている私たちが、必然的に生じさせている機能にほかならない。真実の、自然の時間の知識は、私たちが再び自分の聖なる力を取り戻そうとするのを助けてくれるものとなる。聖なる力は、金銭と機械という、生物圏の犠牲のうえに成り立つ、私たちの集合的な生活を現在支配しているちっぽけな物理的な力とは、まったく無縁であり、それらをはるかに越えている。自然時間のサイクルの中に生きることとは、すなわちひとつの生きた編み目である生物圏を司る統一法則と一致する、私たちの聖なる力の中に生きることである。
幻視芸術は、過去と未来が同時である全体性、すなわち宇宙的な全一性のマンダラの中から生じる。この自立したマンダラの宇宙ビジョンの中で、未来は過去における現在である。マヤの宇宙ビジョン、特にパカル・ヴォタン(紀元603〜683)のそれは、すべてを包括する。アインシュタインによって暗示された時間科学は、古代中央アメリカの銀河数学者によってよく知られ、また実践されていた。したがって、現在の生物圏から精神圏への移行が、時間科学に長けたマヤの知者によって準備されていたとしても、驚くにはあたらない。私たちは、彼らが残してくれた「正しい暦」という道路地図に感謝すべきだろう。この道路地図があれば、私たちは生物圏から精神圏への移行の道を旅することができる。その道は、私たちを直接、サイバンク、すなわち私たちの意識を集合的に進化の次の段階へと引き上げてくれるテレパシー的なスイッチボード(配電盤)へと導いてくれるのだ。
この一連のコラージュ、「時間と生物圏」は、日本の倫理研究所に寄贈される。生物圏の倫理的な理解をさらに押し進め、生物圏から精神圏への移行の道を、私たちが急速かつ安全に旅する際の助けになるために。
時間と生物圏
- 13MOONS: THE LOOM OF MAYA(13の月:マヤの機織り)
- WHICH RULER WOULD YOU USE ?(あなたはどちらの物差しを使う?)
- THE BIOSPHERE: EARTH’S LIVING MEMBRANE(生物圏:地球の生きた皮膜)
- LIFE IS THE TRANSFORMATION OF SOLAR ENERGY(生命は太陽エネルギーを変容する)
- 12 IS NOT 13. TWELVE MONTH COUNT IS NOT ROUND(12は13ではない。12か月の数え方は丸くない)
- TIME AND THE BIOSPHERE(時間と生物圏)
- PERPETUAL WAVESPELL CALENDAR: MAYAN INTERDIMENTIONAL STAR MAP(万年ウェイブスペル・カレンダー:マヤの次元間スターマップ)
- TIME IS THE FORTH DIMENSION(時間は四次元である)
- THE RELAION OF THE BIOSPHERE TO THE COSMOS #1(生物圏と宇宙との関係 #1)
- THE RELAION OF THE BIOSPHERE TO THE COSMOS #2(生物圏と宇宙との関係 #2)
- ANCIENT RELIGIONS INTUITION(古代宗教の直観)
- HUMAN BIOMUTATIONAL SEQUENCE(人の生物変異の連続)
- BIOGENIC MIGRATION OF ATOMS: THE HUMAN IMPACT(原子の生物生成的な移住を加速する:人の衝撃)
- THE EFFECT OF HUMAN THOUGHT ON THE BIOSPHERE(人の思考が生物圏に与える影響力)
- HUMANITY ON TRIAL(裁きにかけられる人類)
- 12:60 TIMING FREQUENCY AND HUMAN ALIENATION(12:60の計時周波数と人類の疎外)
- CREATION OF THE TECHNOSPHERE: HUMAN PLANETIZATION(技術圏の創造:人の惑星化)
- MOBILIZATION FOR PEACE: DAY OF JUDGEMENT(平和への動員:審判の日)
- FIRST WORLD PEACE: MAGNETIC RE-EDUCATION OF HUMANITY(はじめての世界平和の4年間(1996〜2000年):人類の磁気的な再教育)
- PSI BANK: THE HOLONOMIC BRAIN(サイバンクの到来:ホロノミー的な脳)
- PSI BANK: THE FULFILLMENT OF THE BIOSPHERE – NOOSPHERE TRANSITION(サイバンク:生物圏から精神圏への移行が成し遂げられる)
- INTERDIMENTIONAL VOYAGE OF PACAL VOTAN(パカル・ヴォタンの次元間航行)
- PACAL VOTAN: GALACTIC AGENT 13 66 56(パカル・ヴォタン:銀河のエージェント、13 66 56)
- “PROPHECY,TOO, IS NATURAL LAW, THE COMPLIMENT TO GOD’S MERCY”(「預言もまた、神の慈悲を補う自然の法則」)
ビジュアル・ブック
ホゼ・アグエイアス博士によって差し出される
■時間と生物圏:生物圏プロセスの概要
?.カリキュラム・レベル1:
生物圏の法則と原理、生物圏から精神圏への移行の中における私たちの位置。
?.カリキュラム・レベル2:
四次元の時間の法則と原理。磁気共振の原理に応じた社会の再組織化を含む。
?.カリキュラム・レベル3:
テレパシーの法則と実践。特に「はじめての世界平和」の4年間の実験および、「極をとりまく虹の橋のテレパシー的な顕現」(『倫理プロジェクト』)と一致した形でこれを進める。
?.カリキュラム・レベル4:
啓発された地球倫理と平和の実践。「生物圏道徳の回復」および「普遍的な平和の信仰の到来」のための精神的統一の規範の再検討、調査、実践。
カリキュラム・レベル1:生物圏の法則と原理
- 生物圏は、「生物地球化学的なプロセス」——有機的・非有機的な生物不活性物が宇宙エネルギーを変容する領域である生物圏の活動的な構造を創り出すプロセス——が司る。これらの構造は、より大きな複雑化に向かう傾向がある。
- 「原子の生物生成的な移住」とは、生きたプロセス——たとえば、消化、排出、呼吸作用など——のさまざまな分子構造を通して、原子の循環する継続的なプロセスが種の進化を生じることを表わす。
- 「生物量定数」(バイオマス・コンスタント:生物量の一定不変性)とは、地上での発端から、生きた物質の量と値がごくわずかしか増大していないことを表わす。
- 「生物変異の連続」とは、圧力の効果、「フリーエネルギー」の解放、生物地球化学的なプロセス全体の中でのタイミングにより、地球化学的な構造が変化することを表わす。
- 「生物圏から精神圏への移行」とは、「生物量定数」の能力に影響を与える「フリーエネルギー」の解放により「生物地球化学的な燃焼」が起こるポイントで、自己反射的な思考と機械の到来により生じる。
- 「共振場モデル」は、惑星全体の構造を維持する。すなわち、「電磁場」「重力場」「生命精神場」の3つの共振場である。
- 「計時周波数」。13:20の自然の計時周波数は、3つの共振場を維持する。生物圏においては無意識だが、人類種が人工的な周波数を採用したことにより、意識化される必要がある。人類が人工的な計時周波数を採用したことが、「生物地球化学的な燃焼」の原因であり、「生物地球化学的な燃焼」は、「生物圏から精神圏への移行」の到来、サイバンクの出現、そして新しい地質学的な時代「精神生命」の時代への参入をもたらす。
※訳注:このカリキュラムは、本資料にある「目に見えない大学・はじめての世界平和・カリキュラム/PAN−PCC教育ガイドライン」の後半部の記述と一部重なるが、カリキュラムの「レベル1:生物圏の法則と原理」についてより詳しく説明してあるので、ここに掲載する。後半部の同資料を併せて参照してもらえればと思う。
■生物圏の締めくくり
「国家の時代は過ぎ去った。私たちが消滅を望まないのであれば、いまや私たちは古い偏見を捨て去り、地球を形づくらねばならない。私がより科学的に世界を見るようになればなるほど、その統一に向かう活動的な意識以外には、どんな生物学的な未来の可能性も見い出すことはできない」
(ピエール・ティアール・ド・シャルダン)
「過去の統治国家は、もはや現在の問題を解決できない。それは、国家がみずからの進歩も保証できないし、みずからの未来もコントロールできないからである。そして(ヨーロッパ)共同体それ自体も、明日の組織化された世界の途上にある段階にすぎない」
(ヨーロッパ共同体、現在のヨーロッパ連合の発案者、ジャン・モネ)
- 生物圏の中、およびそれを超えた人類の植民地化の速度は、音速のレベルに達し、またそれを超えている。これは終わりなき加速であり、生物圏の規範を超え、それを崩壊させている。
- 毎日生産されるデータの量は、生物圏内の自然の生体の量を超えている。これは、指数関数的な情報の加速であり、生物圏の規範を超え、それを崩壊させている。
- 機械の増殖は、人類種の増殖より先に進んでいる。これは、原子の生物生成的な移住を指数関数的な加速を生じ、生物地球化学的な燃焼と、容赦ない技術圏(テクノスフィア)の噴出をもたらす。これが生物圏の規範を超え、それを崩壊させている。
- 利益のための金銭の生産率が、機械の速度を超えて、倫理的に無価値なものの加速を生じている。これが生物圏の規範を超えている。
- 人類の人口の増大率が、理解力の速度を超えている。その結果、生物圏の混乱と種全体に広がる狂気を生じている。これが生物圏の規範を超え、それを崩壊させている。
- 生物地球化学的なエネルギーの拡大が、人類の社会秩序のエントロピー増大へと逆転しており、機械的かつ非有機的な運動と振る舞いにおいて混乱と不安定状態を増している。これが生物圏の規範を超え、それを崩壊させている。
- イデオロギーとすべての国家主義的な政策の失墜、およびそれにより生じた不安定な社会秩序は、生物圏内のみずからの状況を真に冷静かつ科学的な方法で見据えることのできない、政治のリーダーシップの無能さと、それに対する拒絶によるものである。人類の未来の進化と生物圏の救済に向けての唯一の希望は、自己治癒と知性的な自己変異のために、自己組織的な時間の道具および生物圏自体が持つ力に関する精神的な知識に一致した形で前進する、変化に対する責任を受け入れる自己反射的な人類の集団によってなされる。
■世界規模で13の月の暦に変える平和の運動
生物圏の権利の惑星集会
惑星芸術ネットワーク・ジャパン
目的の記述:
惑星芸術ネットワーク(PAN)ジャパン、すなわち「世界規模で13の月の暦に変える平和の運動」の調整活動を行なう生態地域グループメンバーは、「新しい13の月の暦」、「生物圏の権利に関する人類の新しい誓約」、そしてブラジルのブラジリアで預言の3年、白い電気の魔法使いの年、太陽の月11日〜15日に開かれた「はじめての生物圏の権利の集会」で確約され同意された上記を支持する決議を奨励し、それについて教育する目的で存在している。惑星芸術ネットワーク(PAN)ジャパンによって確約され、奨励されるこれら生物圏の決議は、総括すると次のようなものである。
- 不規則な12か月のグレゴリオ暦を代替する13の月・28日の暦の使用、奨励、教育。
- この新しい暦と正しい13:20の計時周波数に基づく生物圏の権利の人類の新しい誓約。
- 生物圏の保護のためのレーリヒの平和条約と平和の旗の再活性化と奨励。平和の旗の生産を含む。
- 「4年間の世界平和」として知られる人類の再教育と社会の再組織化のための包括的な計画の公式発表と奨励。
- 新しい人類の共同体としての惑星芸術ネットワーク(PAN)や、新しい13の月の暦、生物圏の権利の新しい誓約に関して適切なすべての情報の配布を受け持つ惑星暦協議会(PCC)の創造と奨励。この情報は、新しい時間の使者であり、12:60−13:20の計時周波数の発見者であるホゼ&ロイディーン・アグエイアスが製作し、著作権を持つ『13の月の暦』『ドリームスペル:時間船地球2013の旅』『テレクトノン』と、その他すべての関連資料や出版物を含んでいる。
上述した目的のために、惑星芸術ネットワーク(PAN)ジャパンは、日本の中でのその他すべての教育、環境、社会活動団体や深い認識を持つ集団や組織に対して、この世界規模での試みへの参加を請い、物質主義文明を銀河の平和文化へと積極的かつ迅速に変容し、創造していくものである。
■PAN・緊急の呼びかけ:13:13への準備
生物圏の権利の集会に関する最新情報
ブラジルのブラジリアで預言の3年、太陽の月11日〜15日に開かれた「はじめての生物圏の権利の集会」は、新しい時間を祝う叙事的な行為だった。それが叙事的なのは、この集会が「生物圏から精神圏への移行(1996〜2000年)」に着手したからである。「生物圏から精神圏への移行」は、生物圏が次の地質学的な時代、すなわち「精神生命」の時代という、普遍的なテレパシーを持つ人類の能力によって統治される時代に入り込む能力の前触れとなるものだ。これは、「13:20−12:60の計時周波数の発見」と「世界規模で13の月の暦に変える平和の運動」の創造によってのみ起こりうる。その結果、地上に新しい共同体、生物圏の権利の共同体が生じた。虹の国家という国境のない人類は、進化の主流として、「生物圏から精神圏への移行」へと人類を導き、普遍的なテレパシーの時代を新しく開く権限を授けられた。
また4週間も経過していない1996年の「アースデイ」(地球の日)に、選ばれた約60名の人々が富士山の裾野にある倫理研究所の施設に集まって、「アースデイ」を「生物圏を認める日」として再び尊重したのた。その少し前に東京の倫理研究所本部では、テレパシー的な生物圏−精神圏の実験を開始した。
生物圏から精神圏への移行に着手するにあたって、それを意識的にみずから受け入れ、自己権限化して作業を進めることによってのみ、生物圏全体の生物地球化学的な燃焼が早められる。生物圏の生物地球化学な燃焼が最高潮に達しうるのは、それと同時に生物圏から精神圏への移行の意識的な出現が起こる時のみである。最高潮に達するポイントは、急迫しており、13:13として知られる。すなわち、13・月、13番目のウェイブスペルの13番目の音程、キン169(13×13)、「赤い宇宙の月」であり、適切にも「13の月の勝利の日」(預言の第3年、水晶の月28日)と呼ばれている。
13:13の爆心地(中心点)は、北アメリカのフォーコーナーズの「境界溶解の儀式」である。だが、そこに参加しないすべての惑星グループも境界溶解の行為を支援する、生態地域的に適切な聖地で、同期をとった儀式を行なうべきだ。力は私たちと共にある。だが、私たちは今行動を起こさなければならない。あなたがたのPAN緊急協議会をすぐに形成しよう。「平和の旗」を作り、真実を気品に満ちて簡潔に示しながら、その旗を掲げよう。あなたがたのPCCの情報回路が必要な情報を知らせ合うようにしよう。私たちはひとりではない。生物圏の集会は、13の月の道を歩く者たちのテレパシーの力だ。
死につつある「獣」の力は、いまだによろめきながら猛威をふるっている。ヴァチカンは、いまだに南アメリカで支配的な勢力となっており、悪貨と戦争で今も惑星を支配するG7と結びついている。私たちは、「世界規模で13の月の暦に変える平和の運動」に直接向けられた言い逃れやごまかしの試みが今もあることを無視できない。また私たち自身の中で最も献身的な者たちをも悩ます神経症があることも無視できない。「世界規模で13の月の暦に変える平和の運動」は、1990年代で唯一の新しい人間的な運動である。その惑星規模での成長には目を見張るものがある。その力が拡大するにつれ、その預言的な使命が、「グレゴリオ暦を退け、それを放棄する必要性」をよく理解しない人々の関心もひきつけている。この運動の創始者であり、コーディネーターとして私たちは、この問題に関して今までにないほどの特別な予防措置を取り、警戒を怠りなくしなければならない。私たちは、聖なる計画がこの運動の構成員の中で、人類の知性の新しいレベルを引きつけるにしたがって、その聖なる計画に私たちの信頼のすべてを位置づける。
地球に対する奉仕に服す、青いスペクトルの猿と白い太陽の風
■世界規模で13の月の暦に変える平和の運動
目に見えない大学・はじめての世界平和・カリキュラム
PAN−PCC教育ガイドライン
預言の3年、白い電気の魔法使いの年、太陽の月11日〜15日にブラジルのブラジリアで開かれた「はじめての生物圏の権利の集会」は、「世界規模で13の月の暦に変える平和の運動」の発展において新たな局面を開いた。これからは、「はじめての世界平和、1996−2000」を完遂する生物圏共同体の確立と強化がこの運動のゴールや目標になる。
「13の月の暦に変える平和の運動」は、「生物圏の権利の新しい誓約」に応じて組織化され、惑星芸術ネットワーク(PAN)や惑星暦協議会(PCC)といった形をとる。PANは、社会の組織化と芸術的な催しの同期に責任を持つ。PCCは、情報の収集、コミュニケーション、全体システム教育に責任を持つ。PANとPCCは、「世界規模で13の月の暦に変える平和の運動」という一羽の鳥の両翼として機能する。
PAN−PCCが促進し、従うプログラムは、「はじめての世界平和」を確立する「目に見えない大学」である。「目に見えない大学」は、分散的な「生物圏の権利の集会」に与えられた名前で、「はじめての世界平和」に関する特定の教育的な目標と狙いを表わす。これらの目標と狙いは、純粋かつシンプルな手段、すなわち13:20の計時周波数の道具と知識によって定義される手段によって達成される。これらの13:20の道具とは:
◆13の月の暦:毎日、毎月、そして毎年の惑星奉仕のウェイブスペルの形で使われる。
◆テレクトノン、預言のゲーム:三次元と四次元の時間の調整とテレパシーを目覚めさせるために毎日実践する。
◆ドリームスペル、時間船地球2013の旅:新しい四次元の時間の知識の基礎となるもので、「キンの書」を含む。
これら主要な13:20の道具の使用や学習を補佐し、地域共同体のPAN−PCCの確立に必要なカリキュラムの基礎となる、以下の資料にも従う。
◆「はじめての生物圏の権利の集会ハンドブック」:「新しい誓約と決議」「平和は生物圏の文化」「G7を克服するPANの勝利」「13の月の暦に変える平和の計画」を含む。
◆「倫理プロジェクト、目に見えない存在状態の磁石を反転させる」:4年間の惑星テレパシー実験の達成のための説明、詳細、ガイドライン。
◆「銀河文化のマスタープラン」:地球上の銀河文化の新しい生物圏共同体のあらゆる側面を具体化するにあたっての全体的な考察と経済計画。今後2年間のあいだにまとめあげられる協議事項を含む。
以下のテキストは、13:20の計時周波数と新しい時間の文化を学習し、また全体システムとして理解するための基礎となる。
◆『パカル・ヴォタンの呼びかけ、時間は四次元である』
◆『13の月の動き』
◆『時間の物語、亀と樹の物語』
◆『アース・アセンディング、全体システムを司る法則の図解論文』
◆『マヤン・ファクター、テクノロジーを超えた道』
◆『アルクトゥルス・プローブ、現在進行中の調査、その物語と報告』
◆『時空のサーファー、次元間旅行の物語』
ホゼ・アグエイアスによる上記のテキストに加えて、「目に見えない大学」のカリキュラムに対して計り知れないほどの理解力をもたらしてくれる点で不可欠なものが、以下のテキストである。
◆『生物圏』(V・I・ヴェルナツキイ著)
◆『レーリヒ条約と平和の旗』(「レーリヒ条約と平和の旗委員会」編)
◆『純粋倫理入門』(丸山敏秋著、新世書房)
※訳注:『生物圏』と『レーリヒ条約と平和の旗』は訳者の調べたかぎり、日本では訳書は出版されていない模様。また『純粋倫理入門』は一般書店では取り扱っていないため、購入希望者は直接、倫理研究所/電話03-3264-2251(代)の販売部に問い合わせてほしい。なお東京近郊にお住まいの方は、前記倫理研究所の「倫理文化センター」(〒101 東京都千代田区三崎町3-1-10)で直接購入も可能。
前述の教育資料と著作物のすべてにつけ加えて、あらゆるPCCは、ワールドワッチ研究所、グリーンピース、『アース・アイランド・ジャーナル』(EARTH ISLAND JOURNAL)やその他の環境、平和、精神的な意識高揚組織や刊行物などからの情報を(インターネットに積極的に参加することを含めて)入手可能にする学習グループを持つべきである。PCCは、「世界規模で13の月の暦に変える平和の運動」の目標と狙いと一致する補足的な教育資料をそろえた、生態地域共同体の自前の図書館を建設するよう奨励される。
PAN−PCCを通しての「世界規模で13の月の暦に変える平和の運動」の目標は、生物圏を啓発することにある。あらゆる地域のPAN−PCCは、生物圏の啓発をもたらす13:20の計時周波数の道具の配布・普及専用に組織される。これらの13:20の道具を使うPAN−PCCは、意識を高め、知性を拡張し、生物圏から精神圏への移行をもたらす学習プログラムを即座に確立するよう奨励される。これらの学習プログラムは、生物圏の啓発を獲得する手段となる。普遍的なテレパシーの目的は、無我の集合心としての精神圏を確立することと同義であり、どちらも共になって生物圏の啓発を構成している。
「世界規模で13の月の暦に変える平和の運動」は、生物圏の声である。この運動の目標と狙いを理解するのに必要なのは、感情に動かされずに冷静かつ公平であること、および科学的な理解力である。13:20の計時周波数は、科学的な発見である。生物圏の法則と原理は、科学的に明確に組織立てられている。この知識を時間と生物圏の原理として理解することで、まさにその知識そのものが「目に見えない大学の基本的なカリキュラム」を形づくるものとなる。
新しい知識としての13:20は、純粋に理解されなければならないものである。その点で別なところから出た、これとは無関係な資料が取り入れられてはならない。生物圏の啓発とは、「普遍的な超越」を促進することである。あらゆる問題について倫理的に振る舞うことが、生物圏の啓発と共にある道である。「生物圏の権利の集会」「惑星芸術ネットワーク」「13の月の暦に変える平和の運動」は、統一的な力であり、ひとつの共通の手段「13:20の時間の知識」と、ひとつの共通の目標「生物圏から精神圏への移行」と共にある。
生物圏的な啓発の道具やその教育的な補助物を守り、それを教育したり、促進する際に、あらゆる地域のPAN−PCCは、その他のグループとの連携関係を創り出すよう奨励される。テレクトノンやドリームスペルから引き出されたカレンダーや資料は、常にその出所が承認され、明らかにされているかぎり、教育的あるいは生態地域的な配慮のもとに採用できる。
「世界規模で13の月の暦に変える平和の運動」は、現時点(※訳注:白い電気の魔法使いの年、スペクトルの月の時点)で、「オペレーション・ビクトリー」や「ビクトリー・ネット」という情報ネットワーク(米国、ヨーロッパ、ニュージーランド、オーストラリア、日本)によって促進されている。日本の東京にある「倫理研究所」も関連した団体である。
すべてのPAN−PCCのグループは、さまざまな段階に応じて即座に定期的な学習プログラムを設定するように奨励される。そして、その段階には「銀河幼稚園」や「カリキュラムの四段階」があり、これらは時間と生物圏の原理に対する完全かつ導入的な教育を提供する。これらは、人類が生物圏において知的で責任ある構成員となるようにするものである。
時間と生物圏:生物圏的な教育プロセスの概要
銀河幼稚園:「13の月の暦」、「13の月の暦に変える平和の運動」、12:60−13:20の定義の紹介と導入。『生物圏の権利の集会ハンドブック』、『時間の物語』をよく読んで、学習する。
?.カリキュラム・レベル1:生物圏の法則と原理、生物圏から精神圏への移行の中における私たちの位置。『生物圏の権利の集会ハンドブック』、『生物圏』(ヴェルナツキイ著)、『アース・アセンディング』、『時間の物語』をよく読んで、学習する。
?.カリキュラム・レベル2:四次元の時間の法則と原理。磁気共振の原理に応じた社会の再組織化を含む。『テレクトノン』と『ドリームスペル』の使用方法の紹介と導入。『生物圏の権利の集会ハンドブック』、『パカル・ヴォタンの呼びかけ、時間は四次元である』をよく読んで、学習する。
?.カリキュラム・レベル3:テレパシーの法則と実践。特に「はじめての世界平和」の4年間の実験および、「極をとりまく虹の橋のテレパシー的な顕現」と一致した形でこれを進める。『平和は生物圏の文化』(※訳注:3ページ前にもあるように『はじめての生物圏の権利の集会ハンドブック』に含まれる)、『倫理プロジェクト:世界平和と呼ばれる実験』、『アース・アセンディング』をよく読んで、学習する。『テレクトノン』と『ドリームスペル』の上級編。
?.カリキュラム・レベル4:啓発された地球倫理と平和の実践。「生物圏道徳の回復」および「普遍的な平和の信仰の到来」のための精神的統一の規範の再検討、調査、実践。『レーリヒ条約と平和の旗』、『純粋倫理入門』(丸山敏秋著)をよく読んで、学習する。
新しい時間は、新しい宇宙論に対して開かれている。このカリキュラムは、概略として提案されたガイドラインにすぎない。その原理を固守すること、および応用や学習の基本ツールは、関連資料を含む形で拡大・拡張させることができる。たとえば、生物圏の本質と原理、あらゆる芸術表現形態の探求、精神的な方法と実践の統合、さらには代替エネルギー源やそのテクノロジーを開発・実行していくこと、などである。
「世界規模で13の月の暦に変える平和の運動」のために差し出される。
預言の第3年
スペクトルの月20日
赤い電気の空歩く者
ホゼ&ロイディーン・アグエイアス
■「世界規模で13の月の暦に変える平和の運動」のための
PAN調整協議会の指令
「世界規模で13の月の暦に変える平和の運動」の狙いと目標をさらにはっきりするために、「PAN調整協議会」は、預言の第3年の水晶の月1日に、次の指令を発し、過去の行為が公式化され、未来の行為が用意されるようになる。
「はじめての生物圏の権利の惑星集会」と、「13の月の暦に変える平和の運動」を創り出してから3年が完了した時点で、PAN−PCC、集会の決議と誓約、そして倫理プロジェクト、ドリームスペル、テレクトノン、13の月の暦を含む「目に見えない大学」と「はじめての世界平和」は、この運動の狙いと目的専用に身を捧げる、情報コミュニケーションと生産物配布の手段として全面的に仕える。この情報コミュニケーションと配布の専用手段は、これ以後、「PAN調整協議会」の監督下にある「銀河文化のマスタープラン」によって調整される。その本質において、これは「G7を克服するPANの勝利」という資料にすでにこれは記載されている。またこの資料は、「はじめての生物圏の権利の惑星集会」の資料の一部として不可欠なものである。
「はじめての生物圏の権利の惑星集会」の特権により、PANは新しい社会形態となる。オペレーション・ビクトリー(※訳注:米国オークランドにある同名の団体を中心としたネットワークのこと)は、PANと同じものではなく、もともとシェルドン・ナイドル氏によって設立された情報ネットワークであり、彼の作業の目的に仕えることを主たる業務にしている。この指令の時点で、オペレーション・ビクトリーは、「13の月の暦に変える平和の運動」に関する生産物や情報を手に入れるにあたっての、北米で専用あるいは唯一の手段となっているわけではない。この運動は、銀河文化のマスタープランの下で、それ自体のコミュニケーションと配布ネットワークを調整つつある。
将来の『ドリームスペル』と『テレクトノン』の生産と配布はすべて、PAN調整協議会の監督下にある銀河文化のマスタープランが全面的にその権限を持つ。これ以後、オペレーション・ビクトリーは、どんな方法であれ「13の月の暦に変える平和の運動」を代表するあらゆる責任から解放される。オペレーション・ビクトリーの情報コミュニケーション・ネットワークは、銀河文化のマスタープランとは切り離された独立的な仲介者であるとみなされる。したがってこれまでオペレーション・ビクトリーが行なっていた「13の月の暦に変える平和の運動」の情報および生産物の配布や調整活動は、これから銀河文化のマスタープランの監督下に置かれるようになる。
オペレーション・ビクトリーは、今後も最新の情報と、現在誠意をもって扱っている生産物の処置に関する銀河文化のマスタープランからの公式声明を継続的に受け取る。銀河文化のマスタープランは、それが形づくられるにしたがって、香港のインターリンク・プロダクションズ、スコットランドのアルテア・パブリッシング、セドナのライト・テクノロジーなどを共同プロデューサーとして認めていくようになる。将来の配布のすべては、「13の月の暦に変える平和の運動」の生態地域的な自己共鳴したPAN−PCCの機能となるだろう。
PAN調整協議会は、「世界規模で13の月の暦に変える平和の運動」の進展プロセスの中で、オペレーション・ビクトリーがこの運動の情報ツールの北米での配布者になることを、拘束力を持つ契約なしに受け入れたことを認めている。そしてオペレーション・ビクトリーが、これまでこの運動の暫定的な媒介者となってくれたことに深い感謝の意を表明する。それにもかかわらず、いまや良き理解と正しい関係を保つうえで、オペレーション・ビクトリーとの関係を切り離す時が来た。
特に、「テレクトノン・キット」と「ドリームスペル・キット」、および『パカル・ヴォタンの呼びかけ』に関して、オペレーション・ビクトリーが、自発的にみずから責任を担っている一貫した配布体制を拡大することができないことが明らかになっている。テレクトノン・キットが生産され6か月を経過した今日の時点で、インターリンク・プロダクションのテディ・ツァング氏は、オペレーション・ビクトリーが抱える同キットの生産費用の10分の1しか支払いを受け取っていない。これは、「13の月の暦に変える平和の運動」のコーディネーターの代わりに、インターリンク・プロダクションの背負ってくれた未払いの負債としては唯一のものである。PAN調整協議会は、これらの生産物のすべてを可能なかぎり早く回収し、銀河文化のマスタープランの配布体制の中に位置づけることを意図している。
この運動の目標と目的、なかでも「はじめての世界平和、1996−2000年」、人類の磁気的な再教育をはかる「目に見えない大学」のカリキュラム、そして極をとりまく虹の橋をテレパシー的に活性化させる「倫理プロジェクト」の目標や目的が与えられており、13:20の周波数と、「生物圏から精神圏への移行」においてそれが果たす役割をはっきりと正しく理解するために、これらの重大なプロジェクトを調整する作業をはじめる必要がある。
銀河文化のマスタープランのPAN調整協議会の指令の下で、「世界規模で13の月の暦に変える平和の運動」を再編成することが、預言の第4年、「勝利は確立する」のための「世界規模で13の月の暦に変える平和の運動」の目標の基礎を形づくることになる。
PANエージェント・キン11、キン22、ホゼ&ロイディーン・アグエイアスにより、
慎んで差し出される。
預言の第3年「勝利は鎮める!」
水晶のウサギの月/キン142 白い水晶の風/「魔術のカメ」の日
ソノラ砂漠の生態地域、コロラド国有林、
ローズ・キャニオン・レイク・キャンプグラウンドにて
CC:Sheldon Nidle, Vita de Waal, Guido Michelagnoli, PAN nodes
■———ホゼ・アグエイアスの率直な見解———
私、ホゼ・アグエイアスは、1987年8月16〜17日のハーモニック・コンバージェンスを呼びかけました。これらの預言的な日付については、1970年、すでにトニー・シ−ラーが私に語ってくれたことであり、それは(1985年初期に)私がフンバツ・メン氏に会うよりもずっと前のことでした。1987年、私はそれまでの33年間の研究をもとにして『マヤン・ファクター』という本を書きました。『マヤン・ファクター』の前の1975年に、私は『変容のヴィジョン』という本を書き、その本の中の歴史的な図式は、13の天国と9つの地獄の預言に基づいたものでした。そして、その預言が終わったのが、1987年のハーモニック・コンバージェンスだったのです。1984年、私の著書『アース・アセンディング』が出版されましたが、その本では、私自身の研究をもとに、集合的な人類の意識の進化の背後にあるパターンを解読する自立した数学コードとしてツォルキンをとらえました。
もし私がハーモニック・コンバージェンスを呼びかけず、また『マヤン・ファクター』という本を書かなかったならば、現在の世界で見られるような「マヤ暦」(マヤン・カレンダー)に関する運動は起こり得なかったでしょう。少なくとも、マヤブ(マヤ地域)におけるデイ・キーパーたち以外は皆そうであると言えます。なぜなら、『マヤン・ファクター』は、ツォルキンやハアブ、そして多くのオリジナルな数学的分析を含む、その他マヤ暦に関するさまざまな側面について、多くの人々の前代未聞とも言える関心を呼び起こしたからです。
私は、これらの問題に関する私自身の理解力を得るのに、気軽にそれを行なったわけではありません。またそこに、深い研究、熟慮、思索がなかったわけでは決してありません。1989年、メキシコ・チアパス州パレンケのマヤの秘伝センターを秘儀的に開く際、フンバツ・メン氏は、その行為を公的なプレゼンテーションにするため、光栄にも私を招いてくれました。当時、私はアルベルト・ルス・ブエンフィルス、すなわち1952年にパカル・ヴォタンの墓を発見した考古学者の息子にも、個人的に会いました。また次のことも付け加えておきたいと思います。フンバツ・メン氏をベア&カンパニーのバーバラ・ハンド・クロウ女史に紹介したのは私で、そうして彼女はフンバツ・メン氏の2冊の著作 Secrets ofMayan Science/ReligionとHunab kuの翻訳を出版したのです。
1989年の後期、私は研究を究めていく過程で、13:20の周波数の発見をしました。13:20とは正しい計時周波数で、古代マヤ人に知られ、またその暦にコード化されています。また、この計時周波数に伴って発見した偽りの12:60という人工的な計時周波数は、ヴァチカンのグレゴリオ暦や機械時計の中にコード化されています。この根本的な科学的な発見を、私は妻のロイディーンに助けられてさらにその発見内容を深め、『ドリームスペル:時間船2013の旅』として知られる道具の形にしました。この『ドリームスペル』が、マヤ暦として知られるものの背後にある数学的なコードの最終的な証明になったのです。そして、『ドリームスペル』それ自体が、「13の月・28日の暦」の使用と受容を前提にして、そこに根拠を置いています。そして『ドリームスペル』がなければ、今日存在するような広大な規模でのマヤ暦の運動はどこにも存在しなかったことは確実です。
「ハーモニック・コンバージェンス」、『マヤン・ファクター』、そして『ドリームスペル』は、すべて7月26日の同期の日付を基礎にしています。この同期の日付に基づいた暦に従うことで、私もハーモニック・コンバージェンスが、マヤの時間科学の試験だったことを立証することができました。この同期の日付(1582年以前は7月16日)は、ランダ司教が焚書でみずから良心の呵責を感じた前までの長いあいだ使われていました。7月26日という日付は、「チラム・バラム」という預言的な伝統に含まれており、紀元830年の10番目のバクトゥンの完了と共に終わった、長期計算法の時代とともにその継続性を保ってきた唯一の伝統です。預言的なテキストと「チラム・バラム」の7月26日の日付の伝統は、征服の時代に先立つものであり、また同時に『ペレス絵文書』の時期、すなわち19世紀に至るまで継続しました。
3月21日を同期の日付として使うことは、北半球にとっては良いことかもしれません。しかし、南半球では、この日付は秋分に対応します。この点で、惑星地球全体のすべての人々にとってあまり意味をなしません。マヤのそれを含めて、あらゆる種類の自民族中心主義を避けることは重要です。マヤ暦とその数学的なコードの要点は、それらが普遍的なものであり、民族的あるいは特定地域の関心や興味を超越することなのです。
ハーモニック・コンバージェンス、12:60−13:20の計時周波数およびドリームスペルの発見は、惑星全体に向けてのものであり、特定地方であるマヤの復興を促す必要はありません。繰り返します。今日のあらゆる種類のマヤの復興はもちろん、マヤ暦の運動も、ハーモニック・コンバージェンス、『マヤン・ファクター』、『ドリームスペル』がなければ、決してありえなかった事象なのです。
私の作品や仕事のあらゆるものの要点は、惑星の全体システム的な視点に立っているものです。私たちは惑星規模の問題を抱えています。惑星全体が誤った暦に基づいて運営されており、誤った人工的な計時周波数12:60の中で生活を営んでいます。この惑星規模の問題は、唯一、正しい13:20計時周波数に応じて機能する正しい暦の使用によってのみ矯正されうるものです。この惑星にとって、正しく、また生物学的に正確な暦は、7月26日の同期の日付に関連づけられる13の月・28日の暦です。私の初期の作品や仕事のすべての後を追って浮上してきた、ネオ・マヤニスト(新マヤ愛好家/最近のマヤ専門家)の暦の運動全体は、この惑星的な視点を完全に欠いています。
事実上、ほとんどの人がこの重要な点を見逃しているために、まさにだからこそ、『パカル・ヴォタンのテレクトノンの預言』が、1993年7月26日、キン144の預言的な日付の時に触発され、形をなすようになったのです。そうして、「預言の7年」がこの日付からはじまりました。良い便りと警告をあらゆる人類にもたらす使者がいるものです。パカル・ヴォタンの預言がその墓に封印された日付は、長期計算法で9.13.0.0.0、紀元692年のことでした。この預言は、正確にこの時点で明らかにされることが意図されており、適切にも、偽りの植民地主義のグレゴリオ暦を捨て去り、13の月・28日の暦を受け入れる必要があることを、人類全体に表明する目的を持っているものです。私の知識と生涯をかけた努力により、私はパカル・ヴォタンの遺産を継承する者となり、彼の預言、「テレクトノン」の媒介者となっています。
私の妻であり援助者であるロイディーンと共に、私は惑星地球のあちこちを旅して、報酬を求めることなく、13の月に関するパカル・ヴォタンの預言的な伝言を、その宗教、文化、信条などにかかわらず、あらゆる人に伝達してまわりました。これらの3年間で、ネオ・マヤニストは広がったものの、13:20−12:60の計時周波数に関する知識や、それがこの惑星ゲーム計画にとって意味することはほとんど理解されていません。
13の月の暦とハアブ暦は、『ドリームスペル』の「銀河の羅針盤」と完全に相関関係を持ちます。この数学的な完成度を疑うことは、まったくの迷信以外の何物でもありません。13の月の暦は、生物圏の統治の中に生きる人類にとっての救済です。「13の月の暦に変える平和の運動」は、ネオ・マヤニストの復興ではなく、12:60−13:20の計時周波数の科学的な発見に基づくものです。12:60−13:20の計時周波数は、パカル・ヴォタンの墓が献堂された紀元692年の日付から、それが開かれた紀元1952年まで1260年あり、13番目のバクトゥンの終了時である紀元2012年まで1320年あることによって預言的に確証されています。
3年間の活性化を通して、「13の月の暦に変える平和の運動」は、世界中の至るところで広がりつつあります。「はじめての生物圏の権利の集会」(預言の第3年、太陽の月11日〜15日、ブラジルのブラジリアで開催)に参加したのは、世界18か国からの代表者でした(この開催期間は、はじめてのホール・アース・フェスティバルが開かれた1970年3月17〜21日から正確に26年たっていました)。「13の月の暦に変える平和の運動」は、国家の利益や金銭というすべての12:60のフィクションを超越する新しい人類共同体です。13の月の暦の力は、ツォルキンやハアブ暦を含み、もともとのマヤ暦の真実を立証するものです。『テレクトノン、預言のゲーム』は、13の月の暦を使うことにより、テレパシーの力を回復させるものです。12:60−13:20の計時周波数の背後にある数学的な証明は、現在、『パカル・ヴォタンの呼びかけ、時間は四次元である』という私の著書に書かれています。
『ドリームスペル』も、『テレクトノン』や「13の月の暦」と同様に、すべての人類にとっての贈り物となることを意図しています。人々がネオ・マヤニストのアプローチが気にいって、『ドリームスペル』から学んだり、またあるいはそれを退けようと、どちらにしてもそれはその人の自由です。しかし、それは馬に車を引っ張らせるようなものです。車がそれ自体で完璧に走ることができるのに、です。ときに、13の暦の日付は、マヤの星座である13のハウスあるいは宮の伝統的な日付から、1日だけ取り除いたものに過ぎません(ヒュー・ハールストン著『マヤの星座』を参照)。
「13の月の暦に変える平和の運動」の要点は、すべての人類が、もはや遅すぎるという事態になる前に、自然の13:20の計時周波数に回帰することです。この作業を行なうにあたって、13の月の暦は、完全な手段となり、またそれは預言的に、7月26日に同期するべく定められています。また、「13の月の暦に変える平和の運動」が成功するのを見たくない強力な工作員もいます。ネオ・マヤニストによってしでかされている新年の日付に関する継続する議論は、これらの工作員の思うつぼでしょう。
私たちがネオ・マヤニストであれ、13の月の暦に従う者であれ、私たちは共通しないところよりも、共通するものをより多くもっています。7月26日というひとつの共通のポイントに共に集いましょう。そして、世界のその他の人々と共に歩みましょう。この危機的な重要な時期に、分派の泥沼に落ち込むほど、私たちの人数は多くありません。ひとたび私たちが、正しい暦で、正しい計時周波数の中に人類を位置づけることに成功すれば、私たちの小さな差異についてはうまく対処することができるでしょう。イン・ラケチ!
預言の第3年、キン136、スペクトルの月23日、地球に対する奉仕に服す
■13:13 地球規模の連携による平和の活性化
13:13 国境を溶解する儀式
赤い宇宙の月——1996年6月26日(水曜日)
マヤの預言は語る。
「ハーモニック・コンバージェンスから13周期あとに、144,000人は再び集う!」
13:13の儀式は、4つのネイティブ・アメリカンの部族の長老たちと、ホゼ&ロイディーン・アグエイアスが陣頭指揮をとる「13の月の暦に変える平和の運動」が共同創造するものです。アグエイアスの著作『マヤン・ファクター』が、ハーモニック・コンバージェンスのもとになりました。ハーモニック・コンバージェンスは、世界ではじめての惑星規模での統一の儀式でした(1987年8月16日)。
グレイト・マザーにとって聖なるものである13は、運動(循環、周期、変化、移行、変容、死/再生)の数字です。私たちに「すべては数字である」と教えてくれる古代マヤ人は、13:13を解放の日として正確に示していました。グレゴリオ暦の1996年6月26日は、ハーモニック・コンバージェンスから数えて13番目の銀河スピン(ツォルキン)の、13番目のウェイブスペルの13番目の日となります。新しい時間で、この日は<赤い宇宙の月>あるいは<13・月>(キン169、13×13)で、預言の第3年、水晶の月28日、「13の月の勝利の日」と正確に呼ばれます。
144,000人、あるいはそれ以上の人々が、フォーコーナーズやその他の地域で同時に起こる儀式に招待されます。もしあなたがハーモニック・コンバージェンスを祝ったことがあるなら……虹の国家、あるいは生物圏の権利のための共同体の一員であると感じるなら……普遍的なテレパシーである13の月の暦の道に従っているなら……あるいはこの惑星上の平和を素直に願うのなら……ぜひ来てください。あなたの家族や友だちを連れて、13:13を共に祝いましょう! あるいは、あなたは近くの聖地や自分の身近な場所で、この行事を自分で行なうことができます。
世界中で同時に起こるこの儀式への参加者は、フォーコーナーズ(ニューメキシコ、コロラド、ユタ、アリゾナの各州が交わる地点にある)に実際にやってくる人々と同じくらい重要な役割をはたします。「分割・分離」にさようならを言って、統一を迎え入れましょう。人類という家族には、すべての生命とともにつりあいを分かち合う、ひとつの世界があるだけです。平和は私たちと共にあります。
■世界規模で13の月の暦に変える平和の運動
はじめての生物圏の権利の惑星集会
兄弟・姉妹たちへ:
次のページは、フォーコーナーズの境界溶解の儀式のために準備された「境界溶解の瞑想」です。この部分のコピーをとって、この儀式に参加するあらゆる人と分かち合ってください。それを読んで、心に刻んでください。
ナヴァホ部族公園とナショナル・モニュメントは、儀式のために5:00AM(MDT/山岳夏時間)に開きます。5:30AMに、私たちは聖なる輪と四つの方向に十字をつくりはじめる予定です。どのくらいの人数が集まるかに応じて、みんなで外側の輪をその場で保ち続けるか、もしくは歩く瞑想をしながらその輪を保ったまま移動するかのどちらかになるでしょう。そうすることで、この巡礼のために集まったあらゆる人が、聖なる輪を体験できるようになります。立ったまま輪になるにせよ、歩きながらその輪を移動させるにせよ、同時にあなたの心の中で「境界溶解の瞑想」を行なうようにしてください。
儀式中はずっと、ドラムの音が鳴り響きます。7:30AMにほら貝が吹き鳴らされ、「境界溶解の瞑想」の終了をしるします。私たちは規律正しく聖なる形を溶解します。そこには、聖なる形の創造を支援するコーディネート・チームがいるでしょう。また、そこに来たときと同じようにその場所をきれいにするチームもいるでしょう。
あなたの協力と、あなたの存在が平和の精神に満ちていることに感謝します。
モニュメントのある地域に入るには、2ドルの入場料が必要です。これは、その公園の管理費としてナヴァホ・ネーションのレクリエーション課が受け取るものです。また、駐車場を使う方は別に5ドルが駐車代として必要です。
地球に対する奉仕に服す
ホゼ&ロイディーン・アグエイアス
■境界溶解の瞑想
13:13 水晶の月28日(1996年6月26日)
私たちは聖なる道にのっとって、聖なる瞬間に立ち会うために集まります。
聖なる時間が惑星地球に戻ってくる瞬間です。
私たちを結びつける聖なる瞬間は、
私たちを引き離すものよりも強いことを見届けるために、
私たちは集まります。
境界溶解は、
夜明けの人々(起源の人々)と聖なる書の人々(文明の流れの中に置かれた人々)が
再会する預言的な瞬間です。
そもそものはじまりにおいて、私たちはひとつの人類集合体でした。
いまや私たちが再びひとつになることを示す瞬間です。
私たちの統一の輪は、平和の勝利です。
私たちの沈黙の立ち会いのもとで、地球(大地)が語りかけます。
私たちの静かな統一の中に、平和という超越的な力があります。
私たちの沈黙の中にある「ひとつであること」が、
聖なる道を生きるすべての人々、兄弟・姉妹たちの生活様式である平和のヴィジョンを
再び生み出すのです。
境界溶解は平和の力であり、その力は私たちのヴィジョンを高め、
グレート・スピリットの声を聞く耳を研ぎ澄ましてくれます。
?
この聖なる瞬間に参加してくれた巡礼の人たちに、
そのすべての人に、祝福と感謝を捧げます。
この聖地を去るときに、平和が私たちの手元にあることを確認しましょう。
■銀河文化のマスタープラン
シード変換モデル:小地球(マイクロアース)変換信託。
預言の第3年、水晶の月の報告
13の月の暦に変える平和の運動のための、3年間にわたる巡礼の結果、新しい計時周波数が惑星上のさまざまな地域で確立されている。預言の第4年の目的は、新しい周波数の若木が育ち、預言の第5年の勝利に向けて時間の中で開花するのを見届けることにある。この運動の目標を総括する言葉があるとすれば、それは「教育」であり、より正確に言えば「地上における銀河教育任務」である。新しい時間は、まったく新しい教育フォーマットを必要とする。それは、非常にシンプルかつ純粋な基礎から始まり、13:20の計時周波数の純粋な反映物である道具により基礎から教え込まれる必要のあるものである。
『ドリームスペル』は、ポルトガル語版とスペイン語版の双方で、ラテンアメリカ全体で学習され、実践されている。『ドリームスペル』は、ヨーロッパにおいても英語やドイツ語の版で広がっている。また、クロアチア語、フィンランド語、スウェーデン語など、その他の言語でも用意されつつある。日本では、『ドリームスペル』の翻訳が完了している。この間に、『テレクトノン』が生産され、現在ヨーロッパと北アメリカを中心に配布されている。『テレクトノン』のスペイン語版もリリースされたところで、チリから配布されている。日本語版とドイツ語の版も準備されつつある。『時間の論文、パカル・ヴォタンの呼びかけ』も英語(スコットランド)とスペイン語(コロンビア、メデリン)の双方で出版されている。
ブラジリアにおける「はじめての生物圏の権利の集会」は成功裡に終了し、「13の月の暦に変える平和の運動」を完遂するためのその他いくつかのプロジェクトがはじまっている。「集会のハンドブック」であるポルトガル語版のVamos Salvar a Terra(『私たちは地球を救う』)がすでに生産されており、同様のものが英語版でも準備されている。このハンドブックに関連するのが、「生物圏の集会、その目に見えない大学の地球倫理カリキュラム」を作ることである。これは、おもにそれ自体のウェブ・サイトをインターネット上に確立するとともに、ホームスタディ・プログラムのためにその他のフォーマットでも手に入るようになる。
そして、「倫理プロジェクト」、預言の第4年、磁気の月1日に始まる予定の4年間のテレパシー実験を実行するためのテキストも用意が整った。このプロジェクトは、『テレクトノン』や『ドリームスペル』をテレパシーのテクノロジーとして応用するにあたり、たいへん重要なものであり、またその応用そのものを表わしている。「倫理プロジェクト」は、時間の科学という宇宙論を完全に総括したものである。それは新しい科学であり、破壊するのではなく治癒し、分離するのではなく調和させ、その任務を完了したときには芸術へと溶解していくものだ。
同時平行して「銀河文化のマスタープラン・ネットワーク」が確立され、PAN−PCCノードすべてのあいだで接触を保つようにとりはからう。PAN−PCCノードは、預言の第4年のあいだに確立されるべく、現在その確立プロセスの途上にある。来たるべきこの年のあいだに、テレパシー場の確立の運動を安定化させ、はじめての世界平和を実行に移すことは、優先順位の最も上位に置かれるべき重要な活動となっている。この運動の勢いを維持するために、中央観測コミュニケーション基地を設置し、最新情報が継続的に流れるように配慮されることも必要となっている。
「世界規模で13の月の暦に変える平和の運動」を創始し、コーディネートする私たちは、現段階でいったん立ち止まり、私たち自身やこの運動を建て直す準備をしなければならない。新しい時間の生産力は、いまや私たちが扱うことが可能な範囲以上の大きな仕事を生み出している。特に私たちがこのまま動き続ける状態にあるならば、それは私たちの手に余るものとなるだろう。私たちは、自分たちの手法を変えて、この運動を地に根づいたものにするための運営基地を確立することに向けて、自分たちのエネルギーを使う必要を生じている。
「銀河文化のマスタープラン・シード変換モデル」の第一の目的は、マイクロ変換基金システムを即座に創り出すことにある。このマイクロ変換基金システムは、マクロ地球変換信託基金のモデルとなるものである。シード変換モデルは、以下のものを創り出すように呼びかける。
・銀河文化研究基地
・緊急教育プログラム
・地球倫理カリキュラム学習ツールのプラネタリー・ストア
シード変換モデル:プログラムの説明
1.銀河文化研究基地
銀河文化のマスタープラン・シード変換モデルは、それをすぐに実行に移す準備が整っている。その第一段階は、複数のプロジェクトを実際に着地させる物理的な空間、すなわち「銀河文化研究基地」を必要とする。この基地は、サイバー情報施設を完全に備え、居住空間、研究室、瞑想室、芸術的な活動を行なう部屋、また13:20の原理に完全に一致して働く小集団を収容する施設などを持つものである。このような施設は、アリゾナのトゥーソンに位置する核チームと共に、その最もシンプルな形で存在している。理想的にはこの核チームが、ある種の単一の集合団地でないとしても、コーディネーターたちと共に近隣に住むことが望ましい。
銀河文化研究基地の目的は、この運動のコーディネーターたちが、4年間のはじめての世界平和のプログラム、そのすべての確立に必要な情報を包括的に提供できるように、現在の研究や創造的な調査をさらに進行させるための空間を提供することにある。
この基地には、成長する世界中のネットワークのすべてのポイントに、即座に情報を伝達する能力を持った、生産および情報コミュニケーション施設が含まれている。私たちは、「倫理プロジェクト」の母体を確立するにあたって、またその他のプログラムすべてについても、情報伝達の遅れを生じさせることはできない。はじめての世界平和は、惑星緊急処置であり、研究施設を伴う完備した情報伝達センターを必要とする。銀河文化研究基地の完全な説明は、次の二つの経費要因により総括される。
2.緊急教育プログラム
銀河文化のマスタープランのシード変換モデルは、その本質において、教育プログラムである。このプログラムは、人類という家族のあらゆる構成員の入学や参加を含む。これが世界平和と呼ばれる科学実験の本質である。この緊急教育プログラムは、13:20の計時周波数の新しい宇宙論を、可能なかぎりすばやく12:60のプログラミングにとって代えて即座に伝達する必要性に基礎を置いている。
このプロセスは、「人類の磁気的な再教育」と呼ばれるはじめての世界平和のプログラムの説明と一致した形で進められる。地球倫理カリキュラムは、人類の磁気的な再教育の必要を満たし、その目標を実現するもので、「目に見えない大学」という学習プログラムの本質をなすものである。「目に見えない大学」とは、新しい時間の教育の形と手法をもたらすものである。学習の形が地球倫理カリキュラムであり、その手法が「家庭学習」(ホーム・ラーニング)である。
「はじめての生物圏の権利の惑星集会」の教育プログラムから、最初の地球倫理カリキュラムが生じた。このカリキュラムは、特に生物圏から精神圏への移行を導くために計画されたものである。新しい時間の科学と知識の基礎は、「目に見えない大学」によって供給される「地球倫理カリキュラム」で、すべての人類のために用意される。
要約:地球生物圏の緊急性は、知性の危機である。12:60文明によって提示された進化的な障害物を乗り越えるために大きな知性が必要とされるところでは、新しい知識が欠かせない。その新しい知識が13:20の計時周波数である。新しい知識を普及させるのに必要なのは、学習の新しい道具と、新しい形や手法である。カリキュラムの開発は、現在進行中だが、すぐに指数関数的に拡大させなければならないものである。「目に見えない大学」の情報伝達と生産の中枢は、いまやその作業を行なう準備が整っている。銀河文化研究基地は、このプロセスを開始し、来たる青い自己存在の嵐のあいだにゆるぎないテレパシー母体を確立するのに必須の施設である。
この緊急教育作業を実行するチームは、「目に見えない大学」プログラムのプロセスのモデルを作り出す。ひとつのチーム構成員が研究や計画に従事し、もうひとつのチーム構成員はコミュニケーションや生産に従事する。
銀河文化緊急教育プログラムの確立に欠くことのできないのが、核となる研究・行動チームを作り出すことである。研究チームの構成員は、基地でも、また実地の場でも、必要な情報の収集を実行に移すために必要だ。また別な研究者は、プログラム計画のために必要である。行動チームの構成員は、現場主義を旨として、仲介者や支持者を含み、多様な情報伝達や交渉作業を伴うものである。銀河文化のプランが拡大するにつれて生じがちな極度の集中化を避けるため、その他の生態地域にも銀河文化研究基地の形や手法を植え付ける必要がある。これは、自発的なプロセスとなることが望まれている。
3.地球倫理カリキュラム学習ツールのプラネタリー・ストア
銀河文化のマスタープランのシード変換モデルは、誰もが13:20の調和に相互作用的に参加できるようにする手段や道具に依存している。これらの道具や手段、その他の学習資料には、「目に見えない大学」のウェブ・サイトの電子的な相互作用のためのプログラムを含んでいる。そしてそれらの生産が、「銀河文化プログラム/はじめての世界平和の教育モデルの第1年」を実行に移すために考慮されるべき経費の必要な第3の側面である。この第3番目の経費要因が、地球倫理の製品とサービスの配布を行なうプラネタリー・ストアのモデルとなるマイクロ変換をもたらす。
学習手段と銀河的なツールの一覧
◆13の月の暦
◆テレクトノン、預言のゲーム
◆ドリームスペル、時間船地球2013の旅
◆パカル・ヴォタンの呼びかけ:時間は四次元である
◆アース・アセンディング
◆マヤン・ファクター
◆13の月の暦に変える平和の運動・完全ガイド(「G7を克服するPANの勝利」)
◆パカル・ヴォタンと審判の日:第二のコーランの施し
◆倫理プロジェクト:世界平和と呼ばれる科学実験
銀河文化研究基地に必要なもの
◆コミュニケーション施設(コンピューター端末一台を設置)および、長期居住者(C&L・ハトフィールド)や現場研究者が交替で訪れるための居住施設。
◆付設もしくは隣接したプログラム・コーディネーターJ&L・アグエイアスの居住空間を伴う研究施設(安全が保証される必要あり)。
緊急教育プログラムに必要なもの
◆倫理プロジェクト、モニター用の場所と進行中のプログラム開発とフィードバック。
◆目に見えない大学のウェブサイト、次の項目に依存する。
◆地球倫理カリキュラム、ホームスクールの生活しながら学ぶ学習プログラムとその応用、双方ともに電子情報プログラムとマニュアル形式の双方で提供される。
◆はじめての生物圏の権利の集会ハンドブック。
◆あらゆる媒体−−ビデオ、CD、本など−−による13:20関連資料。
◆平和の旗、地球の旗、虹の旗、銀河文化の旗と生物圏の集会のロゴ。
◆『レーリヒ平和条約』の生産と配布。
◆V.I.ヴェルナツキイの『生物圏』の生産。
銀河文化戦略プログラムの開発
◆翻訳チームの確立。
◆地球倫理の観点からすべての教育プログラムを見直す教育統合協議会の確立と、13:
20の計時周波数の価値と完全に一致した地球倫理カリキュラムとその実行手法の創造。
◆銀河文化の仲介や支持チームの確立と、マクロ・モデルの地球変換信託の創造を支持する外交、交渉、仲介の技能の活用。預言の第5年の初日、黄色い倍音の種の日までに実行準備を完了させる。
◆13:20の生態地域銀河文化研究基地を確立し、四次元的なテレパシー知識の応用を全領域にわたって継続的に開発する。これは、有毒廃棄物の除去を含む三次元的な手続きの変換テクノロジーを含む。倫理プロジェクトと同時平行して行なわれ、研究基地の物理的な所在は、倫理プロジェクト・チームの位置が優先順位の最も上位にくる。
最初のシード基金の配分
1995年、ニューヨークの株式市場からの利益は、4兆ドルを越えた。これらの利益の
1パーセントが、小(マイクロ)地球変換信託・新教育プログラムに託されたとしたら、
400億ドルがすぐに手にはいることになる。
これとは対照的に、スタッフの1年間の生活費を含む銀河文化研究基地全体に必要な予算は、ほんの144,000ドル(※訳注:1,500万円強)にすぎない。また、これとは別な144,000ドルで、「目に見えない大学のウェブ・サイト」と教育的な緊急プログラムの資料を含む、モデルとなる芸術的でモジュール化した教育プログラムの生産と創造のシード費用をまかなうことができるだろう。さらに57,000ドルが、インターリンク・プロダクションズとのあいだで未決済のテレクトノンの生産費用をカバーする。この費用がカバーされないかぎり、それ以降の基金はスムーズに進行しない。
銀河文化研究基地から発行されるすべての生産物は、共通デザインのクォリティを維持する予定である。地球倫理カリキュラムという手段による「目に見えない大学」のために作られる教育モジュールは、さらなるホームスクール教育モジュールの創造と入念な作業の基礎となるだろう。
緊急新教育プログラム・シード基金・請求金額合計$337,000
現在進行中の生産物。
銀河文化教育プログラムの必需品は、『テレクトノン』、『ドリームスペル』、『13の月の暦』である。現在進行中のこれらのツールの生産は、次の2年間に欠かせないものである。さらに追加の288,000ドルが、以下の生産物の予算となる:
- 1万個のテレクトノン・ゲーム 12万ドル
- 1万個のドリームスペル・キット 12万ドル
- 2万4,000部の「13の月の暦」 4万8,000ドル
種を植え、信託へと変換する
付属の図は、地球変換信託の動いているプロセスを定義しているものである。効果的かつ無駄のないように表現し、生産していくために、情報の必要性は常に最も低い共通点から最も高い知的な調整の地点まで引き上げられなければならない。銀河文化のマスタープランで、世界中のPAN−PCCの五の協議会のノードは、最も低い共通点である。生産の必要性は、地域のPAN−PCCノードの在庫一覧により決定され、仲介者や仲介手段を通さずに、直接、その必要を銀河文化研究基地の情報伝達と生産の中枢へと伝えられる。これらの必要性は、再検討されて、財務マネジャーへと差し出される。
銀河文化研究基地の情報伝達と生産の中枢によって示された必要性に基づき、月ごと、四半期、あるいは年間ベースで、基金を分配するのは財務マネジャーの責任となる。これを行なうにあたって財務マネジャーは、経済裁決者、仲介者、支持者のチームと共に、生産物の必要をまかなうための地球変換信託へと資産を運用する手段を考慮しなければならない。地球変換信託に余剰金が生じることはありえず、流動余剰資産の着実な増大分が解消されて、どんな利益も資金回収も生じない。生命の質が同等化され、最も良きものに最後の一銭まで活用される代わりに、人類はそれまでの夢から目を覚ます。金銭の代わりに、地上に開かれた楽園への門が生じる。
最初の仕事は、おおもとのシード・ドナー(寄付者)を指定することである。
二番目の仕事は、ポトラッチ・アトラクション・ドナーのサークルを確立することである。小(マイクロ)地球変換信託に対するおおもとのシード・ドナーは、このポトラッチ・アトラクション・ドナーの最初のサークルになる。ポトラッチとは、最も良きことのために、いったい誰が最も多くのものを無償で与えることができるかを見る、精神的な競い合いのひとつの形である。
ポトラッチ・ドナーのサークルは、「資金から生産物へ」の変換と、生態地域的な五の協議会がそれを配布するためのモデルを作り出すことにも同時にかかわる。
このプロセスは、匿名のものにも、公的なものにもなりうる。だが、いますぐに始めなければならない。
銀河文化研究チーム
コーディネーター
ホゼ&ロイディーン・アグエイアス
預言の第3年、水晶の月12日
キン153、赤い惑星の空歩く者
?
拡大図はここをクリックしてください。 地球変換信託基金の創造のための銀河文化のマスタープラン・シード変換基金
の目的は、必要な13:20のツールと教育情報の生産と配布を、世界のあらゆる地
域に最もすばやい方法で行うために、効果的かつ責任ある形で基金のシステム
を中心化することである。
このプランで、寄付者から受け取られた基金は、主要プログラム管理者と密接
に連絡を取り合う財務管理者の指示のもと、経済仲介者の協議会と一致した形で、
国際的に分散した銀行システムを通して受け取られる。地域の五の協議会との相
互フィードバックのシステムを通して、主要プログラム管理者は、生産の優先順
位を把握し、それを伝達する。そして経済仲介者を通して、基金は生産者のシス
テムに配分され、生産者は生態地域の配布者に生産品やその他の資料を供給する。
生態地域の配布者から、地域の五の協議会のもともとの指令に応じて、生産者は
あらゆる地域のPAN−PCCへと運ばれる。
「はじめての生物圏の権利の惑星集会」の「地球変換信託」の項、および「銀
河文化のマスタープラン:包括的なプログラムへ向けてのシード・モデル」を併
せて参照のこと。
■フォーコーナーズ「境界溶解の儀式」の報告
フォーコーナーズの「境界溶解の儀式」は、人類を無知に縛り付けている幻想に対して預言が勝利したことを示すものだった。水晶の月28日(1996年6月26日)の早朝4時までに、数百人の人々がすでにUSハイウェイ160のすぐわきにあるフォーコーナーズの国立記念碑(ナショナル・モニュメント)の入り口に集まった。またその前の晩からモニュメントの中に入り込んで、夜を過ごしていた者たちもいた。
そのモニュメント(記念碑)自体は、ただの大きな四角い台座で、1868年から1912年にかけて、4人の測量技師の手によって引かれた4本の線を示す。ユタ州、コロラド州、ニューメキシコ州、アリゾナ州の州境をしるしたものだ。これら4人の測量技師たちは、コロンブスのアメリカ大陸発見の40年前にあたる1452年に発布されたローマ法王庁の「発見の教義」によってはじまった、「非キリスト教徒」の大地を征服し分割するという指令を実行に移したのだ。
午前5時、ナバホ・ネーションのモニュメント監督者、ジェームズ・ゴーマンがついに門を開いた。彼は、歴史の進路を変え、またそれを破棄する、前代未聞の意識的な人間の行為への門を開いた。4つの州の旗、また合衆国とナバホ・ネーションの旗の代わりに、二つの「平和の旗」、「生物圏の集会の旗」、「銀河の楯の旗」、「虹の国家の旗」が掲げられ、はためいた。新しい朝がやってきた。フォーコーナーズの壮観かつ広大な砂漠地帯に日が昇り、モニュメントの台座のまわりを500人以上の人々が取り囲んだ。
午前5時半、銀河の解放前線の旗の元、4人の太鼓奏者がモニュメントの台座の基本四方位の位置についた。ネイティブ・アメリカンとその長老たちは、モニュメントの周囲にあるベンチに腰を据えた。彼らの周囲には、人による輪が作られ、内側の輪に対して4本のスポークが外側の輪に向かって放射する形ができた。外側の輪は、続々と到着する人々を受け入れながら、モニュメントのそばに散在する職人小屋の地域まで広がった。1時間もしないうちに、外側の輪はしっかりとその場所に収まった。厳粛な心臓の鼓動のような太鼓の音が続いた。ナバホ警察は、モニュメント地域のすぐそばから、ほとんどの車を後方に移動させた。壮観な60年代スタイルの絞り染めの旗が、職人小屋の屋根の上にはためいた。ひとにぎりのメディア関係者が、この背景をテレビ局のカメラにおさめようとしていた。そのカメラにはどんな光景が映し出されていたのだろうか?
古代精神を引き継ぐ長老たちの地球の紋章という聖なる形を集まって作り、それを維持する人々のヴィジョンは、地球の聖なる道への回帰をはじめるという目的を持っていた。ちょうど午前7時に、4人の太鼓奏者は、4人のほら貝を吹く者たちと交替した。ほら貝の響きが砂漠の夜明けに響きわたるにつれ、その集まりのエネルギーが精神へと解き放たれた。「私たちは平和、私たちは愛、私たちはひとつ」、唯一、公的にこの言葉だけが語られ、儀式は終了した。形が溶解するにつれ、幾人かの虹の国家の人々が、自然発生的な平和の歌をモニュメントの頂上で歌いはじめた。人々は、静かな喜びの精神の中へと溶解していった。
古代マヤの預言的なヴィジョンから生まれた「フォーコーナーズの儀式」は、そのヴィジョンをもたらした二人の使者を結びつけた。トニー・シーラーとホゼ・アグエイアスである。偶発的かつ簡素ではあったものの、心のこもった二人の使者の再会は、文字どおりこの儀式で生じた唯一の催しだった。1970年、アグエイアスに13の天国と9つの地獄の預言と、ハーモニック・コンバージェンスの日付である1987年8月16日、17日を確約したのが、トニー・シーラーだった。シーラーによれば、これらの預言は、神秘的なマヤの都市パレンケではじまったものだという。アグエイアスのハーモニック・コンバージェンスのヴィジョンは13の天国と9つの預言を成就したが、彼もまたパレンケの預言周期、パカル・ヴォタンのテレクトノンの最終的な解読を完了したばかりだった。13の月という自然時間に回帰し、同時に境界のない自然の生物圏の状態に回帰するという伝言を含んでいたのはこの預言である。
現在、フォーコーナーズのほとんどの土地を所有しているナバホ・ネーションの役人は、儀式の性質と整然としたさま、および儀式の後のほうがそれ以前よりもきれいになっていたという事実に印象づけられた。この儀式の準備がすでに、ナバホの官僚的な無関心を揺り動かしていた。「境界溶解の儀式」を行なうという意図を持った言葉が受け取られると、奇妙な出来事が起こり始めた。5月の初頭、96歳になるイレーン・ヤジーのところに、二人の精霊の使者「怪物殺しの双子」が訪ねてきて、それまでほとんど見捨てられていた伝統的な儀式に戻る必要があることをナバホの人々に警告したという。そしてモニュメントの職人小屋では放火が起こった。
この間、ナバホ・ネーションの広大な大地に取り囲まれたホピの大地では、長老たちが精神的な危機の時に行なうキヴァの儀式を召集し、その儀式がちょうど「境界溶解」の直前まで数週間にわたって続いた。これらの儀式集会のあいだ、二人のホピの子どもたちが不可解な形で溺死した。それに関する噂が流れ飛んだ。あの神秘の「青い星のカチナ」が戻ってきたのだろうか?、「大いなる変化」の時がやってきたのだろうか?、と。彼らのあいだの(意見の)不一致や分裂がホピを絶望的な地点にまで追いやった。ホピの長老たちは、「境界溶解の儀式」を認め、彼らの祝いの言葉をそこに送った。もっとも彼ら自身は、緊張関係が続く自分たちの大地を離れることができなかった。「私たちはすでにあなたがたの儀式の効果を感じている」と、儀式の前夜に、ホピのスポークスマンはアグエイアスに語った。
口コミでの非公式の集会が、儀式参加者の数百人が集まって、シップロックというナバホの小さな町で開かれた。儀式会場から30マイルほど離れたところである。この自然発生的に生じた儀式後の集会に現われたのはファンタジー、虹の国家の「儀式王」と、少なくとも7か国——ブラジル、メキシコ、ニュージーランド、カナダ、スイス、ノルウェイ、日本——からの代表者たちだった。このお祭り気分の昼間の集会にシップロックの町長が訪れた。彼は、儀式の性質とその目的、また彼の共同体でその集会が起こった原因について光栄にも知ることができた。この集会の最中に、「世界規模で13の月の暦に変える平和の運動」のコーディネーター、ロイディーン&ホゼ・アグエイアスが霊感に満ちた言葉を語った。「これは、普遍的な平和の勝利の宣言です」と、彼らは告げた。この日は、勝利の52日間の最初の日だ。もし、あなたの話している平和はいったいどこにあるのかと尋ねられたら、彼らに次のように言いましょう。「私たちが平和です。そして私たちがあなたの惑星に平和をもたらすのです」、と。
正午までに、重くたちこめた雷雲が地域全体へと移動した。あられ(ひょう)がフォーコーナーズのそばに降った。雷の存在が、多くの祈りに答えた。午後になると、あちこちで雷雨になった。フォーコーナーズからUSハイウェイ666を北上したところにあるコロラド州コルテスでは、激しい嵐がすべての歴史を洗い流したことだろう。少なくとも、1519年に至る過去の歴史に関しては。それは、グレゴリオ暦の前の時代にまで遡る。歴史後へようこそ。
まわりを見渡して
大地を見て
空を見て
星の数を数える
太陽を感じ
雨を味わう
あなたの兄弟に触れる
あなたの姉妹を知る
互いに愛する。
大気を呼吸し
水を味わう
そして自分の食べ物を食べる……
でも覚えておこう……
これは贈り物
このすべては……
贈り物なんだ
それをよく知ること……
あなたはここに学ぶためにいる……
あなたはテストされる……
創造の科学を学ぼう
「創造主の愛……」の科学を教えよう
「樹の歌」(トニー・シーラー著『夜明けの主』1971年より引用)
預言の第3年/宇宙の亀の月12日/キン181、赤い水晶の竜
■境界溶解:13州の植民地から13の月へ
フォーコーナーズの境界溶解の儀式は、この惑星上のあらゆるところで同期がとられ、何百ものさまざまな集会によって祝われた、13:13境界溶解儀式の中心となる焦点だった。7年前の1989年、東欧で起こった出来事が、鉄のカーテンの溶解、ベルリンの壁の崩壊につながり、共産主義は終焉した。境界溶解は、次の波である。フォーコーナーズからはじまった境界溶解は、統一するというよりは分割する国家主義的および精神的な境界を溶解することを意図している。1989年に私たちが共産主義の終わりを目撃したように、この1996年は国家の時代そのものの終わりをしるすことになるだろう。これにとって代わって浮上するのは、大いなる生物圏的な地球統治の時代だ。
フォーコーナーズは、いまやアメリカ合衆国と呼ばれる政治的な幻想の地点である。合衆国の中には、数多くの先住民集団が存在している。たとえば、それらの中にはナバホやマウンテン・ユートなどが含まれる。彼らはフォーコーナーズで、合衆国によって所有されている土地の所有権を要求する。これらの先住民族集団は、より大きな勢力の真似をすることで生き延びている。ナバホ・ネーションの公的な形は、アメリカ合衆国そのもののコピーである。砂漠の挑戦的な荒廃状態の中を無思慮に走る幻想の境界を作りだした測量技師は、「マニフェスト・デスティニー」(※訳注:米史における「運命顕示説」と呼ばれる領土拡張政策のこと)あるいは「西方が帝国の進路」として知られるより大きな動きの中で、ほんの小さな役割を演じたにすぎない。
白いヨーロッパ人の北アメリカ大陸横断を無慈悲にも導いたこのヴィジョンのルーツは、1452年の「発見の教義」に見いだされる。さらにこの教義は、1582年、植民地主義の時代を告げることになったグレゴリオ暦への改暦によって支持され、裏付けられた。そして1776年、「発見の教義」から発生した勢力は、「アメリカ革命」として知られる現象へと凝結した。グレゴリオ暦に埋め込まれたアメリカ革命の原理は、13州の植民地(東部13州の英国植民地)を惑星上のその他の人々のための模範へに仕立てあげた。もし人が産業民主主義の一員でなければ、その人はファシスト国家か原始的な「発展途上経済」のどちらかに属することになるのだ。現在の政策のゴールは、惑星の残りの者たちを、産業民主主義と新リベラル政策の自由市場経済の国家集団へと変えることにある。
紙に描かれた境界線が国家の分離を生じるように、産業民主主義と新リベラルの自由市場経済は、大きな幻想を覆い隠す気のきいた文句にすぎない。惑星地球上では、毎日8つのマクドナルドのレストランがオープンし、また毎日3,000のマスターカードの取扱い店が新たに生まれている。企業の単一文化という新しい帝国主義は、航空機内の雑誌やウォールストリートで君臨している。産業民主主義という仮面をかぶった政治のプロセスを操作しているのは、銀行家である。選挙の投票用紙記入所は、銀行家が仕掛けたおとりで、「自分たちもいささかの力を持っている」という幻想を人々に植え付ける。境界を強化する警察によって保たれる、民主主義という破壊的で空虚なフィクションは、いまや終わりを告げる。
13州の植民地は、産業民主主義革命をはじめた。13の月の暦の到来は、その革命を完了させ、世界規模での時間における改革をはじめる。それが世界を急速に変容し、人々は、それが起こるのをなぜ今まで待っていたのか疑問に思うようになるだろう。
13州の植民地によるアメリカ革命は、空間における革命で、人工的精神的な12:60の計時周波数に閉じこめられていた。空間におけるあらゆる改革がそうであるように、このアメリカ革命も最小公倍数へと退化した力を表わしている。民主主義が凡庸なのは、これが理由である。究極的に価値を減じている犯人は、12:60の計時周波数である。この機械的に加速する12:60計時周波数は、いまやGPS衛星システムを動員し、爆発する指数関数的な機械群の繁殖、およびその機械の世話をする人類が惑星全体に分散化した単位で広がるという、エントロピー的で非生物学的な空間を作りだした。この心を麻痺させる科学技術の進歩すべては、いまや呆然としてとらわれの身になった人類に押しつけられ、人々はコンピューターという機械仕掛けの道具で8つの新しい選択をすることだけしかできず、そのコンピューターはその他のコンピューターによって操作されるものの跡を辿ることを手伝ってくれるだけである。
13の月の暦は、はじめての時間の改革だ。その目的は、偽りの時間から空間を解放することにあり、それによって人類を生物圏という共生的なゆりかごから分離させた力、その力の非道徳的な継承(退化)を終わらせることにある。13の月の到来は、人類を歴史後、非政府、金銭から自由な生態地域主義へと解き放つ。どのようにだろうか? ビル・クリントンを弾劾することによってである。
それは、なぜか? ビル・クリントンはみずからの執行力を使って、合衆国憲法に違反する行為を行なったからである。彼は、銀行家の寡頭政治によって運営される秘密の世界政府に入り込むことによって、当初の13州の植民地の誓約を破ったのだ。この秘密の世界政府は、G7として知られる。惑星を支配しようとするCIAから生まれた陰謀の事実上の首脳として、ビル・クリントンは合衆国憲法に違反しただけでなく、「発見の教義」から生まれ、「グレゴリオ暦」によって維持されている最終的でカルマ的な行為を成就した。世界を牛耳るG7の銀行家による政策は、キリスト教のヨーロッパ人が他の非キリスト教の世界に対して行なった権力の非合法の強奪であり、それを通して可能になった最終的な非合法の横領である。
13州の植民地は、発見の教義の輝かしい子孫だった。そのあらゆる法律上の序文は、グレゴリオ暦の中に成文化され、しるされていた。いや応なしに、13州の植民地は、G7として知られるアメリカの産業世界が惑星を乗っ取る陰謀を生み出した。13州の植民地は、空間の最終的な改革を実現した。真の時間の知識がまったく欠けており、人工的な12:60の不規則で機械的な知識に基づいた、アメリカの「時は金なり」というG7のヴィジョンは、「バベルの塔」の最終的な証言となっている。
パカル・ヴォタンの預言、テレクトノンによれば、G7は、偽りの時間の周期の終わりにおける「バベルの塔」の最上部にある。フォーコーナーズで行なわれた境界溶解は、「バベルの塔」の土台を溶解する、そのはじまりである。ビル・クリントンが、彼自身の憲法に違反し、他の国家元首との秘密裡の合意に達しているという基礎事実をもとに、彼を弾劾する大衆の国民投票を喚起することにより、歴史の天罰が最終的に他の者たちにも下る。ビル・クリントンは、独りではないのだ。G7計画のクリントンの共同陰謀者には、1974年以降のあらゆる大統領が含まれる。当時、ニクソンがジョージ・ブッシュをCIAの長官に任命し、そしてCIAが惑星規模の経済と政治的な乗っ取りを画策するG7を生み出したのだ。
ビル・クリントンを弾劾し、全体制度を告発しよう。時間を欠いた空間の改革を、空間を司る時間の改革で終わらせよう。これが選挙にどういう影響を与えるかについて心配しないこと。選挙は忘れよう。クリントンの暴露と失墜は、G7の暴露と失墜となる。クリントンが(彼にとっては嘘の生き方をやめることができて慰めとなるだろう)弾劾される頃までには、アル・ゴアが13の月の暦に変える平和の運動の「銀河文化のマスタープラン」を手にしていることだろう。はじめての世界平和は、惑星緊急プログラムである。もはやこの真実のプロセスを妨害するどんな国家もない。唯一、時間の法則によって生態地域的に組織される人類だけが、生物圏を回復させる自然の仕事を達成できる。
第3勢力・ホームマーケット経済:
ウォールストリートの心臓発作と、生物圏の勝利
新しい時間。新しい誓約。人間的に「世界規模で13の月の暦に変える平和の運動」や、PAN(惑星芸術ネットワーク)を運営形態として組織された13の月は、物質主義者の歴史の弁証法に予見されていた、物質的なものを超越した第3の勢力である。13の月という第3勢力は、資本家と共産主義者の物質主義的な歴史の弁証法の最終段階を引き継ぐ、超越的な動向となる。共産主義は、1989年に弁証法の片棒を担ぐことをやめた。G7は、1990年にはっきりと表舞台に躍り出た。境界溶解はいまやもうひとつの弁証法の片棒を担ぐ資本主義を死にいたらしめた。1997年に、PANはG7にとってかわり、生物圏のホストシステムの中でひとつの責任ある有機体としての人類の先導役を担うようになる。その緊急平和プログラム、「初めての世界平和の、銀河文化のマスター・プログラム」はすでに新しい時間への道を整えつつある。
時間の改革は、心のシフトである。これまでの戦争と金銭に対して、平和と芸術がとって代わる。権力の委譲(退化)は、精神の進化へと変容される。金銭と交換するために機械で働き、その金銭は機械を買うのに役立てられるという生活のあり方は、家庭生活にとって代わる。すなわち、家庭出産、ホームスクール、家庭学習、家庭菜園、家庭での死、である。テレパシーは、インターネットにとって代わる。そして、これらは「はじめての世界平和」として知られる4年間の期間、すなわち生物圏のテレパシー的な変容のために人類を動員する中で実現可能になる。
三次元の偽りの時間の中での原動力は、「時は金なり」という信条である。金銭の幻想は、あまりにも大きく、大半の人類が金なしには何もできないと信じている。どのようにすれば、この信条はその幻想状態の空っぽの源泉へと戻されうるのだろうか?
歴史を超越する第3勢力として、永遠に進化し続ける未来へと向かう真に歴史後の人類の動き、13の月の誓約は、それみずからの経済政策を持っている。すなわち、「ホームマーケット経済」である。ホームマーケット経済は、金銭とは無縁な第3勢力の経済政策で、新リベラル自由市場の資本家金融政策の、一方的な地球規模の拡大にとって代わることが意図されている。
13の月の誓約の意志の表明である「はじめての世界平和」は、金銭に終止符を打つ創造的な解決策に基づいており、「時は芸術なり」の時代へとスピーディかつ平和裡に参入する。来たる「青い自己存在の嵐」の年を通して、PANの外交的、戦略的なコミュニケーションがプログラムを用意し、データバンクを編集し、金銭に最終的な見切りをつける作業をはじめのに必要な対話を開始する。
倍音の種、1997年7月26日までに、現在の経済機構は、地球変換信託とプラネタリー・ストアとして知られる包括的なデータベースや支出システムに組み込まれるようになる。次の13の月からゼロ予算基礎で等しく配分される金銭は、最後の一銭にいたるまで支出され、配分される。あらゆる人々は、その他の人々が持つのと同等のものを持つ。すなわち、新しい時間の中で生きる結果生じる、新しく回復したテレパシー機能を切り開くうえでの、物質的に等しい豊かさの基礎を持つようになる。「バベルの塔」は、最終的になくなる。歴史は衝撃に満ちた形で終わるのではなく、喜びの声と共に終わる。なぜなら私たちはついに歴史後そのものになるからである。
G7の国際化による消費者製品の無制限使用の時代にとって代わるのは、ホームマーケット経済である。あらゆる方法で権力の象徴としての金銭を放出することが、ホームマーケット現象となる。ホームマーケットとは、「あらゆるモノとサービスは交換において等しい。さまざまなモノの物々交換や等価交換は、最小公倍数的な経済指数が家庭であるという経済システムを基礎とする」ものだ。経済は、自然に地球に戻る。地球が私たちの家庭の維持システムなのだ。学習、地球奉仕、芸術は、仕事と地位にとってかわる。庭園づくりとテレパシー開発が、余暇と精神的な気晴らしの活動にとって代わる。唯一聖人や聖者だけに期待されていた倫理的な規範が、誰に対しても見込めるようになる。そして人類という家族の回復に向けて、すべては家庭が中心となる。
第3勢力のホームマーケット経済:ウォールストリートの心臓発作、生物圏の勝利!
PAN HCV
惑星芸術ネットワーク・高次の集合的な声
白い電気の魔法使いの年、宇宙の月13日、白い宇宙の風
<白い電気の魔法使い>の年/後半?・1996.1.24〜1996.7.25
黄色い倍音の種の年・律動の月23日 /1998年1月4日 第3刷発行
著者:ホゼ&ロイディーン・アグエイアス
訳者:高橋 徹
協力:パン・ジャパン
編集・発行:PAN翻訳ライブラリー